鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう広い道と並んで小町通りという狭い道があった。
そこはお洒落で可愛い店が並び、お財布の紐が緩みそうで参った。
消費で経済が回ってるんだから、買うのも国の経済の一端を担ってるじゃん。
大袈裟か。
たかだか1000円くらいの物を買うだけである。
鶴岡八幡宮の境内は広く、ゆっくり時間が流れている。
中国からの観光客も多く、日本人より生っぽい感じが漂っている。
オナガカモのつがいらしき野鳥が池で泳いでおり、(家に戻って日本の野鳥図鑑で確認した)
鯉もたくさん泳いでいて、餌係ではなさそうなおじさんが鯉に餌を与えており、(餌を売っていた)
鯉たちが口を開けて餌をおねだりする光景は見ていて飽きなかった。
しかも、ビックリしたのはリスまで居たことだ。
いい写真が撮れなかったけれど、確かにリスである。
約束の夕方、友達が経営する出版社に出向いた。
「港の人」である。
古い友人との再会は不思議だ。
長い時間会わなくても、かって共に過ごした時間が地下の鉱脈のように続いている。
友達っていいなあ、と実感した。
鎌倉を後にして、娘の住む横浜へ。
私もA子女子も携帯を持たないけれど、
何の不自由も感じていない。むしろ不自由さを面白がる昭和世代である。
しかし、家にいると思っていた娘が公衆電話からの応答に応えない。
まあいいか、と大好きなラーメン屋さんを探してお昼ご飯とした。
娘の携帯に「駅に着いた、ラーメン食べる」とメッセージを入れておいた。
ラーメンを食べ終わると、急に心配になった。
うまく娘と出会えるのか。
もう一度公衆電話で電話してみようと、東急ストアに向かった時、
なんと、向こうから歩いてくる娘に遭遇。
娘が見つけてくれたのだ。やっぱり神に祝福されている。(無神論者なのに)
娘の家は寒がりの婿殿のお陰で、とても暖かかった。
1日目は婿と3人で、金沢から進出しているという回転寿司屋へ行き、
まあ、失敗がないというか、横浜で回転寿司に行かなくても
とも思われるけれど、寿司は基本好きであるし、そこにしたのである。
2日めは娘と日本橋の道具屋筋、河童橋に出向いた。
こまめに全部見て歩きたいけれど、風が冷たく、しかも薄着で出かけたので、早々に娘たちの家に逃げ帰り、
夜は、アマゾンプライムで私の課題映画「死霊のはらわた」を娘と見た。
簡単に映画が観られるアマゾンプライムいいなあ、と思った。
なぜ課題映画かという話はいずれまた。
3日目は娘に付き合ってもらい渋谷にあるNBA関係の店へ。
流石に、携帯のありがたさを実感。
娘の携帯でお店の場所を迷わず発見。
[ MSTokyo] [coast2coast]という長澤壮太郎さんがユーチューブの
SO!スポの撮影に使わせてもらっているショップに行ったのである。
浦島タロこが龍宮城に行ったみたいな気分である。
やれやれ。
あまりの幸福感にどうしていいかわからず、自分の内側に向かって返って沈むような気分がした。
娘は画家の卵である。
今まで奈良の「夢雲」というギャラリーで作品を飾ってもらっていて 毎年出かけている。
今回関東のお店で飾ってもらえるらしく、作品を描いていた。
子供の頃から何かせっせと描いていた。
勉強しているのかと思って覗くと、絵を描いていた。
宿題もしてなかった。勉強は学校でするものらしい。
江崎たんぽぽという名前です。ちなみに父親、私の旦那は江崎満という木版画と陶芸の作家です。
身内の宣伝しておきます。悪しからず。
北陸新幹線で金沢駅に降り立った時、なんだかホッとした。
あの渋谷の人の波、ビルの乱立。金沢はちっさい。
鎌倉で見つけた家で気になって撮影したのがこれ。
何屋さんか不明だし、なぜキイロスズメバチなんだ?
いやー東京は面白い。また行こう。