京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のやり切れない時間」

2020-11-03 09:23:20 | 時計修理

11月3日㈫文化の日。晴れの友引。結婚式ラッシュのはずの京都。コロナ禍でそれらしい団体は見かけない朝。

紫綬褒章にルームックワールド「高橋留美子」さんが受賞!おめでとうございます。銭湯の湯船の中で潜水艦の戦闘がぁ~!「うる星やつら」の一場面の発想にびっくり!「錯乱坊」(チェリー)が私そっくりだと言われ続けてきた。若いうちから老け顔、大学一回生のころから4回生と間違われていました。烏丸綾小路のセブンにランちゃんの名札をつけたアルバイトがお気に入り。これも「うる星やつら」の名残でしょう。とにかくうれしい受賞記事でした。次は筒井康隆と一緒にノーベル文学賞を目指しましょう。

「三体」(リュウ・ジキン著)早川書房。アジア人初めてのヒューゴ賞受賞作品です。ハードSFなので途中でリタイヤする人が多いのか図書館の予約で意外と早く回っていた。この手のSF小説でははずれが多いのでとりあえず予約しましたが夢中になる。残りのページが次第に少なくなるのが惜しいほどでした。

数学・天文学へのオマージュ。昔、京都産業大学の物理科で天文学をやりたかったほどの高校生時代。長崎・平戸沖の離島ややら高島炭鉱で育った関係か、星を見て育つ。特に夜10時過ぎになると送電が止まる島でしたので夜空には邪魔な光がない絶好の星座観察ができる環境でした。

ヨーロッパで時計の文字盤「ゾディアック」星座デザインの仕事ができたのもこの時代のおかげ、今一斉に明かりを消してくれる島があったら行ってみたいものです。東北、岩手の盛岡雫石の「盛岡セイコー」から網張スキー場へ向かう途中も絶好の星座観察の場所でした。澄み切った夜空が楽しめる秋、どこかへ来たくなりますね~。

時計ではシチズンの星座文字盤が優れています。掛時計の場合天井付近に掛けるので星が見えないのが欠点。腕時計の場合は小さすぎてルーペをつかわないと見えない。残念!それでも大好きなお勧め時計です。

大阪で大きな星が消える!

松井代表が都構想選挙の結果、責任を取り辞めるという。一回目の選挙で辞めるべきでしたね~。勝っても負けても市民の50%・半分ががっかりする結果になることがわかっている選挙は政治ではない、ほかの政治処方を探すべきでした。新聞社、マスコミはそれを指摘する使命があるのにこの沈黙は悲しかった。

「一回目は悲劇、二回目は喜劇」嘲笑のなか100億円の損失とすぐれた政治家の退場はもったいない。

昔、同じように強行した政治家はいました、ナチスドイツのヒトラー。勝つまで選挙をやって反対派を抹殺していった歴史がある。ユダヤ人、障碍者、LGBT、現代音楽、前衛絵画など生活弱者の悲劇の時代。そんなことを今回の都構想選挙騒ぎで思い出す。「反対」で終わってホッとしました。

私はいつの間にか朝日新聞の購読もやめてスタンド買いもやめる。「日替わり定食」の中に嫌いなカボチャが毎日入っていたら買わないことと同じ、大阪とは無関係な京都で大阪都構想の記事が毎日続くとさすがに嫌になる。

大人の事情で京都、滋賀、奈良、兵庫の地域外の読者を無視した記事を強行した経済的なメリットがどこかにあったのでしょう。「都構想」に掛けた公費が100億円だと毎日新聞に載っていました。朝日は自分の都合の悪いことは書かない。公費が100億ならそれ以上の無駄な時間、費用が掛かったことは書かない新聞社・マスコミも残念!

維新も「都構想」騒ぎさえやらなかったら大阪の歴史で戦後最高の政治団体だったのにね~。なんとなく惜しいものです。

今日は快晴!夜空を眺めて今回消えていった無駄な時間を見送りましょうね~。

今日も18時まで営業。電池交換は一律1100円と40年の経験時間。お待ちしております。G-SHOCKなど電池が二個で設計されているのものは別料金。カルティエ、ブルガリよりG-SHOCKが高い時計屋なのだ。

 

 

 

 

 

 

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