京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の見切り時間」

2019-06-18 09:43:36 | 時計修理

6月18日火曜日。晴れ。
最近日中、隣の自転車屋さん跡の現状回復工事で分解掃除のしごとができないので早朝出勤しています。
そこで工房に灯り見えるのか一般のお客様が一時間早く来てしまいます。ちょうど組み上げタイミングの悲劇。
「やり直し」はつらい。
日中は隣からホコリが立つので電池交換程度の作業しかできないのでしばらくつらい時間が続きます。

明日はペンキ塗りだそうです。ちょうど定休日の水曜日なので、緊急に終日お休みします。
時計修理の仕事は「音、におい、ホコリ」はで絶対にダメ。京都の北山に工房を開いた意味がないのだ。
今日一日の暇つぶしとホコリアレルギーも出てきたのがつらい。

「終活」問題。
自転車屋さんは現役のまま亡くなったので遺族の皆様も後始末が大変だったようです。
家族のことを思うと私も早めに終わりのめどをつけて迷惑をかけないよう準備を始めたい。
それにしても時計修理工房の工具、材料。趣味のチェロ、ケース、スコア、CDなどの整理はなかなかできないものです。
一番手っ取り早い整理は引っ越しすることでしょう。上京区の京町家から下京区へ引っ越す際にほとんどの私物は整理した。
次は工房だ。
数年後をめどにまたピンセット一つ持って次の町へ行くか?
今のうちにぼんぼん時計を仕上げて嫁入り先を探しましょうかね~。
仲がよかった自転車屋さん、自動車修理屋さんが亡くなっただけに彼らがいない紫竹地区は寂しいものだ。
モチベーション30%減だ。

 いやでも逃げられないのがお巡りさんでしょう。
大阪千里のお巡りさんが刺された事件も解決しました。気になったのが「防刃ベスト」が役立たずだったことです。
包丁が刺さってしまった。これでは今後犯人と向きあったときに見切りができない。

時計のバンドで頑丈が売りの腕時計シチズン・プロマスターのベルトにケプラー繊維がある。
テスト品では鋭利な刃物のほうが折れたほど頑丈です。
今では炭素繊維など開発されているのですが今回7か所も刺されていたのには裏切られた違和感がある。不良品ではないか?

父親が警察官でした。時折擦り傷だらけで戻ってくるので私は赤チンキ係でした。傷は後ろにつく。
今回は何のためのベストだ?早急に装備を見直さないと模倣犯が出てきたらどうすると心配になります。

今日は6時30分受付終了。鼻水、くしゃみジジイは最悪だ。
明日は完全にお休みします。







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