今週はシルバーウィーク!
名称からの印象では、高齢者を労わってくれそうな感じですよね。
敬老の日の休日もありますし。
でも、高齢者とは関係なく、春のゴールデンウィークに対比した名称のようです。
中秋の名月や秋分の日もあって、いかにも渋いシルバーウィークです。
僕やさっちゃんには何の影響もないのですが、F沢さんは仕事がお休みなんだとか。
で、今週は「火曜日と木曜日に日和田で岩トレしましょう!」と提案されました。
僕はF沢さんの情熱には抵抗できる術を持っていません。
火曜日に買い物が出来なくなりましたから、先週の金曜日に1週間分の買い物をしておきました。
でも、木曜日はF沢さんに所用が入り、結局今週は火曜日だけの岩トレとなった次第です。
まあ、良かったですね、木曜日の代わりに火曜日で岩トレできたんですから。
F沢さんは「ATCガイド」への不安感はまだ拭えていないようです。
ですから、リードすることには今回もあまり積極的にはなれなかったようですが、最初に1ルートはリードすることになりました。
僕などはこれまでいつも最初はウォーミングアップとして易しいルートを選んでいました。
若い時からそうでした。
でも、F沢さんは違うんですよね。
兎に角、積極的・攻撃的で1週間のブランクなどなく前回と隙間なく続いている感じなんです。
僕もそんなF沢さんの傾向を把握できてきましたから、リードへの気分を高めるためにも、F沢さんのモチベーションを刺激するルートを選びました。
1ヶ月半前にF沢さんがリードしたアンダークリングルートです。
この時リードした際は核心のアンダーホールドを使わずに少し右側のルートを登ったんです。
ですから、正式にはアンダークリングルート5.7をリードしたことにはなっていません。
さらに、1ヶ月半前は上部を易しいルートを選んでしまったので、今度はより充実する5.6~5.7ほどのルートを選びました。
▲11:00。アンダークリングルートのひとつ目のプロテクションを右手で取ろうとしているF沢さん。岩に打たれたボルトにヌンチャク(クイックドロー)をセットし、ザイルをカラビナに通します。この後、核心部のアンダーホールドを掴んで登って行きます。確保している僕も緊張するので、写真を撮る余裕はありません。
▲11:08。下部核心部を抜け、上部核心部の真下に立ったF沢さん。この位置からほぼ真上に登ります。
▲11:19。上部核心部を近くで見るとこんな感じ。この写真はフォロウした僕が撮ったもの。このルートは以前O橋くんと岩トレしていた頃にチャレンジしたことがあります。すぐには登れずに何回もトライして完登することが出来たルートです。5.6か5.7くらいはあるかな? 7、8年以上は前だったと思います。
▲11:11。そんな上部核心部をF沢さんは一撃(オンサイト)で登ってしまいました! 現状の僕よりもクライミング能力は上だということは少し前から分かっていましたが、アラカンの頃の僕よりもずっと上ですね! 5.6や5.7レベルのオンサイト能力が備わりつつあるようです。
▲11:42。続いては、F沢さんが登りたくて登りたくて仕方のないルート。松の木ハングにトップロープをセットしました。F沢さんはトップロープのセットを僕がすると思ったようですが、今のF沢さんにはすべてのザイルワーク(仕事)を全部やってもらうつもりです。僕には何もやらせない、そんな気概を持って欲しいと思います。相変わらず心配性の僕は右端のシュリンゲ+カラビナを念のために追加しました。
▲12:00。F沢さんの今日1回目のチャレンジです。この後は核心部なので、確保している僕も緊張していますから、写真は撮れていません。それに、凄くスムーズに登って行きましたから、撮影の時間的余裕もありませんでした。見事、松の木ハングをノーテンで完登です!
▲12:03。続いて上部も登ります。ここは前回もノーテンで登っていますから、問題はありません。
▲12:22。この日唯一の僕のポートレイト。松の木ハングでぶら下がっている僕の影です。こんな写真を撮るくらいですから、ノーテンでなんて登れるわけもなく、テンションの雨霰! アンダークリングの筋肉疲労が残っていた感じです。
▲12:27。F沢さんの2回目のトライが始まります。気合十分で前腕等のストレッチも入念に行なっていますね。
▲12:31。またしても核心部の写真は撮れていません。このF沢さんがいる場所は松の木ハングを抜けたテラス。手を岩から離して、立っていることが出来ます。2回目のトライも見事にノーテンで完登!
F沢さんは松の木ハングをリードしたい気満々のようです。
応援してくれている他のクライマーに言われていたようで、「あ~あ、今リードしておけば良かった!」と悔しがっていました。
3回目のトライではリードする力がもう残っていない、ということみたいですね。
▲13:18。と言うことで、3回目と4回目はリードの真似ごとをしてみました。F沢さんの安全はこれまで通りのトップロープで確保してあります。F沢さんの左から下にもう1本のザイルが垂れていますがこれがリードを想定したもの。F沢さんは今2本目のプロテクションを取ろうとしています。リード用のザイルは誰も確保していませんから、本当にリードの真似ごとです。
▲13:25。この写真では3本目のプロテクションも取って、いよいよ核心部の登攀です。ここからテラスまではプロテクションは取れません。登り切るしかありません。F沢さん、気合を入れてトライしたんですが、無念の落下。猛烈に悔しがっていました。3回目のトライだということもありますし、ヌンチャクを掛けてザイルを通すという作業をしている間、片手で岩を保持し続けなければなりませんから、疲労がたまるんです。トップロープで登るのと、リードするのとでは必要な筋持久力のレベルは段違いなんです。
▲13:48。4回目のトライの際に3本目のプロテクションをセットしようとしているF沢さん。ここのセットがけっこう難しいようですね。
僕もF沢さんの合間合間でトライしました。
F沢さんはムーブを完全に把握しましたから、僕に的確なアドバイスを送ってくれます。
そのせいもあって、僕も最初よりは良いクライムが出来るようになっていきました。
筋肉疲労の蓄積がなければ、僕もノーテンで登れていたような気がします。
次回は登れるんじゃないかと思います。
F沢さん有難う。
▲14:03。今日は人も少なく、岩も乾いていていい練習が出来ました。僕たちはトップロープのザイル、シュリンゲ、カラビナを回収し、下山準備を急ぎました。この写真が日和田男岩西面です。
F沢さんにとって松の木ハングをノーテンで登れましたから、記念すべき日だと思います。
でも、彼女は今後次々とより困難な壁を登って行くでしょうから、松の木ハングをリードした日くらいしか記念日にはならないんでしょうね。
もはや出藍の誉れ高き弟子です。
これからは僕の方が教えてもらうことの方が増えてくるでしょう。
それはそれで嬉しいことです。
F沢さんはこれからもっともっと僕の先を、僕を引き離して成長していくでしょう。
僕も一緒に練習できるレベルではあり続けたいと思います。
F沢さんですが、この冬には5.10レベルをリードするようになるのは確実だと感じます。
もしかしたら、それ以上かも・・・・
感傷に浸りついでに過去のブログを読み直してみました。
今回の天覧山岩トレには山仲間が二人参加してくれました。そして、さっちゃんは・・・・
2020年11月のブログです。
F沢さんにとって2度目の岩トレでした。
入会前の体験山行がF沢さんは日和田での岩トレだったんです。
(僕もちょこっと参加してました。)
まさか、岩登りをするなんて思わなかったそうなんですが、これも巡りあわせですよね。
このブログの時はS上さんから誘われたみたいですね。
入会してから何ヶ月も経ってからの岩トレでした。
久し振りに一人ではない天覧山。トラバース岩1往復も安定的に達成できるようになっています
上のブログから2ヶ月後、3度目の岩トレをF沢さんはしました。
2021年1月のブログです。
しかし、コロによる緊急事態宣言の影響もあって、4度目はさらに3ヶ月後になってしまいました。
この今年の3月の天覧山以降、F沢さんの快進撃が続きました。
6月からは日和田が主戦場となり、今に至っています。
F沢さんは岩登りをし始めてからまだ1年経っていないんですね。
本格的にやり始めたからも、まだ半年なんですね。
名称からの印象では、高齢者を労わってくれそうな感じですよね。
敬老の日の休日もありますし。
でも、高齢者とは関係なく、春のゴールデンウィークに対比した名称のようです。
中秋の名月や秋分の日もあって、いかにも渋いシルバーウィークです。
僕やさっちゃんには何の影響もないのですが、F沢さんは仕事がお休みなんだとか。
で、今週は「火曜日と木曜日に日和田で岩トレしましょう!」と提案されました。
僕はF沢さんの情熱には抵抗できる術を持っていません。
火曜日に買い物が出来なくなりましたから、先週の金曜日に1週間分の買い物をしておきました。
でも、木曜日はF沢さんに所用が入り、結局今週は火曜日だけの岩トレとなった次第です。
まあ、良かったですね、木曜日の代わりに火曜日で岩トレできたんですから。
F沢さんは「ATCガイド」への不安感はまだ拭えていないようです。
ですから、リードすることには今回もあまり積極的にはなれなかったようですが、最初に1ルートはリードすることになりました。
僕などはこれまでいつも最初はウォーミングアップとして易しいルートを選んでいました。
若い時からそうでした。
でも、F沢さんは違うんですよね。
兎に角、積極的・攻撃的で1週間のブランクなどなく前回と隙間なく続いている感じなんです。
僕もそんなF沢さんの傾向を把握できてきましたから、リードへの気分を高めるためにも、F沢さんのモチベーションを刺激するルートを選びました。
1ヶ月半前にF沢さんがリードしたアンダークリングルートです。
この時リードした際は核心のアンダーホールドを使わずに少し右側のルートを登ったんです。
ですから、正式にはアンダークリングルート5.7をリードしたことにはなっていません。
さらに、1ヶ月半前は上部を易しいルートを選んでしまったので、今度はより充実する5.6~5.7ほどのルートを選びました。
▲11:00。アンダークリングルートのひとつ目のプロテクションを右手で取ろうとしているF沢さん。岩に打たれたボルトにヌンチャク(クイックドロー)をセットし、ザイルをカラビナに通します。この後、核心部のアンダーホールドを掴んで登って行きます。確保している僕も緊張するので、写真を撮る余裕はありません。
▲11:08。下部核心部を抜け、上部核心部の真下に立ったF沢さん。この位置からほぼ真上に登ります。
▲11:19。上部核心部を近くで見るとこんな感じ。この写真はフォロウした僕が撮ったもの。このルートは以前O橋くんと岩トレしていた頃にチャレンジしたことがあります。すぐには登れずに何回もトライして完登することが出来たルートです。5.6か5.7くらいはあるかな? 7、8年以上は前だったと思います。
▲11:11。そんな上部核心部をF沢さんは一撃(オンサイト)で登ってしまいました! 現状の僕よりもクライミング能力は上だということは少し前から分かっていましたが、アラカンの頃の僕よりもずっと上ですね! 5.6や5.7レベルのオンサイト能力が備わりつつあるようです。
▲11:42。続いては、F沢さんが登りたくて登りたくて仕方のないルート。松の木ハングにトップロープをセットしました。F沢さんはトップロープのセットを僕がすると思ったようですが、今のF沢さんにはすべてのザイルワーク(仕事)を全部やってもらうつもりです。僕には何もやらせない、そんな気概を持って欲しいと思います。相変わらず心配性の僕は右端のシュリンゲ+カラビナを念のために追加しました。
▲12:00。F沢さんの今日1回目のチャレンジです。この後は核心部なので、確保している僕も緊張していますから、写真は撮れていません。それに、凄くスムーズに登って行きましたから、撮影の時間的余裕もありませんでした。見事、松の木ハングをノーテンで完登です!
▲12:03。続いて上部も登ります。ここは前回もノーテンで登っていますから、問題はありません。
▲12:22。この日唯一の僕のポートレイト。松の木ハングでぶら下がっている僕の影です。こんな写真を撮るくらいですから、ノーテンでなんて登れるわけもなく、テンションの雨霰! アンダークリングの筋肉疲労が残っていた感じです。
▲12:27。F沢さんの2回目のトライが始まります。気合十分で前腕等のストレッチも入念に行なっていますね。
▲12:31。またしても核心部の写真は撮れていません。このF沢さんがいる場所は松の木ハングを抜けたテラス。手を岩から離して、立っていることが出来ます。2回目のトライも見事にノーテンで完登!
F沢さんは松の木ハングをリードしたい気満々のようです。
応援してくれている他のクライマーに言われていたようで、「あ~あ、今リードしておけば良かった!」と悔しがっていました。
3回目のトライではリードする力がもう残っていない、ということみたいですね。
▲13:18。と言うことで、3回目と4回目はリードの真似ごとをしてみました。F沢さんの安全はこれまで通りのトップロープで確保してあります。F沢さんの左から下にもう1本のザイルが垂れていますがこれがリードを想定したもの。F沢さんは今2本目のプロテクションを取ろうとしています。リード用のザイルは誰も確保していませんから、本当にリードの真似ごとです。
▲13:25。この写真では3本目のプロテクションも取って、いよいよ核心部の登攀です。ここからテラスまではプロテクションは取れません。登り切るしかありません。F沢さん、気合を入れてトライしたんですが、無念の落下。猛烈に悔しがっていました。3回目のトライだということもありますし、ヌンチャクを掛けてザイルを通すという作業をしている間、片手で岩を保持し続けなければなりませんから、疲労がたまるんです。トップロープで登るのと、リードするのとでは必要な筋持久力のレベルは段違いなんです。
▲13:48。4回目のトライの際に3本目のプロテクションをセットしようとしているF沢さん。ここのセットがけっこう難しいようですね。
僕もF沢さんの合間合間でトライしました。
F沢さんはムーブを完全に把握しましたから、僕に的確なアドバイスを送ってくれます。
そのせいもあって、僕も最初よりは良いクライムが出来るようになっていきました。
筋肉疲労の蓄積がなければ、僕もノーテンで登れていたような気がします。
次回は登れるんじゃないかと思います。
F沢さん有難う。
▲14:03。今日は人も少なく、岩も乾いていていい練習が出来ました。僕たちはトップロープのザイル、シュリンゲ、カラビナを回収し、下山準備を急ぎました。この写真が日和田男岩西面です。
F沢さんにとって松の木ハングをノーテンで登れましたから、記念すべき日だと思います。
でも、彼女は今後次々とより困難な壁を登って行くでしょうから、松の木ハングをリードした日くらいしか記念日にはならないんでしょうね。
もはや出藍の誉れ高き弟子です。
これからは僕の方が教えてもらうことの方が増えてくるでしょう。
それはそれで嬉しいことです。
F沢さんはこれからもっともっと僕の先を、僕を引き離して成長していくでしょう。
僕も一緒に練習できるレベルではあり続けたいと思います。
F沢さんですが、この冬には5.10レベルをリードするようになるのは確実だと感じます。
もしかしたら、それ以上かも・・・・
感傷に浸りついでに過去のブログを読み直してみました。
今回の天覧山岩トレには山仲間が二人参加してくれました。そして、さっちゃんは・・・・
2020年11月のブログです。
F沢さんにとって2度目の岩トレでした。
入会前の体験山行がF沢さんは日和田での岩トレだったんです。
(僕もちょこっと参加してました。)
まさか、岩登りをするなんて思わなかったそうなんですが、これも巡りあわせですよね。
このブログの時はS上さんから誘われたみたいですね。
入会してから何ヶ月も経ってからの岩トレでした。
久し振りに一人ではない天覧山。トラバース岩1往復も安定的に達成できるようになっています
上のブログから2ヶ月後、3度目の岩トレをF沢さんはしました。
2021年1月のブログです。
しかし、コロによる緊急事態宣言の影響もあって、4度目はさらに3ヶ月後になってしまいました。
この今年の3月の天覧山以降、F沢さんの快進撃が続きました。
6月からは日和田が主戦場となり、今に至っています。
F沢さんは岩登りをし始めてからまだ1年経っていないんですね。
本格的にやり始めたからも、まだ半年なんですね。