☆忙しいので、短信でごめん。
でも、先ず、関係ないことを話したいのだが、来週公開の『トイ・ストーリー3』だが、
オチは、「自分(オモチャ)たちと遊んでくれていた少年が大人になり、結婚して、その子供に、また遊んでもらえる」と言うものだと思うのだが・・・。
◇
で、この『ロストクライム -閃光-』は、同日公開に『踊る大捜査線3』があるのだが、私は『踊る・・・』シリーズをほとんど知らないので、こちらの「踊らない捜査線」を観た。
予告編を観たときから、なんかそれ程に期待が持てないな、「踊れないな」と思っていた。
物語は、なかなかの力作だったと思うのだが、見ていて、力作としては、夢中になれるものがないことに気づいた。
・・・40年前の、安保闘争・大学紛争の時代を背景にした三億円事件の、新しい「真相」の物語。
そこには、その時代を現在に甦らせる必然と言うものが全く感じられなかったのだ。
現在への、かつての時代の共感性みたいなものがなく、また、懐古趣味的なものもなく、故に、見ていて、グッとくるものがないのだった。
定年間近のベテラン刑事と、新米刑事のコンビが、昭和の最大の謎に挑む。
それぞれを、奥田瑛二と渡辺大がうまく演じているのだが、いかんせん、この作品の製作衝動がおかしいので、作品の完成度は空回りしている。
◇
新米刑事の彼女を川村ゆきえが演じていて、私は、この方には魅力を感じるのだが、なんか、物語の句読点のように、新米刑事と川村嬢のラブシーンが混じり、それが妙にエロいのだが、解せなさ感は募る。
現在と過去の事件が交互に描かれるのだが、過去パートで、三億円事件の犯人グループの紅一点を演じていたのも川村ゆきえだったのでしょうか?
もしそうなら、少しだけ、この作品の評価があがる。
◇
川村嬢や、かたせ梨乃、中田喜子など、それぞれのメイン登場人物の恋人たちとのラブシーンが、妙に長く描かれるのは変だった。
ただ、中田喜子は、今も可愛いですね^^
◇
脚本に古臭いセリフが出てくる。
「刑事の真価は、履き潰した靴の数だ」とか、
ラストで、新米刑事が犯人へ言ったセリフ「君は銃ではなく、ペンを持つべきだった」など。
ちょいと興醒めだが、脚本が長坂秀佳であることを知り、納得がいった。
長坂秀佳と言ったら「特捜最前線」だ。
この作品も、終わりに「私だけの十字架(唄:チリアーノ)」を流したら、現在に通ずる同時代性が生まれただろうに。
◇
また、最大のネックは、三億円事件の被害者の息子・・・、物語上の「現在」の犯人が、
かつての事件のときに、三億円事件の犯人グループのひとりであった息子を死なせるはめになった男にも殺意を持つ点だ。
この両者は、同じ悲しみを持つ存在だと、見ていて、どうしても思えてしまうのだ。
でも、この作品では、殺し殺される関係となっている。
それを、見ているこちらの感情に理解させる展開にできてなかったのは痛い。
◇
ジャーナリストを演じた武田真治は、堺雅人みたいな魅力で格好良かった・・・。
(2010/07/04)
でも、先ず、関係ないことを話したいのだが、来週公開の『トイ・ストーリー3』だが、
オチは、「自分(オモチャ)たちと遊んでくれていた少年が大人になり、結婚して、その子供に、また遊んでもらえる」と言うものだと思うのだが・・・。
◇
で、この『ロストクライム -閃光-』は、同日公開に『踊る大捜査線3』があるのだが、私は『踊る・・・』シリーズをほとんど知らないので、こちらの「踊らない捜査線」を観た。
予告編を観たときから、なんかそれ程に期待が持てないな、「踊れないな」と思っていた。
物語は、なかなかの力作だったと思うのだが、見ていて、力作としては、夢中になれるものがないことに気づいた。
・・・40年前の、安保闘争・大学紛争の時代を背景にした三億円事件の、新しい「真相」の物語。
そこには、その時代を現在に甦らせる必然と言うものが全く感じられなかったのだ。
現在への、かつての時代の共感性みたいなものがなく、また、懐古趣味的なものもなく、故に、見ていて、グッとくるものがないのだった。
定年間近のベテラン刑事と、新米刑事のコンビが、昭和の最大の謎に挑む。
それぞれを、奥田瑛二と渡辺大がうまく演じているのだが、いかんせん、この作品の製作衝動がおかしいので、作品の完成度は空回りしている。
◇
新米刑事の彼女を川村ゆきえが演じていて、私は、この方には魅力を感じるのだが、なんか、物語の句読点のように、新米刑事と川村嬢のラブシーンが混じり、それが妙にエロいのだが、解せなさ感は募る。
現在と過去の事件が交互に描かれるのだが、過去パートで、三億円事件の犯人グループの紅一点を演じていたのも川村ゆきえだったのでしょうか?
もしそうなら、少しだけ、この作品の評価があがる。
◇
川村嬢や、かたせ梨乃、中田喜子など、それぞれのメイン登場人物の恋人たちとのラブシーンが、妙に長く描かれるのは変だった。
ただ、中田喜子は、今も可愛いですね^^
◇
脚本に古臭いセリフが出てくる。
「刑事の真価は、履き潰した靴の数だ」とか、
ラストで、新米刑事が犯人へ言ったセリフ「君は銃ではなく、ペンを持つべきだった」など。
ちょいと興醒めだが、脚本が長坂秀佳であることを知り、納得がいった。
長坂秀佳と言ったら「特捜最前線」だ。
この作品も、終わりに「私だけの十字架(唄:チリアーノ)」を流したら、現在に通ずる同時代性が生まれただろうに。
◇
また、最大のネックは、三億円事件の被害者の息子・・・、物語上の「現在」の犯人が、
かつての事件のときに、三億円事件の犯人グループのひとりであった息子を死なせるはめになった男にも殺意を持つ点だ。
この両者は、同じ悲しみを持つ存在だと、見ていて、どうしても思えてしまうのだ。
でも、この作品では、殺し殺される関係となっている。
それを、見ているこちらの感情に理解させる展開にできてなかったのは痛い。
◇
ジャーナリストを演じた武田真治は、堺雅人みたいな魅力で格好良かった・・・。
(2010/07/04)
残念ながら、中村映里子という22歳の若手女優なんですな。モノクロだけで出すのがもったいない。
もし、川村ゆきえだったら、物語に妙な、キューブリック言うところの「マジック」がかかったと思うんですけど・・・。
本名なのか、生まれながらの女優さんみたいな名前ですが、山形出身だそうなのですよ。
とっても都会的なんですが・・。
「カケラ」という映画で凄い存在感らしいです。
今度、宣伝がてらいらっしゃるので、とっても楽しみ!
山形もなかなか美人の産地ですね^^
女子アナの中村江里子は、平安顔で、私は嫌いでしたが好きでした^^;
「カケラ」、どっかでやらないかな^^