常々、フェデラーには敬意を感じている。
あれほどのレジェンドなのに、まだ進化しようとしているし、
怪我がホントに少ない。
今年、バブリンカの躍進もあって、フェデラーがデビスカップに登場していた。
で、決勝戦は観たかった。
何故、バブリンカがお気に入りなのか、自分で分析出来ない。
顔がいい訳じゃないし、負けず嫌いだろというのは、アスリートの最低条件だし、
時々、イライラするのは見て取れる。
多分だけど、ジョコビッチと5セットマッチを2度続けて観てからファンになったと思う。
デビスカップの決勝戦は、2連覇してきたチェコを破ったフランスだ。
ツォンガ、モンフィス、ガスケがいる。
シングルでバブリンカがツォンガを3対1で破った。
フェデラーは、ATPのツァーファイナルのジョコビッチとの決勝戦を背中の負傷?で棄権した。
その影響があったのか、モンフィスが矢鱈強かったのか、フェデラーはモンフィス戦で
3、0で負けてしまった。
そうなると、スイスは次のダブルスどうしても勝たなければならない。
で、急遽、バブリンカとフェデラーのダブルス、ということになった。
フランスはガスケとダブルス世界ランク5位の、、、、だ。
フェデラーがコールされたとき、場内はどよめいたらしい。
なんでも、デビスカップ歴代一位の観客動員だったとか。
ダブルスが始まった。
ちょっと笑える。
口を隠して、こちょこちょと何やら話、プレーが済むごとに、うまく行こうがまずかろうが
フェデラーとバブリンカがハイタッチするんだよ。楽しい。この映像は永久保存版だ、と思った。
フランスは予定のメンバーと変わって、スイスがはっきり勝ちに来てる訳で、びびったかも。
ガスケの表情が冴えなかった。
フェデラーとバブリンカはホントに細かく戦略を確認した。
やっぱり、世界ランク5位までに入る選手は、細かい戦略家なんだよね、きっと。
フェデラーはポーカーフェイスだ。表情が分からない。
バブリンカは、誰が見ても分かるタイプかも。
気合いが入っていた。軽やかに走るし、飛ぶし。
フランスに最初のポイントをとられたり、ブレイクされそうになっても
スイスは一度もサービスゲームをとられなかった。
結局3、0でダブルスを勝ち、
フェデラーとツォンガ戦で優勝を手に出来るだろうか、と言う事になった。
ダブルスの時、アナウンサーがATPツァーファイナルでフェデラーとバブリンカが対戦しフェデラーが勝つんだけど、
観ていないので、どんな状況か分からないけど、フェデラーの奥さんのミルカさんが
バブリンカに対してヤジを飛ばし、それが原因でフェデラーとバブリンカが口論になったとか。
しかし、ダブルスを観る限り、後を引いているような感じはなかった。
フェデラーは時々、バブリンカのお尻を叩いていたし、後輩に対する好意の表現にみえた。
最終日、ツォンガは怪我なのか、ガスケが出て来た。
そして、フェデラーはガスケに3、0で勝ち、コートにうつ伏せに倒れ込み、スイスが優勝した。
あんなに嬉しそうなフェデラーも珍しい。
フェデラーはよく、勝って済みませんなんて顔もする。
控えめでシャイな感じに見えるフェデラーって人は凄い人物であるよ。
テニスって個人的なスポーツだけど、
スイスの選手たちが肩を組んで輪になり、飛び跳ねている光景は何とも微笑ましかった。
うーん、錦織とラオニッチがコンビのダブルスが観たいな。
相手は、ナダルとジョコビッチだね。
どこまでも豪華な対戦だ。
イヤー、ダブルス面白かった。