ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

島原の司太夫の「華甲祝い写真展&作品展」。祇園の「京つけもの 西利」3階ギャラリーで7月5日まで開催

2022-07-03 | イベント

「わ~素敵~」とミモロが見とれるのは、島原の葵太夫の舞。


美しい舞を拝見したのは、「島原 司太夫 華甲祝い写真展&作品展」でのこと。
会場は、祇園四条の「京つけもの 西利」3階のギャラリーです。


今年、還暦を迎えられた島原の司太夫のお祝いのイベントで、7月5日まで入場無料で開催中です。


日本の伝統文化を今に伝える花街「島原」は、豊臣秀吉の時代に整備されたと伝えられます。
多くの文人、歌人、武士、豪商などが贔屓にする格式が高いといわれる「島原」で、その頂点に立つのが、太夫です。
さまざまな教養を身に着けた太夫…その文化を今も継承しているのが、司太夫と葵太夫。


ミモロは、以前もお目にかかったことがありますが、豪華な衣装を身に着けた姿で舞を拝見するのは今回が初めてのこと。

「舞妓さんや芸妓さんともまた違うんだよね~」。


簪をたくさんつけた髪…ミモロの憧れの眼差しが注がれます。


太夫のそばには、赤い着物姿の女の子…禿(かむろ)が常に控えています。

太夫の身の回りのお世話をする禿。成長して太夫になれるかは、その子の実力次第という厳しい世界です。
でも、今は…「お行儀見習いができるというので、お預かりしています。もしなりたい方がいれば、いつでも募集中ですから、どうぞ~ただし、大人はダメですよ~太夫より小さいことが条件です」と司太夫。
「ネコじゃだめだよね~背の高さは条件クリアしてるけど…」とミモロ。う~ちょっと小さすぎるかも…

背中から垂らされた布には、その禿がついている太夫の名が描かれた布が下がります。

この日、禿を務めたのは、5歳の女の子。このようなイベントに出演するのは10回目で、やや緊張しています。しっかりお行儀などを躾られることから、親御さんにも好評で、イベントに出演するとお花代も頂けるそう。ご興味のある方は、ぜひ~

7月2日は舞が拝見できるとあって、大勢の人がギャラリーに…。
みんな、美しい舞姿にうっとり…。

ギャラリーの壁面には、司太夫のさまざまな表情の写真が展示されています。


また、日本画や陶芸なども手掛ける司太夫の作品も展示販売されています。


「司太夫とお写真撮りたい~」とミモロ。このイベントでは入場は無料ですが、太夫との撮影には、500円以上の寄付が必要。実は、東日本大震災以来、福島のお寺を支援し続けている司太夫。寄付金は、そこに届けるためのもの。
ミモロも、わずかながら寄付をして、一緒に写真を撮っていただきました。


開催中にも募金箱がありますので、ぜひ寄付をお願いします。

さて、7月9日には、大坂の箕面 龍安寺で、「日本文化の粋」という文化イベントが開催されます。

枯山水のお庭や客殿を舞台に、琵琶、琴、舞踊、活け花、お茶席、朗読などが行われます。そこにも葵太夫が出演されます。
4部構成で、各部3000円です。

「やっといろいろな文化イベントが始まったね~」とミモロ。暑い夏ながら、楽しみも多い今年です。

*「京つけもの 西利」の詳しい情報はホームページで

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