少し前に「NHKスペシャル沖縄と核」という番組を見た。
フランスの学者のエマヌエル・トッドさんが日本も核をもつべき
と文藝春秋に記事を寄せていた。
ロシアのようにウクライナ侵攻の無謀さを見ると
フィンランドの人達のようにNATOに加盟しようと
思う気持ちは理解できる。
核抑止とは一体なんだろう。
核を持つという事は、原爆実験をするわけで、しかも、わたしは恥ずかしながら
沖縄に核兵器があったなんて知らなかった。自分達の住む空間の近くに迎撃用ミサイルが
あるなんて考えただけでゾッとする。ドキュメンタリーではそういう映像もあった。
1954年のビキニ環礁の水爆実験で日本の第五福竜丸事件は聞いていたものの、
その時大騒ぎになったけれど、すでに1950年に伊江島に核兵器が配備されていたという。
それは元米軍人の克明な証言で明らかにされた。
その後核兵器はどうなったのか知りたくて、ネットで調べていたら
人権擁護委員会の沖縄問題対策部会委員の滝沢香氏の記事「もっと知ろうよオキナワ」を見つけた。
詳しいことを知りたい人は見てください。
政府はアメリカの核のことは知っていて、隠してくれと進言したとか。
沖縄の人たちは、そのことを知らされていなかったとの事。
わたしはNHKのドキュメンタリーを見て自分達が日々暮らしているそのすぐ近くに
核があるなんて、本当に気持ち悪い事だと思った。
ロシアのような国は怖いけど、核は嫌だ、
という肌感覚が感じられ、もしどこかの国に侵略されたら
ウクライナみたいに戦うしかない、と思った。
老人でも頑張る。火炎瓶くらいなら投げられる。
戦争は嫌です。
核も嫌です。
でもねえ、原発がいっぱいあるから、これも怖いことですね。
ともかく、今年も野菜を作ろう。