首相が「7月末までに高齢者のワクチン接種を終わらせろ」と指示したそうです。
細かい計算は抜きにして、単純計算で1日80万回の接種が必要だそうです。
これ、とても難しい数字なのか?
毎年冬にインフルエンザワクチンを接種していますが、確か6000万本が配られたと記憶しています。
これを、11月から1月まで(おおよそ90日間)に80%打ったと仮定すると
4800万本÷90日=53万本
仮に100%でも66.7万本です。80万に届きません。
町医者が容易に打てる体制でも、この数字になります。
まして、冷凍保存など、扱いが難しいワクチンであれば、設備の無い医者では扱えない。
注射器に薬剤を詰める作業も、毎年行っているインフルエンザとは違うそうですので、それなりに訓練が必要になります。
そこで「打ち手」の範囲を、歯科医なども含めるそうです。
なるほど、これで解決・・・・とはなりません。
注射器に詰める作業もスピードアップする必要があり、相応の人員が必要になるのです。
(不確かですが、打つスピードより、詰めるスピードのほうが遅いそうです)
感染状況の悪化に伴い、医療ひっ迫が問題になっています。
ベットを増やせという号令もありますが、人は増やせません。
コロナ前でさえ、過労死レベルの就労を強いられていた医療現場に、さらに大きな負担を強いている事になります。
(欧米諸国と比較するのは間違っていると思います)
さらに、オリンピックで数千、万単位の医療スタッフを確保。
これも同時進行。
これ、単純に「今現在の医療スタッフ数」で割り算したら、どうなるのでしょう?
通常医療、コロナ対応、ワクチン接種、オリンピックで割り算です。
足りない人員はどうするのでしょう?
経営であれば「社員を増やす」と言っても未経験スタッフが増えるとかえって現場が混乱するので、「経験者を高禄で雇う」か「今いるスタッフで対応できないものは諦める」の2択です。
もっと言えば、忙しくなる前に充分な準備期間を設け、スタッフを教育しておく必要もあります。
忙しくなる前に号令。
スタッフは心構えをして、万全の態勢で対応する。
そして「高禄を得る」のです。
準備はしなかった。これを振り返っても仕方ありません。
そうなると、どこかの分野を諦めるか、経験者を高禄で雇うかという判断が重要になります。
経験者を雇っても足りなければ「計画自体が不可能なものだ」という事です。
計画を立てた経営責任が問われます。
医療現場では、命の選別「トリアージ」が行われているそうです。
(治療が必要な患者でも、「自宅療養という名の放置」せざるを得ない)
災害、戦争と同じ状況です。
選別の判断が正しいかどうか、「無実の人に死刑宣告をする覚悟」が求められるそうです。
政治現場では、政策の「トリアージ」は行わないのでしょうか?
優先順位は、オリンピックなのでしょうね。
「死刑宣告する覚悟」は無いのでしょう。
細かい計算は抜きにして、単純計算で1日80万回の接種が必要だそうです。
これ、とても難しい数字なのか?
毎年冬にインフルエンザワクチンを接種していますが、確か6000万本が配られたと記憶しています。
これを、11月から1月まで(おおよそ90日間)に80%打ったと仮定すると
4800万本÷90日=53万本
仮に100%でも66.7万本です。80万に届きません。
町医者が容易に打てる体制でも、この数字になります。
まして、冷凍保存など、扱いが難しいワクチンであれば、設備の無い医者では扱えない。
注射器に薬剤を詰める作業も、毎年行っているインフルエンザとは違うそうですので、それなりに訓練が必要になります。
そこで「打ち手」の範囲を、歯科医なども含めるそうです。
なるほど、これで解決・・・・とはなりません。
注射器に詰める作業もスピードアップする必要があり、相応の人員が必要になるのです。
(不確かですが、打つスピードより、詰めるスピードのほうが遅いそうです)
感染状況の悪化に伴い、医療ひっ迫が問題になっています。
ベットを増やせという号令もありますが、人は増やせません。
コロナ前でさえ、過労死レベルの就労を強いられていた医療現場に、さらに大きな負担を強いている事になります。
(欧米諸国と比較するのは間違っていると思います)
さらに、オリンピックで数千、万単位の医療スタッフを確保。
これも同時進行。
これ、単純に「今現在の医療スタッフ数」で割り算したら、どうなるのでしょう?
通常医療、コロナ対応、ワクチン接種、オリンピックで割り算です。
足りない人員はどうするのでしょう?
経営であれば「社員を増やす」と言っても未経験スタッフが増えるとかえって現場が混乱するので、「経験者を高禄で雇う」か「今いるスタッフで対応できないものは諦める」の2択です。
もっと言えば、忙しくなる前に充分な準備期間を設け、スタッフを教育しておく必要もあります。
忙しくなる前に号令。
スタッフは心構えをして、万全の態勢で対応する。
そして「高禄を得る」のです。
準備はしなかった。これを振り返っても仕方ありません。
そうなると、どこかの分野を諦めるか、経験者を高禄で雇うかという判断が重要になります。
経験者を雇っても足りなければ「計画自体が不可能なものだ」という事です。
計画を立てた経営責任が問われます。
医療現場では、命の選別「トリアージ」が行われているそうです。
(治療が必要な患者でも、「自宅療養という名の放置」せざるを得ない)
災害、戦争と同じ状況です。
選別の判断が正しいかどうか、「無実の人に死刑宣告をする覚悟」が求められるそうです。
政治現場では、政策の「トリアージ」は行わないのでしょうか?
優先順位は、オリンピックなのでしょうね。
「死刑宣告する覚悟」は無いのでしょう。