7月31日土曜日。
島原在住一ヶ月を記念して「がまだすドーム」へ行く。駐車場には福岡、滋賀など県外ナンバーが並んでいました。コロナ禍、県をまたいでの外出自粛の呼びかけはうまく行っていないようです。
1990年11月から5年間に及ぶ雲仙普賢岳の噴火。この歴史を風化させないことが目的の施設のようです。入場料一般1050円。おすすめは係りの人たちの真摯な対応です。災害モニュメントという暗いテーマだけにガラ~んとした風景を予測、北海道・昭和新山のカビが生えたような記念館クラスか?ところが係りの人たちが優秀でした。噴火から30年以上経過しているのに風化を感じさせないのもこの人たちの努力の成果なのか?一人旅のオヤジが迷子になって飽きることがないよう新設に誘導してくれます。九州人の接客レベルの高さがわかる施設でした。入場料1050円は高くない。
桃太郎のようなオブジェ。パカ~ンと割れて桃太郎が出てきそう。普賢岳の噴火をこのオブジェからは創造できないがとにかく快晴の空、桃太郎伝説でもいいではないか!近くにサッカーボールと坂本竜馬の大きなオブジェもあるがこちらも広大な風景によく似合っていました。
途中、道の駅「みずなし本陣ふかえ」でランチ。島原へ来て初めての「ちゃんぽん」を食べる。経営危機とネットで出ていたので寄ってみた。ファサードから伊勢の「おかげ横丁」の施設を連想していたのであまりに小さくてがっかり。観光ガイドから漂ってくるトイレの匂いが気になる。不振要因はキーテナント不在、1軒だけ開いている飲食店の女性がしっかりしていたのが救いか?一同おかげ横丁を視察に行ってもらいたいね~。
伊勢の名物赤福の代わりに長崎にはカステラとお茶があるではないか?また長崎の皆さん顔が濃いので南蛮人風の人がうろついていてもいい。そんな災害にこだわらない復興パフォーマンスがみたかった。こちらは災害からすっかり風化中、さらにコロナで風化時間が進んでいるようです。
ところで8月に入ると一度京都へ帰る予定でしたがこのコロナ騒ぎが心配、再び島原へ戻って2週間の自主隔離生活はつらい。連日のカップめん、レトルトパックには前回うんざりしました。「五山の送り火」今年も縮小という。居酒屋もアルコールを出さないようだ。「帰っても行くところがなかね~。」
島原半島、この暑さで行くところ行くところでビールがほしくなる。移動手段がクルマでは拷問です。雲仙の地獄名物に「アルコール地獄!」を追加したい。ジョッキで一気に生ビールを飲まなかった軌跡の2021年の夏になりましたね~。
コロナ疎開で健康的な島原リゾートを楽しんでいます。抜けるような青空と海を眺めて居酒屋「神馬」の生ビールを想う日々なのです。