『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

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[映画『はやぶさ/HAYABUSA』を観た(短信)]

2011-10-11 23:59:01 | 物語の感想
☆非常に面白かった。

 先だって見た『はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH』(クリック!)にはなかった人間ドラマを加えつつ、

 また、その「はやぶさ」自体の旅路の予習も出来ていたので、相乗効果で楽しめた。

 この物語は、言わずと知れた実際の宇宙計画だったが、それがあまりにもドラマチックだったが故に知れ渡り、大筋の話は、それをなぞるだけと感じられもする。

 この作品をイマイチだと感じた人は、そこが不満なのかも知れない。

 だが、上気の作品よりも、はるかに制作費が掛かっており、その、はやぶさの宇宙でのCGなどは見事だし、

 堤幸彦監督のキャスティングや遊び心が、物語を平坦さから離脱させ、かなりの佳作的な作りになっていた。

 はやぶさの旅路の艱難辛苦を、とにかく散文的にでも理解させようと言う作り手の気持ちは強く、画面上にテロップをガンガン出していたのは、私は好感だ。

 また、長い時間を掛けた計画であるので、その時間経過の演出も良かったと思う。

 佐野史郎演じるプロジェクトリーダーをはじめ、個性的だが小市民的なメンバーも、日本人ならではの「ライトスタッフ」に感じられて良かった。

 不満点は、実際の話が苦難だらけで、その問題発生の解決ごとに、いちいち、メンバー全員の安堵の喜びの様が映し出されるのが面倒だった。

 また、大気圏で燃え尽きるはやぶさの映像の長いこと長いこと、却って感動が薄れます。

 主演の科学オタク風の女性・水沢恵を演じる竹内結子は、ちょっとつくり過ぎの演技だったが、本当にブスに見えるときもあったので良し!

 どおりで、予告編での主演の挨拶が挙動不審に見えたんだ。

 あれは、役が抜け切れていなかったのだな。

 あと、エンジン担当の技師(鶴見辰吾)が、『ヤマト』の真田さん張りの「こんなこともあろうかと…」のセリフを言ってくれたのは嬉しくなった^^

                                                      (2011/10/11)

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