さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今回のさっちゃんの便秘との戦いは変則的な長期戦になっています

2020-11-22 23:56:24 | トイレ・排泄
生まれてこの方、快便続きの僕には想像すらできない便秘というもの。
さっちゃんのトイレ介助をするようになって、その大変さを実感するようになりました。

今回の発端は11月17日火曜日のこと。
デイサービスからさっちゃんが帰って来た時に、スタッフさんから「今日、ちょっとだけ出ましたよ」と聞いたことから始まりました。
それ以前まったく予兆はありませんでしたから、ちょっと驚きましたけど、今回こそは快調に終了するんではと期待感を持ちました。

ところが、その日の夜も翌日からの水曜日、木曜日もまったく排便の雰囲気すらありませんでした。
そして、金曜日。
デイサービスに出かける際、スタッフさんにもそのことを伝えておきました。
夕方になって、さっちゃんが帰って来ると、「おしっこは帰る直前にしました」と報告を受け、
排便に関してははっきりとは聞き取れなかったのですが、「便が漏れ出てます」的な内容だったように思いました。

トイレには入らずに、そのままさっちゃんと散歩に出かけると、中間部でさっちゃんが尿意を訴えます。
デイサービスからリハパンを穿いていることは知っていたので、そのまま出してもらうしかありません。
立ち止まって、腰を下ろそうとするさっちゃんの両手を掴んで、僕はそのまま歩かせました。
(右膝が曲がらないさっちゃんは、最近は腰を上手に落とせなくなって、服や靴を濡らしてしまうことが多くなったんです)

帰宅して、トイレで見ると、リハパンとは別に大きな尿漏れパッドもセットされていました。
尿漏れパッドだけ取り外して、リハパン自体はまだ綺麗なので、そのまま穿いてもらうことに。
さっちゃんがリハパンや尿漏れパッドに排尿したのは初めての経験です。
ずっしり重くなっていました。
金曜日の夜は何事もなく過ぎていきました。

土曜日は一日中、便秘との戦争のような状況でした。

8時42分~8時51分。
便は出ませんでしたが、リハパンがずっしり重くなっていました。
リハパンを穿いてなかったら、布団の上でのお漏らしになってしまうところでした。
(防水シーツの効果のほどを知ることが出来るチャンスではありましたが)
家に置いてある新しいリハパンを穿きました。

9時17分~9時25分。
便は出ません。
リハパンは便でほんの少し汚れていました。
普通のパンツにしようかとも考えましたが、やっぱりリハパンを穿くことにしました。

11時35分~11時50分。
便は出ませんでしたが、リハパンが軟便でべっとりと汚れていました。
リハパンを新しくします。

この頃もそうですし、この後でもそうなんですが、トイレの中で僕とさっちゃんが激しく争っています。
さっちゃんのお尻をトレペで綺麗に拭かなければなりません。
何度も何度も拭かなければなりません。
おそらくは拭いて綺麗になって来ていても、また再び軟便がしみ出ているんではと思います。
ですから、きりがないと思えるほどなんです。
さっちゃんは座り続けていることが辛くて嫌になって来るんでしょう、立ち上がろうとします。
それを阻む僕。
それが10回、20回、30回と繰り返されます。
だんだんエスカレートしてきて、さっちゃんの言葉には憎しみがこもって来ますし、僕はだんだん力づくになっていきます。

14時20分ころにケアマネさんが来られました。
さっちゃんはその時は気分は良かったようです。
笑顔を浮かべて、ケアマネさんとも喋っていました。

15時12分~15時35分。
リハパンを下ろすと、べっとり付いた軟便がこれまでよりも分厚いようです。
よく見ると、全部が軟便ではなく、同じ色の便が1本軟便の上に乗っていました。
その1本はトイレに流して、新しいリハパンに穿き替えました。

夕食前にも2回、トイレに入りました。
軟便が付着しているので、リハパンを替える、これを繰り返しました。
さっちゃんも疲れたんでしょう。
夕食後はすぐに寝てくれたのですが、21時ころに起き出して来てからのことは昨日のブログに書きました。
さっちゃんが23時前ころに寝て、僕が23時半頃に目が覚めたんです。
僕はそれからブログやら山仲間へのメールを書き始めました。

思いのほか時間が経過して、2時になった時、珍しくさっちゃんが起き出して来ました。
こんな時間にさっちゃんが目覚めるのは珍しいことです。
何となく、トイレだなとは分かったので、さっちゃんに上着を着せてからトイレへ連れて行きました。

2時2分~2時20分。
この時のさっちゃんは本当に苦しそうでした。何度も前屈みになったり、僕の額にさっちゃんの額をこすり付けて来たりしました。
喋る言葉も辛そうなものでした。
ブホッ、というような弱くて鈍い破裂音がしました。
出たなっ、とすぐに分かりました。
でも、水の音が全然しなかったので、確信は持てません。
ただ、さっちゃんの表情が一気に穏やかになったのです。
喋る雰囲気も優しいものに変わりました。
トレペでお尻を拭いて、そのトレペを便器の端の方に置いて、まだ拭いている途中で、さっちゃんに一旦立ってもらいました。
便器の中を覗くと、それなりの量の便があります。

ああ! これで終わりだ!

誰しもがそう思って当然だと思います。
ところが朝が明けてからの日曜日も、前日同様のことが繰り返されたんです。
リハパンには軟便がべっとりではありませんが、付くんです。
そのたびにリハパンも穿き替えました。
排尿2回分を吸収してくれるSサイズのリハパン24枚入りを購入していました。
今回、10枚ほどのリハパンを使ったことになります。

お尻を拭き終わって、さっちゃんが立ち上がってすぐに、トイレの床にポトンと軟便が落ちたこともありました。
別の時には、やっぱり拭き終わってから、さっちゃんに「ここで待っててね」と僕はリハパンを取りに行ったんです。
じっと待てるようなさっちゃんじゃあありませんから、さっちゃんはダイニングまで来てしまっています。
僕もダイニングに来て、リハパンを穿かせようとすると、ポトン。
この軟便はいつまで続くんでしょうね?

今回の便秘との戦いが終了したら、改めてご報告させていただきます。
コメント
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