杭全神社・御田植神事 2017 No.3 ~桜と早乙女
籾蒔きが終わったあと、御田植神事はいよいよ、クライマックスへ。
翁が太郎坊、次郎坊、早乙女を呼び寄せる。
翁は幼い次郎坊(市松人形)に、飯を与え、排尿させる。
そして、田に見立てた拝殿で御田植えが始まった。
(以上、写真は清水様、大蓮様のご提供)
御田植神事は年中行事として、毎年4月13日に執り行われることは決まっているのだが、例年、桜が散ったあとであった。
ところが、今年は10数年なかったという、桜満開時と重なった。
藤江宮司から、こんなお話があった。
「さおとめ」とは、もともと稲の苗を植える女性を指す言葉で、「さ」とは田の神様を意味し、田植えに使う苗を「早苗」、植える女性を「早乙女」といった。
田植えに女性が重要な役割をもつことが多いのは,稲の豊作が女性の霊的な力によってもたらされるという観念があったため。
さくらの「さ」は接頭語で、「サ神様」(「田の神様」)の意味、「くら」は神様の座る台座「御座」(みくら)つまり「その依りつくところ」という意味から、それらが複合して出来上がった言葉ではないかという説がある。
農耕をつかさどる神様(サ神)が種まきの頃山から降りてきてその木(さくらの木)に座って収穫時まで見守っているという言い伝えあり、桜がにわかに神々しく見えてきた。
きっと、今年はいい年になる。
神事と満開の桜が重なったことを吉兆として。
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籾蒔きが終わったあと、御田植神事はいよいよ、クライマックスへ。
翁が太郎坊、次郎坊、早乙女を呼び寄せる。
翁は幼い次郎坊(市松人形)に、飯を与え、排尿させる。
そして、田に見立てた拝殿で御田植えが始まった。
(以上、写真は清水様、大蓮様のご提供)
御田植神事は年中行事として、毎年4月13日に執り行われることは決まっているのだが、例年、桜が散ったあとであった。
ところが、今年は10数年なかったという、桜満開時と重なった。
藤江宮司から、こんなお話があった。
「さおとめ」とは、もともと稲の苗を植える女性を指す言葉で、「さ」とは田の神様を意味し、田植えに使う苗を「早苗」、植える女性を「早乙女」といった。
田植えに女性が重要な役割をもつことが多いのは,稲の豊作が女性の霊的な力によってもたらされるという観念があったため。
さくらの「さ」は接頭語で、「サ神様」(「田の神様」)の意味、「くら」は神様の座る台座「御座」(みくら)つまり「その依りつくところ」という意味から、それらが複合して出来上がった言葉ではないかという説がある。
農耕をつかさどる神様(サ神)が種まきの頃山から降りてきてその木(さくらの木)に座って収穫時まで見守っているという言い伝えあり、桜がにわかに神々しく見えてきた。
きっと、今年はいい年になる。
神事と満開の桜が重なったことを吉兆として。
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