goo

音楽に教えられ…

残業の帰り道、疲れて、なんだか暗いことしか思い浮かばず、陰々滅々になりかけた時、パタパタとにぎやかな足音が聞こえてきた。 なんだろうと思いながら、歩いていくと、団地の広場の隅にある小さな滑り台で、幼い女の子が二人、勢いよく上っては、滑り降りて、を繰り返している。そばで、若いお母さんが、自転車の横でスマホを片手に、そろそろ帰るよと声をかけるが、女の子たちは、かまわず、「お母さん見てー」とか言って、 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

日野原重明先生のこと~山積みの新聞から7~

さりげなく切り抜いて積んであった新聞記事。聖路加国際病院理事長をされていた日野原重明さんの「101歳、私の証 あるがまゝ行く」というエッセイ。まだまだご存命と思ったら、2017年7月18日に105歳で亡くなっておられました。 切り抜きも、よく見れば、6年も前、2013年1月5日の朝日新聞の日曜版でした。とても元気の出る文章なので、長いですが、全文、引用してご紹介したいと思います。 副題は「宇宙 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「行き詰まったら風呂!!」ヤマザキマリさん~山積みの新聞から6~

「テルマエ・ロマエ」で知られている漫画家のヤマザキマリさんが、今日の夕刊の「編集委員鵜飼哲夫のああ言えばこう聞く」で、鵜飼さんから、「平成は平らに成るどころか、問題山積み、先送り。次世代に送る言葉を。」と求められて、答えた言葉が、「行き詰まったら風呂。」 「そのこころは?」と問われて、「素っ裸でお湯に包まれると思わず「あーっ」と声が出る。そして体から毒素が出て身体がリセットされ、視野が広がる。漫 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ハルカス展望台~下界に下りると、風景が拡大するおもしろさ~

名古屋から来た甥っ子と義妹と3人で、ハルカス展望台に上ってきた。地上300mの高さ。1年前の夏に、職場の同僚の子達と一緒に行って以来2回目。 300mの高さまで来ると、車もバスも電車も、まるで模型のよう。車はミニカーみたいだしとてもゆっくり動いていて、心地よいくらい。阪神高速の上を、車がゆっくりと流れていて、「The 俯瞰」の風景を極め尽くす感じ。 それが、チケット売場のある16階(約80m) . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

高速回転する脳と言葉~漫才、落語、大阪お笑いの旅~

名古屋から、小学生の甥っ子が大阪でお笑いをめぐる旅をしにきたので、案内人として、よしもと漫才劇場へ。「落とし物」と題したショートコント。 ピン芸人さん(守谷日和)が、よろよろとよろめいて、あっちへスタスタ、こっちへスタスタ、足元もおぼつかなく、地面にはいつくばりそうになって、助けを求めるように、声をあげる。「すみません、僕の三半規管、どこかに落ちてませんか?!?」 三半規管(耳の中の半円形の平 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

No1418『きみの鳥はうたえる』~夜明けの函館の街の空気が、恋の痛さとともに伝わる~

今年は、映画を観ようと思いながらもやらなきゃいけないこと、気になっていることがあると、仕事終わりで、なかなか映画館へ足が向かない。若い時は、何本でも続けて映画を観れたし、次から次へと吸収しようとしていたけれど、いまは、気になる本があったら、じっくり浸ったり、余韻に浸ることが多くなり、何がなんでも、映画を観ておかなければという気持ちが、すっかり弱くなった気がする。 さりとて、家に帰って、何かできて . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

池内紀「記憶の海辺」~旅心、山心、文学心をくすぐるエッセイ~

私が大切にしている本に「温泉百話」(ちくま文庫)がある。もう20年以上も前、毎年、年末にひとりで温泉旅に出ていた時に愛読していた本で、その編集者の一人が、池内紀さんだった。 新聞の書評で、池内さんが書かれた「記憶の海辺~一つの同時代史~」を見つけ、図書館で予約して、やっと順番が回ってきた。 前半は、とばし読み、最後になるにつれ、おもしろくなった。ギュンター・グラス(「ブリキの太鼓」の著者)や、 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

No1417『グレイテスト・ショーマン』~「This is me」の歌が輝きだす~

パルシネマの2本立て上映で、『リメンバー・ミー』の前に観た映画。 主役の家族よりも誰よりも一番よかったのは、サーカスの団員のひとり、髭女(熊女)。かなり太っていて、ずんぐりむっくり。ひげも生えていて、家族からは、みっともないから外に出るなと言われて、ひっそり生きてきた彼女が、もう隠れる必要なんてない、自分を恥じることはない、私は私よ、と堂々と歌い上げる。初めて彼女が、この歌を歌うシーンもよかった . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

No1416『リメンバー・ミー』~人と人のあたたかい絆が“命”を支える~

先週の3連休の初日、神戸の湊川公園にある、 いまどき珍しい2番館「パルシネマしんこうえん」へ 行ってきました。 公開から数か月遅れての2本立て、 入れ替えなしの1200円です! 『リメンバー・ミー』傑作でした!   2018年3月に公開されたピクサー・ディズニーのアニメ映画。 何度も涙があふれ、深い余韻が残るいい映画で、 めちゃお薦めです!   全く予備知識なしで観に行ったのですが、 死者の国が、 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

雪山に行って考えたことと通勤の朝の風景~冬の金剛山その3~

今朝、起きると、昨日、金剛山で見た風景のように、あの白い雪が、ふわふわと降ってくるのが見えた気がして、心の中に、ほのかな灯りがともったような嬉しい気持ちになりました。 壮大な自然は何も教えてくれません。雪山に行ったからといって、私の中の何かが変わったり、気持ちをリセットできるわけでもなく、結局、どうしようもない私がそのままいるだけです。 でも、山の中で、海のような風の音を聞けたのは、私にとって . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

雪山へ行く~冬の金剛山~その2

人間、アホなことができるもの。日曜、六甲に行って、冬山の寒さがわかった気になり、どの程度、着込んだらいいかも目途がついた。 翌2月11日の天気予報は雨だから、諦めていたけれど、雪に変わっている。ならば、この機会に、行くしかない、銀世界に行って、真っ白になってこようと心に決める。1時に寝たのに、5時に目が覚める。かすかに興奮していたせいか、それから眠れなくなった。 7時台の電車は、クラブ活動の高 . . . 本文を読む
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

雪山へ行く~冬の金剛山~

ふわふわと雪が舞い降りていた。あたりは静寂に包まれ、誰もいない。うっすら雪が積もった一本の道がまっすぐに伸び、雪が降る音まで聞こえるほど静かだった。 見上げると、青い空が見え、冷たい雪が頬に心地よい。梢高く、風がそよぐと、木々が揺れて、ざわめいている。ふと波の音を思い出した。広い海に向き合って立っている時と同じように、今、大自然のど真ん中に立っている…。この空間をひとりじめなんて、 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

冬の六甲山~冬山は寒い→休憩できない→歩き続けるのみ(笑)~

上司が山好きで、週末、金剛山に雪山登山したと聞いて、いつか行きたいという話をしたら、山の地図を貸してくれた。 いつかは行きたいと思っていたので、なんとかこの冬のうちに行こうと思いながら、なかなか行けずにいる。実は、夏に富士山に登って以来、どこにも山へ行っていない。地震があって、山の道があちこち崩れてるというのが、一応、言い訳のひとつ。 この3連休、特に予定もないので、今日、金剛山に行こうかと思 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

音楽の散歩道95-2あのピアノに再び会いに行く~ピアノのまわりは笑顔がいっぱい~

あのピアノに惹かれて、また神戸に行きたいなあと、映画を物色。ワイズマン監督の『ニューヨーク、ジャクソンハイツにようこそ』をもう一回観ようと思ったけれど、時間が早すぎて間に合わず。「パルシネマしんこうえん」という映画館で『リメンバー・ミー』という映画が上映されていて、以前、同僚がよかったと言っていたので、ついに初めて行ってきました! 湊川公園の下にある、昔ながらの二番館。二本立てで、何回でも観れる . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

音楽の散歩道97まりなっちさん(project-P)のぼっち旅写真集♪♪♪~ユニーク3部作~

私が足しげくライブに通っているユニットproject-Pさんのボーカル、まりなっちさんは、globeの大ファンです。昨年、1年間かけて、globeのMarc Panther(マーク・パンサー)さんが、 「GLOBE-GENERATION~灯火を消さない~」(愛称 グロジェネ)と題して、 全都道府県のライブハウスをまわる DJ&トークライブツアーがありました。 その時、ライブの前後で、各県ごとに、 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ