「500マイル」の彼方 ～昔のＹＨ会員証
年末大掃除をしていたら、懐かしい代物が出てきた。
青春？の宝物ともいえる、ユースホステルの会員証である。
74年初登録とあるから、1989年まで、会員だった。
70年代前半、日本は空前のＹＨブームとなり、多くの若者がＹＨを使って、旅に出た。
私より、少し上の世代の方は、たいてい、ＹＨ体験があるのではないだろうか。
その後、ＹＨ熱もやや下火になったころに私はどっぷり、のめりこんでいくことになる。
当時はＹＨ会員だけでなく、大阪ＹＨ協会のボランティアをしたり、サークルや連絡協議会を立ち上げたりと全くのＹＨびたりの生活を送っていたが、1990年以降は、ＹＨを利用するときだけ、単年度で会員になるという、ＹＨ隠居を決め込んでいる。
宿泊するたび、会員証に現地のスタンプを押していくのだが、いっぱいになると、各ＹＨで補助カードなるものが付与され、これを経本帳のように繫げていく。
長くなればなるほど、「旅人ロードの証明」のようだった。
私は200泊ほどしたろうか、それでも、ＹＨの猛者からすれば、ひよっこだった。
当時は仕事をしながら、ボランティア団体のイベントを月2回主催し、組織運営や会計業務、広報業務をこなしていた。
サークルの毎月発行の新聞名を「ワンダースター」（彷徨星）といい、季刊誌「星めぐり」の私の連載記事タイトルが「航星記」だった。
振り返れば、今は確かに、「あの頃」の延長線上にある。
あれから、ずいぶん、月日が流れたけれど、あんまり、変わっていないですよね！？
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