12月30日日曜日仏滅。
今日が仕事納めになります。新年4日が初仕事!と言いたいところですが毎年のように緊急の修理品が入る。
お正月は忌中のために初詣には行けないので特に用事もないお正月です。
4日からすぐにトップスピードで忙しくなるので前日はアイドリングタイム。ドライバー、オープナーを整備して準備を充分にやっておく。
足の遅い馬は早出しろ!なのだ。
「あなたは神様を信じますか?」クリスチャンのお客さんからよく聞かれる。
とうぜんイエス・キリストも含めて八百万の神様、お稲荷さんなどなど信仰が深いものはなんでも信じています。
1955年生まれでアベノお坊ちゃまと同年代です。
銀のスプーンをくわえてきたお坊ちゃまの華やかな彼の裏側。
私は帝王切開の難産の末、石炭をくわえて生まれてきた余計者。危なく母親を殺すところです。
長崎・高島炭鉱で育ちその後父親の左遷で平戸の離島の中学校をでた。塾も本屋もないのどかな島でした。
その後奇跡の連続、立命館大学を出て一部上場企業に就職。そのスキルで時計修理工房・独立開業。趣味は仲間とチェロ演奏。
下京区・祇園祭山鉾町の自宅住まいで現在に続く。
実に森村誠一の偶然性に頼ったような嘘っぽいキャリアです。
私が経験した奇跡の連続の話はほら話のようでお話しても誰も信じてはくれません。
生命が危ない危険なピリオド、ピリオドごとに神様が登場して助けてくれた話しを信じろというのに無理があるのだ。
こんな連続を体験すると「悪運」の連続が神様から与えられる「試練」と感じるようになりました。
「神様は越えられないような試練を与えない。(越えられない場合おいらはとっくに死んでいる)」
時計学校の生徒さんがうらやむような私のキャリアも「私は天才!」と自信満々で出発。ところがこの世界野球でいうと野原の三角ベースボールで活躍した少年がいきなり大リーグに入ったようなものでした。
すぐに挫折して辞めて帰ってくるだろうと注意した上司の予測通りの結果となる。会社も辞めて惨めなほどの貧乏生活が続きます。
お正月は家族の食料は田舎から送ってきたジャガイモと島原ソーメンだけの新年もありました。
ゴッホ「ジャガイモを食べる人々」の絵画はそのころから私の守り神。
そんな年末、真夜中にポッカリと目が開いてしまうことがよくある。
「ここはお前の居場所じゃないはず!とっくに無縁仏で処理されている運命なのだ」と過去を思い出して不安になることがある。
お世話になった人達、お客様の顔が浮かびます。ひとりでも欠けていたら無縁仏の仲間入りだったと涙があふれてきます。感謝!
「神は空におわせまし、中国からPM2,5の試練を与えてくれる」
ブレードランナー人生にめでたし~めでたし~。
来年も首の皮一枚残した気分で踏ん張ります。よろしくね~。
神様の奇跡の結果を見たかったら工房へおいで~!
今日が仕事納め6時30分まで営業です。