股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

エリザのために

2017年06月28日 19時35分04秒 | 映画評論ア行
製作年:2016年
製作国:ルーマニア/フランス/ベルギー
日本公開:2017年1月28日
監督:クリスティアン・ムンジウ
出演:アドリアン・ティティエニ,マリア・ドラグシ,リア・ブグナル,マリナ・マノヴィッチ
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愛人がいて、家庭が順調とはいえない医師ロメオ。あるとき、留学を控える娘のエリザが登校中に暴漢に襲われてしまう。エリザの精神的ショックは大きく、ロメオは留学試験に支障が出るのではないかと考える。何とかエリザを留学試験に合格させようと、ある条件と引き換えに警察署長、副市長、試験監督に便宜を頼み込むロメオ。だがエリザは、そんな彼に反発し…。
第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞に輝いたヒューマンドラマ。暴漢に襲われたのが原因で、留学試験の合否が危うくなった娘を救おうとする男の姿を追う。メガホンを取るのは、『4ヶ月、3週と2日』『汚れなき祈り』などのクリスティアン・ムンジウ。アドリアン・ティティエニとマリア・ドラグシが、父娘を演じている。

試験を控えたある日、暴漢に襲われ、精神的に追い詰められた娘を救おうとする父親の姿を描いた本作。親であるからには娘エリザに輝かしい未来を生きて欲しい。夢を掴んでほしい。今の全てを犠牲にしても、何が何でも…。親ならそう思うことは自然なことなのかもしれないが、このロメオという父親はやり過ぎでした。警察署長、副市長、試験監督…やれる事は全てやってまで娘を試験に受からせたい。「今なんてどうでもいい。将来が良ければ…」なんて完全に親バカな父親ですね。でも娘には自分のように苦労させたくないという気持ちも分からなくもない。だって親だもの。ルーマニアという国の革命後も変わらない国家への失望感が漂う。良かれと思ってしたことで全てを失ったロメオでしたがエリザだけは彼の元に踏みとどまってくれた。誰かを利用したり何かに頼ったりするのではなく、自分の力で道を切り開かなきゃいけないと感じました。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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