大晦日。出町座で、今年見損ねた、小森はるか監督の『空に聞く』という陸前高田を舞台にしたドキュメンタリー映画が上映されていると知り、思い立って、あわてて準備して、京阪電車に乗った。
出町柳駅を出ると、空は晴れているのに雪が降っていて、大文字山が白くなっているし、比叡山は真っ白。
小森はるか監督は、東日本大震災直後に、現地に行ってボランティアをし、それを機に東北に移り住み、町の人々の営みを記録して . . . 本文を読む
この映画、はっきり言って、最初はわかりにくい。高校時代と現在とがまじりあっていて、説明抜きに描かれている。でも、だんだんと、悠二が何を目指していて、今、どういう状況かもわかってくる。
観ながら、頭の中で、想像しながら、人間関係や、人物像を組み立てていく。これが映画の楽しさ。観ている側も、頭の中で、創り出している。その中でも、わけがわからないのが佐々木だ。高校時代、変人にしか見えなかった佐々木の純 . . . 本文を読む
今日、シネマート心斎橋に行こうと思った訳の一つは、支配人のヨーコさんが最近始めた「おひとりさまカフェこべや」を訪ねたくて。シネマート心斎橋は、スクリーンが二つ。ロビーが広くて、奥のほうのスペースに、一人椅子と一人机（本読んだり、ものを書くのにちょうどよい感じ）が３つほど、少し距離を置いて、並んでいて、ゆっくり紅茶が飲めるというスペース。
ヨーコさんは、大の紅茶好きなので、味は保証つき。美味しいク . . . 本文を読む
今でも、目を閉じれば、「佐々木、佐々木！」というコールが聞こえてきそうで、胸が痛くなる。。。
毎日新聞の映画評で、本作を今年の邦画１位に選んでいる人がいて、今年中に訪ねたいシネマート心斎橋で上映されていたので行ってみた。
驚いた。。。正直、先が読めない映画だった。予測がつかない。どこに着地点があるのか、見えなくて、高校時代と、社会人になった20代後半とが、交錯しながら、描かれる。夢を目指しなが . . . 本文を読む
映画の帰り道、お店のウインドゥーの向こうのマネキン達が、おしゃべりしたり、楽しくささやいているような気がして、なんだか可笑しかった。
女優のんが、思い切り、独り言を言っていて、その本音具合がさく裂していて、おもしろい。めっちゃおもしろいのだけれど、映画が終わってみると、なにか違う気もして、微妙な違和感が気になった。
のんが演じるみつ子の脳内で、いつもみつ子の質問に答えてくれるのがAだ。Aは男性 . . . 本文を読む
今日、思い立って、久しぶりに六甲山に行ってきた。起きたのが遅いうえに、三宮駅まで行き過ぎてしまったので、岡本駅を出発したのは12時半過ぎ。
つい最近、六甲山で遭難者が例年を大幅に上回っているという新聞記事を読んだばかり。ザックに昔の地図や防寒着はちゃんと入れてあるものの、最低でも5時、もう少し早くの下山を目標に、私にとっては、定番コース、岡本駅から保久良神社、金鳥山を経て、風吹岩を目指す。降りて . . . 本文を読む
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