もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「初恋」

2006-07-05 22:44:23 | 映画
三億円事件の実行犯は女子高校生だった。

ものすごい推論ですが、結構辻褄はあっていたのでは。
(小説ですけどね、原作は)

孤独な少女が
生き別れていた兄に会うために足を踏み入れたジャズ喫茶。
そこにたむろするはぐれ者達のなかで、
ひとり距離をおく青年は詩集を読んでいる。
居場所をみつけたような気がして、店に通いつめるうちに
少女は彼に恋をする。

機動隊がデモに関係ない若者をも滅多打ちにするというのは、
当時は本当にあったらしい。
(年上の友人は石を投げていた方だそうだ)
その出来事から、
少しずつ時代に侵食されていく若者達。

青年の隠している背景は、名字に現れているのだが、
仲間は誰も気がつかない。
彼は暴力では無い手段で、権力に一撃を加えようとしていた。
成功すれば、大きな一撃になったはず。

少女は「お前が必要だ」と言われ、
人生で初めての言葉に犯行を決意する。

「大人になんてなりたくない」
少女が言い放った言葉どおりに、
街娼やストリッパーやバイク屋は顔が映るけれど、
敵対する大人達は
機動隊・補導員・議員秘書・母親ですら、
その表情が映し出されることはない。

内ゲバのとばっちりで兄が死に
(彼は政治的人間ではなかったはずだが)
仲間たちはバラバラになる。
死んでしまった者、
それなりに落ち着く者、
作家になった者(中上健次がモデル?)
そして、青年の行方は解らない。

待ち続ける少女を演じる宮崎あおいは
ぞっとするほどの絶望を瞳に映してみせる。

孤独な少女の初恋は、
最後に成就する。
決してハッピーエンドではないのだが。

60年代ファッションがかわいかったり、
街の様子も今とは全く違うし、
鰐淵晴子カメオ出演など、
映像としても楽しめた。

本当にあの頃の若者は、
時代を変えようとしていたの?
コメント (3)
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♪ミサイルの由来は 父母の夢

2006-07-05 22:03:56 | Weblog
アブナイ歌ではなくて、Pーモデルです。

サッカーの延長戦が録画になってなかったよ。
時間は長めに設定してあったのに。
「純情きらり」も放送されてなかったよ。
W杯で世界が盛り上がっているのが気に食わんのか?
あの、おばさんパーマの人は。

『お祝いに上げてみた』とかそんなんあり?!
横田めぐみさんダンナ問題をうやむやにするのじゃ~!
それじゃ悩乱、ってとっくにそうか?
あのミサイル一発の金でどんだけご飯が食べられる人がいるか。
経済制裁したら、おばさんパーマよりも
一般の人が困るのは目に見えてるし・・・

江原さんに霊視してもらって、ヤツの守護霊を説得してもらう。
というのはどうでしょう?
コメント
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