エテルナ・コンチキ。
自動巻きのローター開発に革新的な貢献をしたエテルナ社。
5ベアリングのロゴマークが私のお気に入りです。
「いかだ」と「帆」だけで5000キロ弱を漂流したコンチキ号。
名著「コンチキ号の探検」は懐かしい。
コンチキが工房にやってくる度に海が懐かしく思い出されます。
エテルナは現在輸入代理店がないので、部品の調達が出来ない。
オリジナルの逆ネジなども使用されているために修理が困難なモデルです。
なんとか復活させたい!と預かってしまいました。
3月も今日で終わり!いろいろありました。
戦争あり、地震津波、サリンさすがマルス!「戦いの神」の月だけにいろいろと物騒な事が起きる。
今年も「刃物男」など飛び出してきました。
私の誕生月でもあるのですが良いことが起きたためしがない。
今月の危ないオヤジ。NO,1は「高橋 進」氏(日本総合研究所理事長)に決定しました。安倍内閣「経済財政諮問会議」の一員。
彼は日本経済が元気がない理由として「労働者の流動性」がないことをあげている。
「労働者を自由に解雇」したいお仲間達だ。
日本社会の終身雇用制などの「正規社員の雇用優先体制が活力喪失の要因」と見ているトンチンカンの危ないオヤジさんだ。
こんな人が政府の側近である事が怖い。
要因その1。
老害社会である事でしょう。過去の成功体験に縛られて決断できないトップが目立つ。
目標の選択能力が限りなく落ちているのに会社にしがみつく努力はすごい。
彼らは人件費をカットすることしか思いつかないのでおばかな経済学者達の天国化が進むのです。
「NECとアップル」などの日本企業が負けた競争物語はビジネススクール格好の教材として残っています。
「革新」をヒステリーのように嫌うおばかな経営者が過去の栄光にしがみついている姿が醜くされけ出される。
日本の経営者はゴルフと料亭通いが得意だ。
「原発」施設の再稼動を進めて自社の電気料金を安くしてもらう事に必死だ。
これでは社会の本質が見えない。
2番
「天下り社会」が国内の生産性とモチベーションを叩き落している。
メーカーを訪問すると天下り役員が新聞を広げて一日ぼんやりとしている光景が目に付く。人懐こいので余計悲しい。
官民の渡りも目立つが、親会社から子会社への天下り「民民」もすごい!
一人の「退職金・賞与」引当金で利益の10%をさらっていく会社もあった。
彼がいなくなると次の役立たずがやってくる仕組みになっている。
また独立法人の施設などでは一番高給のはずの館長が常時、不在でした。
この組織は名前を貸すだけでお金儲けが出来る社会を作り上げてきたのです。
「シロアリ」の厄介者が退治できない限りヨーロッパとの生産性の格差は広がるばかりだ。
彼らの存在が日本社会を壊滅状態にしている事をジャーナリストが報道できない。
3番目。
教育界で「教育者」と「教員」を混同してきた不幸がある。
戦後2世、3世の教員族の弊害が目立つ事も要因でしょう。
「先生」と呼ばれる人の質と品格が衰退中です。
「勇気」をもって発言する事を避ける、嫌う傾向がある。
皆さん仲良くしましょうね~!などと「孤立」を嫌うのです。
「勇気が試されるいざ!と言う時が必ずやってくる。」
そのとき孤立を恐れず勇気を持って行動できる人を育てる事が教育の一つ。
ヨーロッパのレストランなどで悲劇に出合っているのにニヤニヤと笑ってごまかす日本人が多い。「もっと怒れ~!」
「このまま給料をもらって退職金を抱えて家族に囲まれて死んで行く事が幸せなのかね~!」
町に放り出される子供たちのことは卒業式直後に忘れる。
社会で孤立している昔、子供だった人たちを解雇して放り出す事を「労働者の流動性」と言うそうだ。教員達は無力で無抵抗、無関心だ。
怖い社会がやってきたと思います。
筏の「コンチキ号」のようにふわふわとさまよう人が増える。
日本社会はどこにたどり着くのでしょうかね~?