京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「ネコの夢時間」

2022-02-19 12:28:04 | 時計修理

2月19日土曜日雨。もうすぐ春になる、そんな暖かい雨の日。写真の芝桜公園ももうすぐです。

昨年庭に植えた「芝桜」の根分けも完了!後は春を待つだけです。南島原へコロナ疎開して半年過ぎました。

保護猫のハナちゃんも元気に育ってきた。最近は目覚まし機能付きニャンコ!布団にもぐりこみ早朝から冷たい肉球で顔をペタペタ攻撃で文字通りたたき起こされます、遊びたい盛りで眼ざめると布団の周りは猫のオモチャだらになっているのに驚きます。夜中にひっそりと集めて遊んでいるのだ。

島原半島は気温も穏やか、トレッキングに最適な晴天率になっているので特に近所にある「島原の乱」の広大な戦場跡を歩き回っています。不思議なのが2万人以上の殉教者がでているにもかかわらず歩いてみても呪い、祟りの感覚がない。長崎駅前にある「二十六聖人」も穏やかな気分で過ごせるのが不思議。逆に京都の船岡山、上御陵神社など街中のパワースポットでは寝込むほど怖く畏れ多く感じる。(船岡山ではPM2,5の通り道のようだ。)やはりキリスト教徒には恨み、つらみの概念がないのでしょうか?「汝の敵を愛せよ」と本気で思っていたのでしょうかね~。この地に天国を目指して闘った皆さん天国に召されたか?そんな思いで「島原の乱」の文献を読み漁っています。ここ工房がある南島原市の有家町でも5000人の殉教者が出たという、藩主有馬晴信がキリスト教に改宗後は強制的に村人全員が改宗する時代、そんな宗教の自由がない中、宗教を守り続けた島原の乱は興味深いものです。

身近な仲間が次々とオミクロン株に感染してびっくり!時計の修理、販売の仕事はどうしても対面で接近しないと出来ないものでしょう。だからと言って持続化給付金は出ないよ~。残念!

ヨーロッパの時計市場では20世紀には戻らないという観測です。高級ブランドだけがコロナ時代を生き残る。中国製のバジェットゾーンとコピー品が堂々と定着する。時計も「あさり」もおなじ、熊本産も中国から密輸品でしたね~。どうりで京都のスーパーでは消毒薬臭いアサリばかりだと思った。「長崎のアサリを食ってみろ!」のクレームが通らなかった。重金属たっぷりの海辺で育ったものを輸入して有明海にばら撒きその後回収して国産品として売る。時計も旋盤くずたっぷりの中国で作ってスイス、ドイツでベルトを取り付けてヨーロッパ製として売る。「熊本アサリ」は氷山の一角それが主流なのだ、あきらめましょう。

かつお漁船の中抜きのニュースにもあきれた。苦労して釣ってきたものを抜く手口が長年漁協全体でまかり通っていたがこれもびっくりしなかった。「関空ではいくらでもコピー品を持ってこれるでぇ~おっさん、コピーのどこが悪いのや~!」以前の工房でコピー商品の修理を断られたおっさんの捨て台詞は本当だったのだ。実際フリーパスで輸入できたのだ。成田や羽田でなく関空なら楽器のケースにゴーンを入れてしまえばフリーパスで通る。今や日本は不正天国、密輸入天国なのだ。

明日は長崎県の知事選挙投票日。京都人から見ると実にうらやましい、長崎県民からは誇らしい選挙になりました。誰が当選しても優秀な立候補者です。過疎化が進むと優秀な人が現れる?こんな選挙は初めてですね~。先日、京都工房の廃業届けを出してきました。ここ数年京都には戻れないようでしょうがない。機械式時計の修理が出来るようになるのはまだ先。

南島原工房で一般のお客様から今のところクオーツ時計の電池交換のみを受け付けております。コロナに感染しないようにここしばらくは我慢の連続です。気分はクリスチャン!ココロは仏教徒、恨みつらみはらさでおくべきかぁ~なのが元気の元になることもあるよね~。

 

 

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