京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の巣ごもり」

2020-12-29 09:12:02 | 時計修理

12月29日火曜日。今年も後三日。

皆様ご無沙汰しております。使い慣れたパソコンでは旧GOOブログからの切り替えにエントリーができなくなったことからしばらくお休みしています。

今年の年末はコロナ禍の影響で里帰り需要が皆無。毎年、東京はもとよりロンドン、ニューヨーク、ボストンから里帰りするお客さんの電池交換の依頼が消えて暇な年末。

「欧米人の5本とも親指のような大きな指で大切なカルティエを触らせたくない!ウラブタをカナズチで叩いていた!それと電池交換料金の高騰の中で一律1000円と税の低料金が魅力!」だという。

2008年に倒産した「ウオッチマン」でバイヤーをやっていたことからアフターサービスの店がいまの工房です。なんとなくカルティエ、ブルガリなど高級時計が集まっていますね~。工房の使われ方が変わってきています。それにしても里帰りや帰国できない間の電池から液漏れが心配。工房では液漏れしにくいセイコー、マクセルの電池を使っていますがやはり心配です。コロナ開けには液漏れ時計が集まってくることでしょう。覚悟しています。

私も年末、ひどい目に遭ったGOTO三回忌から自重。演奏会、宴会の予定を全てキャンセルして強制的に工房に巣篭もりすることになりました。

いつもの年なら31日~3日までお正月休み。今年はなんとなく営業、行くところがないのじゃ~、二日くらいからチェロの練習でもやるか?得意先は元旦から営業のため一応待機することにしています。

毎年お正月の3日めはアイドリング。工房の工具を整備して押し寄せてくる時計の修理品を待ち、眼に優しいビタミン、高質なたんぱく質を取って待機する日。今年はたぶん肩透かしになるでしょう。

早くコロナ禍が明けてほしいものです、今年一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

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