股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ジュリエッタ

2017年06月23日 16時29分13秒 | 映画評論サ行
製作年:2016年
製作国:スペイン
日本公開:2016年11月5日
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:エマ・スアレス,アドリアーナ・ウガルテ,ダニエル・グラオ,インマ・クエスタ
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スペインのマドリードで、一人生活している中年女性ジュリエッタは、ある日ずっと行方がわからなかった一人娘アンティアを知人が見掛けたと聞き、ショックを受ける。ジュリエッタは、12年前自分に何も告げずにこつぜんと消息を絶ったまな娘に宛てて手紙を書き…。
『私が、生きる肌』などのスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが、アリス・マンローの短編集を基に描くヒューマンドラマ。音信不通となっていた娘を見掛けたと知人に言われた母親が、愛する娘に会いたいという気持ちを抱いたことがきっかけで物語が展開していく。『バカス』などのエマ・スアレスが現在、『ワイルド・ルーザー』などのアドリアーナ・ウガルテが過去の主人公を熱演。スタッフには、衣装に『ミッドナイト・イン・パリ』などのソニア・グランデ、美術に『抱擁のかけら』などのアンチョン・ゴメスらが名を連ねている。

音信不通だった娘を見かけたという情報をキッカケに、過去を振り返りながら娘に手紙を書く女性の物語。なぜ娘が家を出て行ってしまったのか、ジュリエッタの告白とは何なのか…。ジュリエッタと夫であるショアンとの出会いから今日に至るまでの出来事を描いています。失ってから気付く本当に大切なこと。母親としての苦悩と、娘としての苦悩はぞれぞれ違っていて、たとえ血の繋がった家族だとしても分かりあえる事は難しいのかもしれない。不幸なことばかり起きていきます。しかしながら、色々と詰め込み過ぎ感があるのというか、不幸続きの人生過ぎてジュリエッタは呪われてるんじゃないかと思うくらいでした。列車の向かいに座った男性が飛び込み自殺をしたところから始まり、父親の浮気、夫の事故死、うつ病、娘の家出、娘が宗教にハマる、娘の子供も事故死って…人生いろいろあると思うが、ここまで不幸過ぎる人生は珍しい。それぞれのエピソードに繋がりが無いのでまとまりを感じられません。「直前に目の前にいた男が自殺したの!」「妻が植物状態なんだ!」…「じゃあSEXしよう!」って流れになったのが理解できませんでした(笑)肝心の母と娘の再会シーンも無く終わってしまって消化不良でした。映像は綺麗でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)

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