わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

友ケ島

2019-05-31 22:16:52 | Weblog

  

       友ケ島の海岸に立ちとびきりの青の世界に友と染まりぬ

       仲間らとごろごろ石の坂道を第三砲台めざして登る

       喘ぎつつ登る道辺にこの島の特産なるや黄の花揺るる

 ついに今回の目的地友ケ島に一歩を踏み入れました。島の海岸から見る空と海はとびきりの青の世界で、異国に来たような気持ちになりました。ここには5つの砲台がありますが、私たちの脚では全部をめぐることは到底叶わないので、規模も大きく保存もよい第3砲台をめざして山道を登りました。ごろごろ石の急な坂道で喘ぎながら登りました。その道辺にこの地の特産なのか見たことも無い黄色い小さな花が咲いていました。

 

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友が島汽船

2019-05-30 21:40:03 | Weblog

  

      青き海に真白く浮かぶ「友が島汽船」に乗り込む快晴の朝

      天を突く赤灯台が白波を蹴立てて進む船窓に見ゆ

      船窓に見え来る島は神島か岩肌みせて重く鎮もる

 二日目いよいよ今回のシベリア会のメインである友が島に向いました。加太港9:00発の19トンの白い船「友ケ島汽船」は白い波をたてて進みました。船の窓から見えるのは、快晴の真っ青い空に真っ青い海、船の蹴立てる白い波・・・まさに青と白の世界でした。すぐ左手に赤灯台を見えて来ました。しばらく走ると小さな島がすぐ近くに見えてきました。おそらく神島ではないかと思いました。そしてついに友が島へ上陸です。

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湯浴み

2019-05-29 22:02:02 | Weblog

  

       星見つつ湯浴みしをれば天空を点滅しつつ飛行機のゆく

       目覚むれば眼下に青く海光り朝日を受けて白き船ゆく

       西空に下弦の月の残る朝友と湯浴みす海眺めつつ

 この宿のすばらしさは何と言っても窓から見える風景と露天風呂です。でも入浴は遅くなってしまったので、暗闇の中に光る街の灯や星などを見ながら入浴していると、頭上を飛行機が二回も点滅しながら飛んでいきました。朝になって窓を開けると、紀淡海峡が眼下に広がり、白い船が朝日に美しく光っていました。是非にと思い午前6時に眠い目をこすりながら朝湯をしました。予想以上に素晴らしいひと時でした。

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紀州加太休暇村

2019-05-28 22:15:45 | Weblog

   

         鯛づくしの馳走食みつつ仲間らと休暇村にて亡き父偲ぶ

 その夜は紀州加太休暇村に宿泊しました。高台に海を見下ろして建つこの休暇村は見晴らしもよく、設備も整ったすばらしい旅館でした。鯛の産地だけあって鯛尽くしの美味しい料理をいただきながら久々に会ったシベリア会の仲間たちと思い出話をしながら、それぞれに亡き父を偲びました。またその中に再度ロシアを訪れた人がいて、新しい写真をいただいたり、新しい情報などを得ることが出来ました。

 

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ゴールデンカップ

2019-05-28 21:00:26 | Weblog

  

     阿弥陀寺の数多の墓に珍しき緑の花が手向けられをり

     花屋にて緑の花の名を知りぬオーストラリア産「ゴールデンカップ」

 阿弥陀寺に入るとすぐに沢山のお墓が目に飛び込んできました。どれも立派なお墓でそこにはシキミではなく見たことも無い緑の花のような植物が手向けられていました。その後、通りを歩いていると花屋さんがあり、そこに先ほど見た珍しい花を売っていました。訊いてみるとこの花の名は「ゴールデンカップ」と呼ばれオーストラリア産であると知りました。かなり高価ですが、日持ちがよくて一年くらい持つと聞いてびっくりしました。

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紀淡海峡

2019-05-27 21:15:27 | Weblog

 

       修験者の苦を偲びつつ息切らせ行者堂への階段のぼる

       行者堂へ着けば悟りを得しごとく眼下に紀淡海峡ひかる

 この行者堂は修験者(山にこもって厳しい修行をすることにより悟りを得る人)の開祖とされる役小角(えんのおづぬ)が修験したとされています。それだけに急な坂道を何度も曲がりながら上り、さらに長い階段を上りきったところにありました。まさに修行みたいだったので、着いたとたん眼下に広がる紀淡海峡の美しさに思わす声を上げました。明日行く予定の友が島も見えて、悟りを得たような気分で海をながめました。

 

 

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寺めぐり

2019-05-26 21:10:22 | Weblog

   

       老四人歩いて休みまた歩きふらふらしつつする寺めぐり

       寺めぐり脚つるわれに自らの湿布剥がして貼りくるる君

 名物の海鮮丼を食べた後、元気が出たので歩いて寺巡りをしながら駅へもどりました。大師堂、行者堂、阿弥陀寺、春日大社と巡りましたが、なにしろ75,76,77,78歳の4人なので大変です。歩いては休みふらふらしながらやっと2キロを歩き切りました。終わりのころ、私の脚がつって歩けなくなってしまいましたが、自分の両脚に貼っていた湿布を剥がして私の脚に貼ってくれる優しい仲間もいて、笑いながらの寺めぐりでした。

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淡島神社

2019-05-25 21:45:35 | Weblog

  

       はつ夏の光に朱塗りの本殿が若葉に映ゆる淡島神社

       幾万の奉納されし人形に神社は埋み妖気ただよふ

 昼前に加太に着いたので、まず仲間たちとタクシーで淡島神社へ行きました。朱色の美しい神社でしたが、流し雛と人形供養で有名な神社とあって、何万体と思われる奉納された人形が寺の中に、縁側に、園の下、さらには庭へと所せましと並べられていて、その景色はまさに圧巻でした。しばらくあちこち見てまわっていると、人形の一つ一つに作った方の魂が宿っているようで、なんともいえない妖気を感じてしまいました。

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めでたい電車

2019-05-24 22:07:34 | Weblog

   

        天井に吊り革にドアに床にもと鯛らが泳ぐ「めでたい電車」

        仲間らと電車の中にあまた居る鯛を愛でつつ加太駅に着く

 今年のシベリア会(ロシア慰霊巡拝の仲間)は紀淡海峡にある友が島になりました。そのため新幹線で新大阪まで行き、なんばから南海電鉄で和歌山、さらに加太線へと乗り継ぎました。加太線の電車の中には加太を代表する海の幸である鯛が飾られたり、描かれたりしていました。それが綺麗で可愛らしく、仲間とそれらを愛でながら終着駅の加太に着きました。この電車は「めでたい電車」と呼ばれているようです。

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六万円事件

2019-05-22 17:47:08 | Weblog

                     

        まだ日本捨てたものではありません六万円の事件温しも

 6万円事件とは、高校2年の男子生徒が財布を落としてしまい途方に暮れていると、見知らぬ人が6万円くださり、その後高校生は見知らぬ人を苦労して探し当て再会して返金し、プレゼントを贈り合ったというものです。また6万円入りの財布は誰かによって届けられそのまま無事に戻って来たという。3人が皆なんと温かい心でしょう。外国では絶対こうはいきません。まだまだ日本は捨てたもんじゃあないですね。嬉しくなりました。

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