京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のシンデレラ時間」

2019-06-21 09:21:40 | 時計修理

6月21日金曜日 弘法市の日。
30日の夏越の祓前に早くも真夏の暑さがやってきました。
今日の弘法さんは熱中症にご注意くだされ~。

先日からの隣の自転車屋さんからの遺品整理によるホコリアレルギーで寝込んでしまいました。
この高齢者遺品整理のパターンでは加害者不在で全員被害者になります。しょうがないのだ。

水曜日は先週からのホコリ・アレルギーでとうとう寝込んでしまいました。
呼吸困難の後に風邪の症状まで進みぎっくり腰で寝たきりになるパターンのアレルギー。健常者にはたかがホコリで想像できないでしょう。
めまいがひどくて行きつけの梅原医院までたどり着けない。
自宅付近の病院に行くが症状を説明するエネルギーと時間がかかるのにはまいりました。

時計師は「病気で元気」が合言葉です。普通に戻るまでしばらく絶対安静。
「シンデレラ時間」厳守。夜は12時までに後ろ髪をひかれながら自宅へ帰ることだ。
ひところ流行ったシンデレラ「ガラスの靴」の形をしたビールジョッキ。最後は飲むと顔にかかるのが懐かしい。
アレルギーが出ないときはまったく元気で普通に飲めるので仮病に見えるのが困る病気です。
シンデレラの靴に入ったエビスビールは特においしいのだ。寝たきり状態で思い出す。

シンデレラ時間は15,30,45,00と15分ごと時報を打って時間を知らせます。現代ではうるさくてしょうがないので売れない。
遊びに夢中になっていると時報は聞こえないものです。長くて退屈な時間ほど時報はうるさくて邪魔なもので売れない。
ジャガールクルト「マスター・レヴェイユ」「メモボックス」のアラーム音か聞こえないというクレームがあった。
聞きたい音ほど聞こえないものなのだから売れない。
売れ残った在庫の夢を見てうなされる。

スマホで11時45分にアラームが鳴るようにセットして、5分前までにメールが既読になっていないとカボチャを馬車ほど食わすからね~!と嫁さんからクレーム。
大騒ぎして寝込んでいたのに急に復活するかぁ~!

それにしても残された「ガラスの靴」は右足か左足かどっちだ?
ヒール片方だけで階段を走り降りた靴はフェラガモかグッチか?ヒールが折れなかったのはグッチか?
なぜ靴だけ魔法が解けなかったのか?
なぞは残る!
ウオッチはフランス語で、クロックはドイツ語の思考で考える癖があります。
かぶっている帽子を取り換えるように気分を切り替えます。
 シンデレラはグリム童話なのでドイツ人だ。だから時計は頑丈なドイツ製でした。
シンデレラも若い時のメルケルさんのようだった顔でしょう。
若い時のメルケルさんは可愛かったことを覚えている私は64歳。

皆さんの夢を壊さないようにアレルギーオヤジ今日も工房で無事に引きこもり中。
お待ちしております。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする