ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「花の下連歌会」 ~平野の伝統文芸

2015-04-09 | 平野の伝統行事
 「花の下連歌会」 ~平野の伝統文芸

                    

 平野の杭全神社・瑞鳳殿で4月5日(日)、恒例の「花の下(もと)連歌会」が催された。
 杭全神社には日本唯一の連歌所が残る。
 連歌とは古風な大和言葉を基調に、五七五の長句と七七の長句を参加者各人が交互に読み継いで全員でひとつの作品を作り上げる。
 季節と句材をまんべんなく入れて、宇宙を創り上げる高度な知的ゲームといえる。

                    

 瑞鳳殿・内庭の桜のご神木に向かい、藤江宮司と参加者が柏手を打って、「花の下連歌会」が始まる。
 いつもなら、桜の木の下に円座になって、歌を詠むのだが、生憎の雨で、この日は軒下に机を並べた。

                    

                    

                    

 折からの驟雨に桜の花びらが敷き詰められた庭を見ながら、連歌が詠まれていく。

 けふの日を こころあれかし 宮の花     忠夫

 青きを踏まむ あらたなる苑    正謹

 鶯の 声にめざめの 早くして     淑子

 船はいづこを さしてゆくらん    正純

 降り降らず 雲をしるべの 旅なかば    敦子

 つづく築垣 苔生すままに    典央

 ・・・・・

 ・・・・・



 と延々と続けられた。

                    
                    

                    

                    

 見学だけのつもりだったのに、歌を勧められた。
 残念ながら、結局、一句も詠めず終い。

                    

                    


 おっ!この記事を書きながら、急に一句できた!ついに詩聖降臨か!!


 花ふる日 君とたづねし 歌庵(うたいおり) 言葉、紡いで 時を織るかな


 う~ん・・・駄作なり。


                    



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