京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の神時間」

2018-12-30 09:08:16 | 時計修理

12月30日日曜日仏滅。
今日が仕事納めになります。新年4日が初仕事!と言いたいところですが毎年のように緊急の修理品が入る。
 お正月は忌中のために初詣には行けないので特に用事もないお正月です。
4日からすぐにトップスピードで忙しくなるので前日はアイドリングタイム。ドライバー、オープナーを整備して準備を充分にやっておく。
足の遅い馬は早出しろ!なのだ。

「あなたは神様を信じますか?」クリスチャンのお客さんからよく聞かれる。
とうぜんイエス・キリストも含めて八百万の神様、お稲荷さんなどなど信仰が深いものはなんでも信じています。
1955年生まれでアベノお坊ちゃまと同年代です。
銀のスプーンをくわえてきたお坊ちゃまの華やかな彼の裏側。
私は帝王切開の難産の末、石炭をくわえて生まれてきた余計者。危なく母親を殺すところです。
長崎・高島炭鉱で育ちその後父親の左遷で平戸の離島の中学校をでた。塾も本屋もないのどかな島でした。
その後奇跡の連続、立命館大学を出て一部上場企業に就職。そのスキルで時計修理工房・独立開業。趣味は仲間とチェロ演奏。
下京区・祇園祭山鉾町の自宅住まいで現在に続く。

実に森村誠一の偶然性に頼ったような嘘っぽいキャリアです。
私が経験した奇跡の連続の話はほら話のようでお話しても誰も信じてはくれません。
生命が危ない危険なピリオド、ピリオドごとに神様が登場して助けてくれた話しを信じろというのに無理があるのだ。

こんな連続を体験すると「悪運」の連続が神様から与えられる「試練」と感じるようになりました。
「神様は越えられないような試練を与えない。(越えられない場合おいらはとっくに死んでいる)」

時計学校の生徒さんがうらやむような私のキャリアも「私は天才!」と自信満々で出発。ところがこの世界野球でいうと野原の三角ベースボールで活躍した少年がいきなり大リーグに入ったようなものでした。
すぐに挫折して辞めて帰ってくるだろうと注意した上司の予測通りの結果となる。会社も辞めて惨めなほどの貧乏生活が続きます。
お正月は家族の食料は田舎から送ってきたジャガイモと島原ソーメンだけの新年もありました。
ゴッホ「ジャガイモを食べる人々」の絵画はそのころから私の守り神。

そんな年末、真夜中にポッカリと目が開いてしまうことがよくある。
「ここはお前の居場所じゃないはず!とっくに無縁仏で処理されている運命なのだ」と過去を思い出して不安になることがある。
お世話になった人達、お客様の顔が浮かびます。ひとりでも欠けていたら無縁仏の仲間入りだったと涙があふれてきます。感謝!

「神は空におわせまし、中国からPM2,5の試練を与えてくれる」
ブレードランナー人生にめでたし~めでたし~。
来年も首の皮一枚残した気分で踏ん張ります。よろしくね~。

神様の奇跡の結果を見たかったら工房へおいで~!
今日が仕事納め6時30分まで営業です。
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時計師の京都時間「京の割れた時間」

2018-12-29 09:48:46 | 時計修理

12月29日土曜日。京都の神社、お寺さんは迎春準備で忙しいようです。
お寺さんは除夜の鐘まで体力保存のタイミングでしょう。
それにしても江戸時代の時計の苦労は大変だったことでしょう。
タイムマシンがあれば江戸時代夜間の計測装置の香時計、ローソク時計、水時計が活躍した風景を見てみたい。

これから年末までカウントダウンまで直線形の時間感覚。年が越すと突然サークル系の輪廻感覚に変わります。
毎年繰り返すお正月。これが途切れることはないと信じています。
大飯、高浜の原発施設付近に住んでる住民は町の名前が「浪江町」になるまでのカウントダウンタイマーが動いていることには目をそらすしかない。
止まった時間は戻せない。
大飯波江、高浜波江と次の元号の間に町の名前が変わる時が来るのが怖い。

時間は押したり、ひいたり、伸ばしたり都合よく利用できるものです。
アベのお坊ちゃまの「アベノミクス」が年末の平均株価の急落で賞味期限切れでタイムアップ。
北方領土交渉では時間を50年以上時間を戻してしまった。
喜んだのはプーチンだけ!
ウクライナ問題での経済制裁中で困っている時に東アジアには何も心配することがないのだからボンクラトップには感謝したいはず。

日産の花咲じじい「ゴーン」は引き際の時間を間違ったので塀の中で年越しそばを食べるはめになる。
コストカッターではあったけれども拘束時間だけはカットできませんでしたね~。
いつまでも長い時間「おらが春と威張っているとこうなる」の見本でした。

「バカ文」はあいかわらず敵と味方を勘違いしている時間が長い。
最低賃金時間1000円を公約にして当選。その後2時間で1000円に都合よく修正したいらしい。経済オンチの韓国では経済もBMWも炎上する。
それにしても国家間の約束を無視してプライドを捨ててまで政権にしがみつきたい。そんな悲しい政治家の末路を来年も見るのがつらい。
見苦しい悪あがき時間が長いほど国民は苦労する見本。

トランプはメディアには不人気だがアメリカ在住グリーンカードの仲間には評価が高いのが不思議です。
日本の気弱なアベノお坊ちゃまを関税で脅しておいて大量の武器を売りつけることに大成功。こんな凄腕に拍手する国民が多いそうだ。
対中国外交にしても迫力があった。

アメリカは変わった!
アメリカのメディア、ジャーナリズムがチャイナマネーに頭の先まで浸かっているのが分かった。

南シナ海にイージス艦1隻をぷかぷか浮かばせただけで「作戦」というし、シリアの神経ガス問題には目をつぶり、娘には中国人家庭教師をつけて「いもひき」おじさんオバマ前大統領は時間を伸ばしただけ。
なぜかメディアの評価は高い。
ハリウッドではチャイナマネーの影響で中国批判の制限時間は無期限に長い。
最近のSF映画ではいきなり中国人が出てくるのに驚かなくなってしまう。中国人時間でお金が儲かるのだ。。

今年は八方ふさがりの年。このブログも明日までです。
年末年始は31~三日までお休みです。
止まった時計と時間を動かしてみましょうね~。
「止まった時計と一日1秒進む時計はどちらが正確な時間をさすか?」
止まった時計は一日二回は正確な時間をさすので止まった時計の勝ち!ただし動いてる時計のほうが気持ちいのだ。
電池交換1000円と10分。お待ちしております。






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時計師の京都時間「京の忘年会時間」

2018-12-28 09:30:15 | 時計修理

12且28日金曜日。
年末しみじみとチェロの音色を楽しみたいところですが今日で新生銀行のネットバンキングはおしまい。
 ここはやたらとフリーズするボンクラシステムなので送金手続きは昨夜ですべて終わらせました。
今朝は心も財布も軽やかで穏やかに工房入り。

「お前最近 貧乏神様に似てきたね~!」と二人から言われた。
やせ型の体系、エビス様のように腹は出ていない。頭はハゲてはいないし無精ひげは貧乏神そのまま。
そっくりさんコンテストがあればいいところまで行くぞ~!という。

 年末は貧乏神様の稼ぎ時でもある。
クリスマス時にはなんちゃってサンタが出てくるように年末は貧乏神様が四条通りを歩くイベントがほしい。
「借金で泣く子はいねかぁ~!」そこへ安倍晋三の登場「これはですね、あれはですね~貧乏神は自己責任です~。」

時計師は無借金経営。名古屋の企業は無借金経営が多かったので名古屋時代勉強になった。
「名古屋風宴会」
飲食店でたとえ社長といえども食事に行ったら割り勘文化の街。
瞬間に暗算ができないと馬鹿にされます。必ず事前に小銭を用意しておきます。
万札だけ持っているとその人が即幹事で費用負担が大きくなるのだ。この事態だけは名古屋人は避けたい。

会社がトヨタグループの子会社でした。
年末年始の忘年会、新年会はない。慰安旅行も女子社員が嫌がるのでという理由で都合よく廃止。
福利厚生事業では年に一度の運動会だけ~。
京都に戻って来て驚いたのが会社主催の忘年会の数の多さと、飲むスピードの差。

名古屋は終電も早く8時過ぎには名物地下街はシャッター通りになる。
飲食店も閉店が早いので宴会ではピッチも早くなる。無駄な乾杯、スピーチはない。
あっと言う間に出来上がらないと電車に乗り遅れるし飲み放題料金の元が取れないのだ。
11時までにべろべろに酔っぱらったほうが勝ち!

料理にしても手羽先を始め名古屋コーチンの鳥料理がメインです。
油っぽい料理が多い。鳥鍋を囲んでお腹をいっぱいにする時間の60分程度でお開きにする手法は見事でした。
およそ90分かかる「京料理」の店が少ないのも特徴でしょう。信長さんだったら途中で帰ってしまう。

時計師はお金を借りても返済手段が限られているので借入即破産の業界です。そこで計画をする。
年末忘年会費用の予算は10万円ほどの準備金を用意。家計簿に宴会引当金の項目があるのが京都人の感覚でしょう。
職住一体型の家庭が多く宴会後は歩いて帰るので交通費はいらない。

一回二万円の予算で新年会、忘年会合わせて5回ほどの出席が標準でしょうかね~?
とにかく小学生時代から同じ町に住んでいる人が多いので宴会の日取り場所は暗黙の了解事だ。
京都に戻っていた当時はとにかく驚くことが多かった。

「新生銀行ネットバンキング」の預金が引き出せるのは今日まで!気を付けましょう。
日本酒で乾杯ルールが京都では普通です。始まりは月桂冠からエビスビール、芋焼酎、〆にブランデー。
ゴールは高倉通りや祇園にある渋いバー。ここにたどり着くまでの4時間のマラソン大会の始まりなのじゃ~。
31~3日までお休みです。お待ちしておりますよ~。











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時計師の京都時間「京の1%」

2018-12-27 09:59:35 | 時計修理

12月27日木曜日。先勝。
神は空におわしまし、ゴーン氏は牢屋の中 世はすべてこともなし。
めでたさも半分くらいのおいらの年末。アベノお坊ちゃまがまだだ!
東京地検頑張れ~!

30年に及んだ両親の介護生活が終わった。
長年籠の中で飼われた鳥のように扉が開いていてもすぐには飛び出せない。
急報にレジから売上、釣銭をつかんで京都駅で急ぐ、逢魔が時に電話でパチンコ依存症だった母親から送金依頼。
ネットバンキングには常時預金する習性が身に付きました。
なぜか解放されたのに電話は怖いし、ネット銀行に預金がないと不安だ。

これからクラッシックコンサートのプラチナチケットの予約も、旅行の計画も可能になりました。
お昼ご飯も一合で二日間食いつなぐこともないし名物「もやし定食」ともおさらばだ。
ところが二週間経ってもコンサート予約はしていないし「もやし定食」は続きます。
エビスビールは一日一本。

節約節約~また節約。八方ふさがりの占いから変わるまで節約なのじゃ~。
いつおバカなお坊ちゃまが爆弾を仕掛けるかわからない不安があるね~。

「残り1%の希望の店」の意味を度々聞かれます。
これは工房に来たお客様から言われた言葉をパクったものです。
あきらめ半分でやっていたところ直った。
奇跡にビックリ!ところが三日後にまた止まった。愛用の時計にさよならを言う三日間に感謝!
所詮、頑張ったところこんなものなのだ。
ただ絶対あきらめたくない!しつこい性格なのでしょう。

大学を卒業して京都を離れ40年後は再び京都で生活をしています。ウミガメの孵化から大波に飲み込まれて大洋へ!その後また戻ってきたような確率1%か?
「いつの日にか京都へ戻してくだされ~!」と名古屋の貴船神社へお参りしていた効果も大きいのだ。

エキスパートだらけの時計業界、家族の中に時計屋はいない。そんな背景のサウスポーが時計の工房を成功させて継続中。
京都の市場は厳しい。街はヒマラヤの頂上に立てるだけの少人数の規模か人気作家の生存率のようです。
これも1%の希望がかなった。

先日名古屋の「イチロー杯」野球教室がありました。名古屋生まれの野球小僧達が実にうらやましいイベントです。
名古屋人はトヨタ自動車とイチローは京都でも自慢していいと思う。
「夢はかなわないかもしれない。ただ諦めたらそこで夢は終わる。」

上を見たらきりがない。
地には安倍晋三、ゴーン、東京電力勝俣、清水などうじゃうじゃいる地上。
やは希望をもって一つ一つ階段を上っていきましょう。
30日まで平常営業します。明日から寒波!お早めにお越しくだされ~。












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時計師の京都時間「京のそこにある危機」

2018-12-25 10:50:26 | 時計修理

12月25日クリスマスの火曜日。
満月、仏滅三隣亡と続いた今日は株式市場クリスマス大暴落。

星座占い、四柱推命などどんな占いでも八方ふさがりの今年。悪い予想はすべて当たった年でもあります。
津波などでこれが最後の災難と油断できないまま年末に向かいます。
個人的には母親が逝去、隣の小林自転車屋さんも11月にお亡くなりになりました。合掌!母親と仲間を一度に失う年になった。

仕事では過去最悪の売上。猛暑、長雨などの気象異常や地震、台風などに重なり 観光災害がとどめを刺しました。
一般の市民の皆さんは時計の修理どころではないのでしょう。
今朝は予定を変更して病院で抗アレルギー薬を貰いに行きました。
連休明け、昨日からのPM2,5の影響で満員の患者さん。8時半から2時間かかってしまう。
空気も乾燥しているのでさらに被害が出る。中国からの環境災害が目立つ年になった。

「コヨーテの翼」五十嵐貴久著 双葉社。
標的は総理大臣!!が話題の本らしい。発売のタイミングは最悪。たぶんヒットしないでしょう。
双葉社も八方ふさがりの年になって同情したい。
ちょっとこの暗殺のプロを応援したい気分ですね~。テロはもちろん悪いことです。
先日はさだまさしクリスマスディナーコンサートに行っていたようです。
「風に立つライオン」がまともに聞けるのか?恥ずかしくて帰ってしまいたくなったか?
遊びまわっているだけのお坊ちゃまでは警備の皆さんモチベーションが上がらない。
そんな本を誰がお金を出して読むのかと思う。

ゴーンも話題です。犯罪を見て見ない振りをした日産のボンクラ、ごますり役員の名前が出てこない。
社外取締役も無能の結果になるのでは救いようがない会社。三菱自動車のトップもなぜこんなボンクラ社長ばかり出てくるのか不思議でしょうがない。
日本の自動車メーカーはトヨタとホンダグループだけ残ればであとは消えてもいいのでしょう。

時計メーカーもセイコー、シチズンは同じようなモデルしか作れない金太郎あめのメーカーなので統合しても市場は困らない。
写真は今年見た最悪「買ってはいけない」時計。
ちょっとしたショックで針が落ちる。また使い捨て構造なので分解は不可能。
こんなモデルが世の中に出てくる時代です。今年は八方ふさがり。

年末のダウンタウン「絶対に笑ってはいけない」が終わるまで気を抜かないで頑張りましょうね~。
メリー・クリスマスでした。






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