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顔晴る

ほとんど皆勘違いしていますが本来この世の中は仮の世界。あの世こそが本当の世界です。
それ故にこの世の中のことはすべてが魂を浄化する為に必要なことと考えてもいいでしょう。

心が晴れるという時はどんな時でしょうか。それは我が取れた時だと思います。皆、こうでなくてはいけない。あーでなくてはいけない。と強く信念をもって生きています。それは決して悪いことではないのです。そうだからこそ人間は努力して成長できるからです。
でも完璧主義は時として自分を追い詰めます。自分を追い詰めると心が苦しくなり視界が狭まってくるのです。

薬師寺の管主であった高田好胤さんの名言、

「かたよらない こだわらない とらわれない心。丸く、丸く、もっと丸く」

これはこのような心になりなさいというのではないと思います。このように人間はなかなかなれないからこそ、そうあるべきという心の灯台だと思うのです。

スピードスケートの小平奈緒さんは高校生の頃、厳しい練習に耐え、すでに頑張ってきただけに当時は周囲から「頑張れ」といわれると苦しかったそうです。でも「頑張らなくていいんだよ」という言葉を聞いても腑に落ちず、前に進める気がしなかった中、あるコーチにもらった言葉、

「顔晴(がんばれ)」

が彼女の心を救いました。

「笑顔でいること。よい記録を出すことより、何より笑顔でいることが、今の私にできる感謝の気持ち、恩返しだと思う」

そうして高校3年の冬、前日本ジュニア選手権を4年ぶりに制覇したそうです。

私の友達が大学時代によく言っていた言葉を今思い出しました。

「みんな、仲良く」

彼が買ってきてくれた絵にはビールをもった変顔した漫画チックなカウボーイが楽しそうに笑っていました。
とても懐かしい記憶です。

あの頃と今も結局は自分が悩まされているものは同じみたいです。

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