京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間

2014-07-31 09:05:22 | 時計修理

7月31日大安の木曜日。
今日で祇園祭も終わり、愛宕神社の「千日詣り」の日。
京都の静かな夏です。明日は祇園の八朔。芸舞妓さんのあいさつ回りの日。

写真は墨染交響楽団演奏会のお知らせです。
9月15日 日曜日14時開演。場所は墨染ではなくて「文化パルク城陽」だ。

行けばすぐわかるとても大きな目立つホール。「こんなところにこんなホールがあったのだ~!」誰でも初めはビックリする巨大な建物です。
入場無料コンサートなので一度入ってみましょう。

演目はラフマニノフピアノ協奏曲2番、チャイコフスキー交響曲4番。人気のプログラムになっています。
私のチェロの師匠が団員なのでチェロの集団に混ざっているはずです。
会社を退職して京都に戻れたことで念願の先生につくことが出来た。
一年ほど基本からしっかりと教えてもらいました。つまり変な癖がついていたので弓の持ち方から姿勢まで全部変えられた。これが苦しい!

私の人生、いい時間は続かない!
覚悟はしていたが時計会社の倒産で修理工房を開く事になったのでチェロどころではなくなってしまう。
楽器の練習時間が取れなくなったので泣く泣く先生とはお別れ。
最後のレッスンから7年経った今でも最後のレッスンの悔し涙を思い出す。
何かを得ようとすると何かを失う。

京都はコンパクトにまとまっている町だ。そんなところにいい先生が集まっている。
何か習い事を始めるのにちょうどいいスケールなのでしょう。
京都のキーワードは愛宕神社の「愛」です。

大阪のキーワードは「ゼニ」だ。
がめつく稼いでケチケチとした生活を送りながらコンサートや芝居にはよく行く。
突然、楽団やら文楽やらへポンと信じられないほど寄付をする。そんな金離れがきれいな人たちが目立つ。
世の中「ゼニ」じゃ~!
そんな大阪人にたびたびご馳走してもらっている私はドケチなのだよ~!

名古屋のキーワードは「労働」。とにかく男も女もよく働く人たちの町です。働いて働いてそのお金でトヨタ・クラウンを買う。
労働時間が長いのが自慢になる。「50時間もサービス残業したった!」

名古屋人のレッスンは労働の続きのような勢いだ。とにかく休まず真面目にレッスンを受ける。
中心部「栄」の芸文館の演奏会ではトヨタ関係者が出演すると必ず満席になる。会議でも始まりそうな仕事の続きのような雰囲気です。名古屋へ行くならコンサートに行きましょう!
「もの造り」にプライドを持ているのでその業界人には住みごごちがいい。
インスタントラーメン一つ作るのでもこだわりがあってうるさいのでやりたいようにやってもらうとおとなしくなる。
金融、芸術部門の人たちはちょっと肩身がせまいでいかんわ~。

もうそろそろ工房を開ける10時になりました。キーワードは「愛」
時計を好きな気持ちは京都で88番目くらいか?京都の時計組合で一番最後に入った組合員が私なのだ。7年前になりましたね!
今週のヘロヘロスタートです。


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時計師の京都時間

2014-07-29 09:11:39 | 時計修理

7月29日(三日月)「土用の丑」
きれいなお月様を眺めながらうなぎを食べる日。ぼちぼち海水浴はおしまい?
土用波でくらげが増えてくる季節になりました。

PM2,5が相変わらず猛威を振るっているので気をつけましょう。
風向き一つ変わるだけでセキが止まらない。
猛暑なのでマスクはつらい!
先日のコンサート中にマスク姿では恥ずかしいくらい少なかったが演奏中迷惑をかけないで済んだ。
スコアをめくるパラリっと音も出さないように気をつけるように気をつけます。
意外と楽屋で交通事故のようなものすごい音がひびく時がある。

「無神経な京都時間」
先日の「衣響」演奏会の途中にも一発ドカ~ンと楽屋でひびいていました。

 記憶ではマイスキーとアルゲリッチのコンサートが有名。楽屋の騒音がひどくて演奏会は中止になりました。
また、北関東のホールでピアノリサイタル演奏中に客席でお弁当を開くバリバリっと音が響き渡りこれも途中で中止。どこにも無神経な人たちがいるのだ。

私も被害者が加害者にならないようにマスク・タオルを持参。その内ミイラのような姿で鑑賞しているかも?
ひどいところでは演奏中話し声が聞こえるところもありました。

昨日のNHKアサイチも無神経?
中国食品事件の話題で突然「私はチキンナゲットが好きですよ!」とタレントのおバカが叫んでいました。
アオカビだらけの肉や落ちた気持ち悪い肉の映像を見てチキンナゲットが大好き!と言う無神経に驚く。
民放では「ファミリーマート」だけの映像が取り上げられ「マクド」は隠されていました。
「やはり最後は金目でしょう!」
数億円のCF放送費用の金の力には負けるのだ。無神経なおバカタレントに叫ばせるくらい簡単なことでしょう。

ところでアマチュアの演奏家ほど神経質なので気をつけて上げましょう。
クラッシック音楽の演奏時間は2時間ほどなのでその時間にじっと静かに我慢できる人が参加の条件になります。
意外と大阪のシンフォニーホール、イズミホールの客が日本でトップクラスの質なのです。
たこ焼きを食べながらクラッシックの演奏を楽しむ人が目に浮かびますがそんな人はいません。大阪のファンはタイガースだけでなく日本一なのだ!

多くのお客様は見事にドレスアップして演奏会の盛上げに参加しているのです。
ノースリーブのドレスにぴったりのブレスレットウオッチは神経が行き届いています。

演奏会に着けていく時計は基本「ドレスウオッチ」。針が時針分針の2本の時計をドレスウオッチと呼びます。
オーディマピゲなど時針1本のオペラ観劇のため?の時計も存在する。
この楽しい時間だけは「おおよそ!」でいいのだ。
最近、東京の初台や琵琶湖ホールではこんなバングルウオッチを良く見かけます。

写真は8月31日琵琶湖ホール「カルメン」演奏会のリーフレット。
料金はなんと3000円?
見たときに○が一桁間違っていると思った。
なんと訳がある!
演奏部門は立命館大学の楽団と合唱チームなのだ。チビコたち立命館小学校の合唱部まで参加しています。
ソリストのみなさんはプロなので安心して聞けるようになっていました。

昔、ヨーロッパの田舎町でこのようなアマチュアのコンサートを楽しみました。
「ラ・ボエーム」の最後の方に歌われる曲が泣ける!田舎街にはそれぞれ一人ものすごいソリストいるのだ。
「それでも、雪解けの頃になれば初めの太陽はわたしのもの4月初めの口つけが私のもの~♪」
春がなかなかやってこない、お金も無い!
パリの辛い冬に貧乏な私はその場面がくるといつも泣いてしまう。
若くて貧乏な人は「ラ・ボエーム」をお勧めします!

またトリノオリンピックで「荒川静香」さんが金メダルを取れたのは「誰も寝てはならぬ!」の歌のおかげだといわれました。
舞台は中国、ピン、ポン、パン?3人の歌もいい!「愛」がテーマのオペラなので東洋人の美しい陶器のような肌の荒川さんにぴったりの曲でした。

オペラ喰わず嫌いの人も多いと思いますがビジネスシーンでオペラのストーリーが引用されることが多いので初めは格安オペラを体験をお勧めします。
プロの引越し公演になるとチケット代は軽く2万円を越えるのです。

今回の「カルメン」はフランス語での原語上演。オペラ専用ホールなので字幕がついて読みやすくなっています。
当然、さっそくチケットを購入しました。

「無神経」な時計選択と理不尽に追及されないようにお客さんの手元を観察する機会でもあるのです。
そんなわけで8月31日は午後からお休みします。

明日は水曜日。工房はお休み、一日中趣味の掛時計の修理補修の日。
水曜日がお休みの人が多いようで、普段よりお客様が多い。
電池交換程度なら簡単に出来ますのでご利用ください。





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時計師の京都時間

2014-07-28 09:19:16 | 時計修理

7月28日「石榴忌」「土がじっとりとして蒸し暑い」候。
今日は祇園祭のフィナーレ「神輿洗い」。
明日の神事済み奉告祭が終わると祇園祭もおわりだ。
いよいよ季節は本格的な残暑に入ります。
「悩みの京都時間」

写真はブッヘラー。元々ロレックスを中心とした時計の販売店です。
「最近、いい時計が無いね~!それではきちんとした時計を造ろうか?」
と時計造りを始めました。
そんなメーカーなのでいい時計が続々と発表されるようななった。

日本では知名度が少なく売上と品質のバランスが今ひとつです。
私もプライベートウオッチを製作したことがあるが「船頭多くて船陸に上る」結果になって禄に売れないシロモノが出来てしまって悩んだ苦い経験がある。ブランドを確立するのは大変な時間とエネルギーがかかるのでしょうね!

もう一枚の写真。時計師の新たな「悩みの時間」が始まっている。
液漏れした電池と中に入っているバリ(だらいこ)の残骸。
1970年以前のモデルには考えられなかったほどの不良品が堂々と出回っている時代だ。
中国生産品の特徴です。

三流メーカーばかり目立つようになった。
3年程度での買換え需要がおきるために改善する気配が無い。早く壊れてくれたら3000円ほどの時計なのでクレームも無く新しい時計が売れる。
ソーラー時計の蓄電池が5~10年パンクする使い捨てアイテムと同じ理論だ。「お客様の使い方が悪いのですよ~!」と逆切れされるのです。

10年ほど昔、中国では日本メーカーの品質基準がヨーロッパより高いために下請け業者から嫌われていたが最近はどこも一緒のようだ。

さらに困ったのが電池だ。
ブルガリ、カルティエなどの電池交換で安物電池が紛れ込んで使用される時代だ。
使用期限が切れるとすぐに液漏れが始まる。
止まった後しばらく放置されると液が漏れ出して歯車まで錆てしまう。電池が高額時計を壊してしまうのだ。

工房で電池交換1000円を始めたのはこんな理由があるのです。液漏れ後の修理はユーザーと時計師お互い気分が悪い結果になるので電池を早く抜きたい思いがある。

このような事情を知らん顔しているのが海外資本の中国電池メーカー。
「電池をそのまま放置しているユーザーの自己責任!」と言われて「ごもっとも!」と引き下がるしかない。

セイコー、マクセルなど国産メーカーは電池液漏れ保障があるので安心だがそれでも放置しているといいことはない。
時計に使われる酸化銀電池は国産品が安心なのです。
特に最近の夏場は時計が止まったらすぐに液漏れが始まるので専門店で電池交換してください。

これからさっそく中国電池の後始末の仕事が待っています。
この空しい作業は「金目」の問題ではない。捨てられる時計がもったいなく、可哀想なのでやっている。
こんな時代に土俵際で踏ん張っている日本人職人は結構存在する。
ブッヘラーのような時計がバンバン売れる時代が来るといいね!





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時計師の京都時間

2014-07-27 10:08:03 | 時計修理

7月27日旧暦「文月の朔」
出勤途中、いきなり夏の嵐に遭ってしまいました。
日曜日なので自宅からそのまま自転車レースのスタイルですから別にあわてる事はない。
じっくりと濡れて駆け上がってきました。

昨夜、京都コンサートホール「衣笠交響楽団」の演奏会に行ってきました。
立命館大学OBが主力の楽団なのでなんとなく身内感覚のひいき目。
やはり「西園寺公望候」ゆかりの大学なのでフランス物には強い!
アマオケとは思えないほどすばらしい演奏会でした。
曲目
1エロルド・歌劇「ザンバ」序曲
2サンサーンス・交響詩「死の舞踏」作品40
3ドビュッシー・小組曲
4サンサーンス・交響曲3番オルガンつき

4曲とも聞いただけですぐに思い出すようね名曲ばかり、同じく演奏は非情に難しい難曲だ。
先に書いていたがアマチュア楽団には非情な冒険でしょう。
特にサンサン交響曲3番はオルガンとオケがぴったりそろわないとグダグダになってしまう。
1~3までピチカートが要求されて最後のシンフフォニーは循環主題をずっとやらなければいけない。働きずくめのチェロ弾きには辛い演奏会でした。
途中弓を落としてしまう人もいて「がんばれ~!」と心の中で必死に応援していました。
ちなみにヘタレチェロ弾きの私なら途中のゲネプロだけで命が尽きてしまっていると思う。親指に血豆が出来て途中で挫折するのだよ~!

例年コントラバスのパートに驚きますが今年もしっかりと準備を整えていました。
この楽団はコントラバス、チェロの重奏低音楽器がお勧めです。
この演奏会は無料なのです。
特に若い人たちは一度お腹にズシンと来る音を経験してみましょう。

一年に一度の七夕コンサート。演奏会は無料だがその後に宴会が待っている。
今朝は二日酔い。

集まった仲間たちはリタイア直前の年齢のオヤジばかり。
話題は現代経営学?
副題は中国市場からの上手な撤退方法。
写真は中国生産の失敗芋ハンダ。目覚し時計を開けると中国土産の汚染された空気とゴミが漏れなくついてくる。
問題はこの20年間に不良品率の変化が見られないこと、むしろ近年悪化の傾向にあることだ。
「マクド」の食品事件を参考にする。全員がマクドのチェック体制のひどさに驚く。

時計・宝飾業界では抜き打ちテストなどしません。
宝飾工場では毎日退社時に衣服を脱がせて裸にして荷物検査をする。それでも部品や工具の紛失の棚卸ロスは減らない。
時計工場の場合、従業員は部品と工具を持ち出し自宅で組み立て家族がちゃっかりと時計販売店を開業しているなど当たり前の世界です。
写真の芋ハンダつけを日本人のように綺麗に仕上げることを要求したかったら必ず仕様書と追加作業に値する費用がいる。

マクドの年間数回で事前予告つきの検査では何もやっていないことと同じだ。
現状の認識がかなり不足してる業界なのだ。食べたらなくなってしまうので犯罪や不正の証拠が消える。
ユルイぬるま湯に長年漬かっているとアホになるのだ。
こんな経営陣のおバカ無能ぶりにビックリした。

また中国の食材輸入を中止してタイに切り替えるそうだ。これも失敗!
時計業界ならイメージを回復するためには先ず全製品を国産の食材に切り替える手法を発表するでしょう。
どうせ「女子供相手の市場」。お祭りの屋台レベルの経営が大きくなった業界なのだ。

最近、食品の賞味期限や生産地の小さな文字が次第に見難くなって来た。
その内に時計用のキズミ持参でスーパーへ買い物に行く時代になって来るでしょう。
保険の証書と賞味期限の文字は見せたくないようだ。

京都大学農学部付近に食材産地をすべてオープンにしているカレー屋さんが人気だそうだ。
こんなお店をやっている若い人たちには頑張ってほしい。
昨夜の演奏会や新大宮通りの「夏祭り」のプチコンサートではすばらしい歌声が響いていました。がんばっている若い人たちを見るとまだまだ日本は安心大丈夫と思った。

諸悪の根源は私たち「団塊の世代」だよね~!と痛感した夜でした。
ジジーたちは悪い人ばかりではないのですよ!と声を上げてみたいね。
今日も暑い日が続きます。工房ではバリと芋ハンダと格闘も続きます。






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時計師の京都時間

2014-07-26 09:12:18 | 時計修理

7月26日土曜日。大安。
旧暦では明日が文月の朔。7月の始まりの日です。
今日16時30分から新大宮通りで夏祭りが開催されます。
京都で一番長い距離を持つ商店街。朝早くから準備が進められていました。
ということで今日は16時30分で閉店準備の修理工房になります。

「裏の京都時間」
左京区の「真如堂」では虫払いの行事が行われた。
安倍清明秘伝!暑気払いの「びわ湯」の接待で有名な行事。裏に隠れている200点の宝物が一挙に公開されるのが目玉だ。

京都に裏が無い!とよく言われる。
地方には裏通りがよくある。
世間の裏通りをさまよう失敗時計師!「わたしゃ~世間のはみだしものじゃけんの~。」などなど名せりふを吐いてきた。

ところが千年都の京都では裏通りが無い。
裏だと思っていたら表のことがよくある。
工房がある大宮通りも大宮通りの由来の「久我神社」
大きな通りに面しているのが裏門。正門は西側にあるそうだ。

時計も裏面と馬鹿にしているとしっかり主張しているのだ。
ぴったりと肌に接しているので裏面の加工しだいで着け心地が一挙に変わることが多い。
アンティーク時計には裏面の優れものを良く見かけます。
店頭で時計探しの楽しみも裏面のアイテムも参考にすると楽しみが増えます。

「アンティーク時計」のセンスのいいユーザーになるための必要条件はなに?
私の時計人生のほとんどが現行品の開発、販売にかかわっていたのでアンティークは初心者のようなものです。
「人が一度捨てたものをどうして喜んで使うの?」
蚤の市などに繰り出す人を横目に新製品を追いかけていました。
アンティーク時計は「時計の裏通り」業界だと思っている時計師は多い。

「アンティーク時計の修理受付は断って!」
バイヤー時代にこんなおふれを出した事もある。修理技術者は時間給で換算すると5000円ほどかかる。お店の店長より高級取りが多かった。

何日もかかるアンティーク時計に張り付いて部品込みで3万円程度の売上では給料が出ないのだ。
時間がかかるアンティーク時計の修理は費用対効果が基準以下になるのです。
アンティーク時計マニアがメーカーなどへ修理依頼を出すと即座に断られるパターンが多いのはこのような理由があるのだ。

私の工房でもアンティーク時計は大歓迎と言うわけには行かないのが本音。
途中で予算オーバーになって中止。空しく組み立てていくことも多い。

また完成しても引取りに来ない客が多いのもアンティーク時計の特徴だ。ネットオクションの価格より修理料金の方が高くつくことが当たり前に起きる世界なのだ。

京都の「一見さんお断り」が時計業界でも当たり前。修理を受け付けてくれるまでのハードルは高い。
学生さんなど自然と断る。修理をしても時計の使い方が悪いのですぐに壊してクレームでやってくる。
雨の日に自転車、バイクで使う。海、山の厳しい条件のところに連れて行く、最悪のパターンでお風呂に入る。
「おっちゃん!時計に水が入った!」と1週間経たないうちに持ち込まれるのです。
心の中で「こいつ死んでしまえ!」と叫びたい事がある。
一般に30歳を過ぎないとアンティーク時計は使いこなせないでしょう。

大切に使っていても壊してしまう事があるがそんな愛情を受けた時計はすぐにわかる。裏ブタを見ると大体わかってしまいます。アーム部分が錆びてかけ落ちるくらいのもは簡単に断るほうが無難だ。
また購入時には必ず裏を見てくださいね~!
「人を見るときには足元を見ろ!時計を見時には裏のアームを見ろ!」

工房にはセンスのいいアンティークファンが集まります。
「どうして?」聞くと「子供の頃からきれいなものが好きだった。」と同じような答えが返ってくる。
「きれいなものを綺麗と感じる事が出来たら一人前!」なのでしょう。

世界遺産を見ながら毎日過ごしているわりに私のセンスは今ひとつ?
今日は「衣笠交響楽団」の演奏会に行ってきます。
「いっちょ~センスを磨いてくるか!」の気合を込めていってきます。ではでは!






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