ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「吉祥院天満宮」の「六斎念仏」。境内には、露店が連なる地元の子供大人気の祭り

2018-09-02 | 祭事・神事・風習

8月25日に、ミモロは、お友達と一緒に、京都駅の南に位置する「吉祥院天満宮」に出かけました。
この日は、夏祭り。「わ~いっぱい人がいるね~」と、境内には大勢の人。
 
ちょうど満月ということもあり、夏休み最後のお祭りには、近所の子どもたちが楽しみに訪れています。

「え~と本殿どこ?まずはお詣りしなくちゃ~」とミモロたちは人をかき分け、本殿へ。
ご祭神は、菅原道真公。

ここは、承平4年(934)、菅原道真公が大宰府で亡くなって31年目に、朱雀天皇の勅命により創建された初の天満宮。
「え~北野天満宮より早いんだ~」とミモロ。
そう、北野天満宮の創始は、947年ですから、10年以上も前にできたことに。

この場所は、遣唐使だった祖父が、船で唐に向かう途中、嵐にあってそのとき霊験をいただいた吉祥天女を帰国後、自ら刻み祀ったのだそう。それでこの辺りは、吉祥院と呼ばれるように。この場所は、菅原家の邸宅があったところで、道真のへその緒を埋めた「胞衣塚(えなづか)」をはじめ、少年時代にお習字をするときに使った水を汲んだり、顔を映したといわれる「鑑の井(かがみのい)」などがあります。

「へ~道真さんのおじいちゃま、遣唐使だったんだ~。でも遣唐使廃止したの道真さんだよね~」とミモロ。
きっと事情がいろいろ変わったんですね。

本殿のそばには、幼稚園があるためか、キティちゃんや白馬がありました。
「これ神馬かな~」 
実物大の白馬です。

さて、この日は、春の祭りにも奉納される「六斎念仏」が見物できる日。すでに舞殿の前には大勢の人。

「六斎念仏」は、重要無形民俗文化財で、京都各所で、お盆のころに行われる念仏踊りです。
平安時代に空也上人が、民衆に信仰を広めるために鉦や太鼓を鳴らしながら念仏を唱えながら踊ったのがはじまりとされます。

京都では、12月に行われる「六波羅蜜寺」をはじめ、「壬生寺」「千本えんま堂」「梅宮大社」などでも行われます。
 


しばらく見物したミモロ。露店が気になってしかたありません。「いろいろ売ってる~」とミモロ。
「これ食べたい~」
子どもたちが夢中になる露店がずらり~。「こんなにたくさん露店が出てるの楽しいね~」と、昔ながら夏祭の雰囲気が漂います。

「あれも食べたい…」とたこ焼きも。
 

そして「そろそろ帰りましょ~」とお友達。「うん~」とたこ焼きのソースを口のまわりにつけながら、参道を戻ります。

「あ、これ欲しい~」とミモロが突然足を止めたのは、ビニールのおもちゃが積まれたところ。
「これはくじ引きで、1等は大きなビニールボートがもらえますよ~」とお店のお兄さん。
「あの~これは、どうやってもらえるの?」とミモロは、小さなおもちゃが気になります。「それは参加賞です」と。
「じゃ、くじ引きやりたい~。どうぞハズレますように~」といつもなら1等狙いのミモロ。
「はい、ハズレ~」「わ~よかった~」と、いつもならションボリするミモロですが、この日は笑顔に。

「これ欲しかったの~」とさっそく身に着けたミモロ。
「浮き輪にピッタリ~」
そう、ミモロの胴回りにピッタリのおもちゃです。それで欲しかったの~・・・「うん。前の浮き輪壊れちゃったから~」と。

「これだけ空気入ってたら、絶対に溺れない…」。川遊びに持って行きましょうね。

満月が、祭りをやさしく見守る夜でした。



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