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『ジェニィ』~二匹の冒険譚~

ポール・ギャリコの猫物語。主人公の少年は、冒頭いきなり車にはねられて、意識を失う。意識が戻ると猫になっている。 ジェニィが、猫としての生き方を手ほどきする。初めは教えられてばかりだったのが、段々と自立していく。 でもいつも二匹は一緒。海の航海中、ジェニィが波にさらわれて海に落っこちる。 ポールは躊躇することなくジェニィを助けに海にとびこむ。この場面、見事で船を止めて助けにいく船員たちに感動し . . . 本文を読む
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4連休が終わって

4連休が終わりつつあります。ひたすら睡眠と読書で終わってしまいました。 昨日弟にたのまれて荷物を送ろうと郵便局に行くため自転車に乗ろうとして、すっかり不安になり、途中からひいて行ったのですが、先週よりも危なっかしくなっているような気がして、困ったものです。 不安を払拭しようと今日1年ぶりに美容院に行ってきました。もう二度とロングにはしないと思っていたのに、コロナや入院やらですっかり遠のいてしま . . . 本文を読む
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「猫語の教科書」~人間の家を乗っ取る方法~

私は犬派である。小学生の頃、マルチーズを飼っていた。いたずらばかりしていたから、私や弟たちにはなつかず、母のあとばかり追いかけていた。亡くなって何十年も経つけれど、今でも帰省するたびに庭のお墓にお参りする。子どもの頃から、友達にも猫を飼っている人はあまりおらず、猫は、縁遠い存在だった。 最近、若き友人夫婦が猫を飼い始めて、SNSに可愛い動画や写真をアップしている。会ったことのない猫だけれど、飼い . . . 本文を読む
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「猫を抱いて象と泳ぐ」~ひとを大切に思い、思われる、心の絆~

小川洋子さんの小説を読むと、どこまでも深く、静かで広い内面の世界に潜っていったような気持ちになる。 ひそやかで、それでいて、豊かで、光あふれる世界。 ひっそりと生きている人たちのそれぞれの内面にこんな豊饒な世界が広がっていることが伝わり、敬虔な気持ちになる。 チェスは知らない。でも、将棋なら知っている。チェスを愛し、チェスに愛された主人公。物静かで、やさしくて、想像力豊かで、賢い少年の心の動 . . . 本文を読む
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「スノーグース」ポール・ギャリコ~祈り~

いきなり入院して、鞄に中に入っていたのは、習っているジャズピアノのプリントのほか、ポール・ギャリコの「スノーグース」という文庫本一冊だけでした。 検査を待つ間や、入院中、元気な時に、少しずつ読みました。薄い短編集でちょうどよく、それぞれの短編に読みごたえがあって、どれも目頭が熱くなるものばかりで、偶然に感謝です。 「ルドミーラ」は、スイスの山奥で、小さな牝牛に起きた奇蹟のお話です。 乳が全然 . . . 本文を読む
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マラニックからの後日談その2

今回、なぜ、マラニックからの後日談としたかというと、ブログに書いた5月末のバラめぐりのマラニックの最後に思い切り転倒したのが原因だったからです。 当時、頭も打ってないし、頭痛も、その後、消えたので、相変わらずのマラニックを続け、一人でも、近くの公園に10キロ近く走りに行ったり、ミズノの淀屋橋店閉店セールで新しい靴も買い、学生時代以来のジョギング熱でした。(コロナや梅雨で、京都の山に行けなかったこ . . . 本文を読む
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マラニックからの後日談その1~サザンの名曲「真夏の果実」~

前回からかなり空いてしまいました。あれから、大阪ディープマラニックと題して第3弾、天満橋から、大阪城公園、難波宮跡から南下して、陸軍墓地、三光神社、真田の陣の跡から四天王寺、茶臼山と歴史めぐりの後、、旧飛田遊郭大門跡、あいりん地区、通天閣、電気街、黒門市場、生國魂神社、と盛りだくさんな場所を走った記録をご紹介したいと思っていた矢先のこと。朝の通勤途上で、急いで小走りしたら、いきなりつんのめって、転 . . . 本文を読む
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