脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

ハゲもダメ?

2024年02月03日 | 経営以外の話
BPOでハゲ漫才に関する議論が必要となる可能性が出たらしい。
「ダメ」という結論では無く、あくまで議論という事だが、ここまで堕ちたか・・・

ルッキズムがどうの、という話らしいが、ハッキリ言えば、芸能そのものがルッキズムの塊である。
スタイルの良い美人を表紙にする事。
イケメンを主役のドラマを作る事。
これは、人間が「見た目で判断する生き物」だから仕方が無いのだ。

ハゲのネタで飯を食っている芸人を見て、ハゲが悩むだろうか。
いや、悩む人もいるだろう。
こればかりは、悩んでいる人でないと分からない感情だ。
(分かりやすさを優先しハゲと書いてるが、傷つける意思は無い)

が、問題なのは「ハゲをバカにしているのか」と「自身のハゲをネタにしているのか」は大きく違う事。
それと、ハゲをバカにするネタがあっても「真似してはいけない」というだけだ。

昔、コント番組で、セクハラをする医者なんてものがあった。
上半身を脱がせて触診、家族で見ていると気まずい雰囲気が流れた。
が、これで「世の中の医者は、エロ目的で診察をしている」とは思わないハズだ。
真似る事は無いし、医者をバカにする事も無い。
なぜなら「ネタ」として理解できているからだ。

人間、そこまでバカなんだろうか。
ネタをネタとして理解できない。
これを避け「ハゲ漫才はダメ」とすると、さらにNGが増えるだろう。
突っ込みそのものが「傷つける行為」となる日が近いのでは無いか。

こうやって、どんどん道を狭め、首を絞めているように感じる。
「面白い」が理解できない時代になっている。
だから、面白いを求めてネットに耳目が流れ、抑制が効かなくなっていくのでは無いか。

少々話が逸れてしまうが、城攻めをする際、必ず逃げ道を用意するのが鉄則である。
これは、頑強に抵抗されると味方の被害も多くなるからだ。
分かりやすく逃げ道を用意し、相手の戦力を削ぐ。
そして城を落とした後、逃がした人たちの手も使い、地域統制を図るのだ。

ネタは社会生活の中で「逃げ道」とならないか。
ネタすらできない世の中は、苦しくならないか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 頭を使って欲しい | トップ | 小さな事だが »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経営以外の話」カテゴリの最新記事