不承

日銀総裁は一転安倍さんに従うと表明しましたが不承不承の態ですか。反対してましたからね、民主党政権時（ついこの前まで、安倍さんが選挙前に２％論をぶち上げた時）には。とんでもない！と呆れ風でしたが、この手の平返し。ま、所詮は雇われ総裁です、権力者（任命権者）になびくしかないです。日銀の独立性とか、給料上がらずに物価だけ上がったらどうするんだとか、反対論もステレオタイプです、極論振り回すだけです。20年も続くデフレから脱却しようとしての策です、インフレになったらどうするんだもクソもないでしょう？インフレにしよう、金を世間に回しましょうという策なんですから。アベノミクス。１ドル84円、平均株価一万円越えです。どうだ？勝負あっただろう？選挙前の勢いがまだまだ続いてます。
　今更のようにあちこちの原発で活断層調査です。どうしたの？青森の原発地に調査が入ってTVが学者の討論の場を映してます。活断層だと思う、異論ありません、否定できないと思います、東北電力は否定する根拠を示してほしい・・。全会一致だからニュースソースなんでしょうか。これが活断層であることを否定することは不可能だ。活断層だと断定することができぬ場合、次はこの言い方です、活断層ではないとは言えない。会議のまとめ方の定石です。Aだと決める根拠に薄い時は、Aで不都合はないから、とか、Aでやってみましょうとかの次善があるでしょう？これです。そして相手に立証責任をかぶせる。活断層ではないと証明しなさい。ないものをないと証明するのは困難です。そうやって追い込む。学者も多数決なんですから。でも、どうして今更？建設時はどうだったの？そこでしょう？

安心

朝がすっかり遅くなって、当地では6時半にならねば明るくなりませぬ。6時はまだ真っ暗、夜の続きです。暦を見ると明日が冬至です。うむ、実感です。ここ何日か暖かい朝でしたが、今朝はぐっと空気が冷たくて。よろし。この季節感がよろし。
　自民党、大勝ちの後は猟官運動だそうです。もうそんな話は聞きたくないなと思う所です。民主党内閣であれだけ不適材不適所やられて、よくもあれだけ次から次にクソを選んだなという人材不足でした、ああいう繰り返しは避けてもらいたい。安倍さんは前回にお友達内閣なんて呼ばれて、それは顔役政治、大御所政治からの脱却ではあったのでしょうが、民主党がその極端を見せてくれましたから、これもよくないとわかったわけです。逆に振れると旧態依然の派閥政治か、先祖返りかとの批判に繋がるのですが、ここはまずは落ち着かせねばなりません。ああ、あの人ね、という安心感が要りましょう。誰？が多すぎましたから先の政権は。キャンキャンうるさい山本一太の入閣が噂されてます、こいつは安倍さんシンパの筆頭ですから少しは厚遇せねばならぬのでしょうが、ここ止まりにすべきでしょう。林芳正も使わねば。麻生さんだけでなく、高村さんも外相辺りでどっしり構えさせるのがいいんじゃないでしょうか。日銀総裁を更迭してインフレターゲットにきっちり向かわせる。安心感。奇を衒わずに、もう改革とか変化とかはひとまず措いて、見たことのある経験豊かな顔で再開してもらいたいと思うのですが、いかがですか。

性根

田中真紀子が恨み事ダラダラマイクの前で喋ってます、独り善がりに解散して（自爆テロ解散だそうです）そのあおりを食ったと。それに対して岡田さんが怒ってます、選挙は自分の責任だ、こんな奴がいるから民主党がダメなんだと。あれだけ落ちれば、現役閣僚があれだけ落ちれば泣き事の一つも出ましょうが、それにしても、ではあります。落ちた犬です、これから暫くそういう象徴として話題に上がり、角栄さんの偉大な財産を食いつぶした傲慢ごく潰し娘としていじられる運命でしょう。その民主党、代表選が低調で、火中の栗を誰が拾うかなんて、3年目の自民党そのままになってます。そう思うと、谷垣さんの役目ってのは大きかったんですよねぇ。前原さんは子分が沢山落ちちゃったそうで今回は立たぬとのことだそうです。ならば今は岡田、参院前に細野ってのが有力ですか。これも今回の自民党の顰に倣うってことですけれど。
　安倍さん、どんどん動いてます、いいですねぇ。首班指名の前にどんどん動く。これです。被災地へも大きくメッセージを出してもらいたいことです。復興するのはそこに住んでいた人です、逃がしていたのでは廃れるばかりです。週刊誌で櫻井よし子が言ってましたが、線量１mSv 以下という縛りこそがポピュリズムの最たるものと喝破です。ゼロ信仰への阿りからいちんと脱却して、街を立て直すのはあなた方だ、早く戻ろう！と言うべきなんです。日銀総裁と話をして、総裁はインフレターゲット２％に浮かぬ顔です、今朝の日経や朝日は相変らず安倍さん嫌い、こっちもセロ信仰者です、インフレになったらどうするんだ？と掣肘ばかりしてますが、何、言うことを聞かねば更迭するのみです。もともと日銀総裁選びはあの小沢さんがゴネにゴネた結果の今でしたからね。インフレになる？先にデフレから回復することでしょうに。ったく。

初動

都知事選、猪瀬さん433万票とはびっくりしますね。石原さんが200万票台でしたよね、そんまんま東が160万。今回の次点が100万票獲ってないですから、比較で言えば東の力侮りがたしです。前の神奈川県知事、ボロボロですね。こんなサヨク野郎ではダメだってことです、禁煙条例だけの奴でした。しかし東京ってどれだけ人間がいるんだぁ～。
　民主党の代表選が取り沙汰されてます。政治ツバメたちの興味はすでに専ら来夏の参院選です。今回の衆院選は準決勝、決勝は参院選なのだという共通認識です。ねじれが解消されるか否か、です。安倍さんもそういう心構えでしょうね、初めの何ヶ月が勝負です。店晒しの復興事業へのテコ入れ、デフレ脱却策、対中対韓対露外交立て直し、改憲への布石、そしてその先の増税問題。すぐに手を打って一つ一つ手応えを国民に感じさせなければ、実際に成果を挙げて行かねば、また同じ繰り返しです。初めの何ヶ月、そのためには初めの1カ月、初めの10日というわけです。早く早く。あれだけ選挙前に叫んで来たことをすぐに実行する。ここにかかってましょうね。すれば参院選も勝てましょう。民主党がどんな顔を持ってこようが、です。その顔。選択肢はありません、細野さんだけです。誰かが書いてました、まず岡田を据える。原理原則で党内を引き締めておいて参院選前に細野さんに替える。なるほど。やはり人は見た目ですから。細野さんは視線に耐えますよ。そこには実績実行力で対抗するのが一番効率的です、何より強い。だから安倍さん、これからの1カ月が勝負じゃないんでしょうか。間髪おかずに次々と手を打つ。違いを見せつける。でしょうね。期待度最大です。

懲悪

私は運命論を信じています、全ての出来事は必然なのだと思ってます。事がうまく運んだ時は、成るべくして成ったこと、己が手柄とうぬぼれてはならぬと思いますし、うまくいかぬ時は思い違い勘違いしていたということだと判断してきました。つまりは結果論的に遡る。理由や言い訳を後付けしているだけのことなのですが、偶然の積み重ねと考えるは違うと思ってきました。今回の自民党の圧勝を結果論的に遡ると、谷垣さんで三年間引っ張ったことが大爆発を惹起したと言えましょう。谷垣さんはちゃんと務められたのでしょうが、如何せん押しが弱い。次々に民主党が失着を繰り返しても詰め切れない。小沢さんが消えてもダメ。イライラが募る。挙げ句にあの総裁選。悲劇のヒーロー然たる存在でしたが、タカ派の安倍さんの登場を促した役回りだったのでしょうね。くどいですが、これは理屈の後付けです、解説や深読みの類ではありません。プロ野球の下手な解説と一緒です、ああ、この死球はピッチャーにも痛い！これです。そう読んでくださいませ。ですから水戸黄門の最初の30分の主役、もっとマニアックに言えば昔のプロレスの吉村道明の役回りです。痛めつけられて苛められて挙げ句にダーッ！です。谷垣さんのふにゃふにゃさにみんなが焦れていた。もう我慢ならんという場面を相手（野田さん）が作ってくれた、そこで安倍さんを担ぎ出す天の声。谷垣さんはさぞや情けなさや口惜しさに暮れたことでしょうがしかしこれがこの人の役回りであったというわけです。この大反跳の礎は谷垣さんにあり。皮肉でも嫌味でも何でもなく、こういう理解も必要ではないでしょうか。

思想

らしい新聞記事を二例。朝日の囲み記事、男女平等ランクが日本が世界101位だったと見出しです。世界経済フォーラム（WEF)という団体が出してるランキングだそうです、全135カ国。朝日だけが大きく載せてます、らしい記事です。もちろん、けしからん、遅れている！という非難調です。どんなランク付けなのか詳細はわかりませんが、記事によると政治、経済、健康、教育の4分野、14項目を評価してつくられるとあります。女性議員の数（割合）、女性首長の数、企業の幹部の数が具体的な比較対象のようです。大学教育の男女差、子育て世代の女性の就業率の低さ等も評価ポイントです。思い当たる節は多くあります。単純に議員数や会社役員数の比較で判断するは安易に過ぎると思いますが、実際にどんな組織の意志決定の場においても女性の少ないのは事実です。オッサンばかり、しかもどいつもこいつも・・という顔ぶれでしゃんしゃん手拍子で決定されていく委員会、協議会、会議の多いこと。これは認めねばなりますまい。それを男女不平等と捉えるのが正しいのかどうかは措いても、男女の差は体の差、体格の差だけなのですから、モノを考える場、物事を決定する場においては少なくとも男女半々で討議すべきだろうとは思います。男女の差はもう一つあります、暮らしの中での役割、社会運営上の役割の差です。女は産む性、男は死ぬ性。これです。ジェンダーフリーというやみくもな破壊的思想に決定的に欠けているのはこの捉え方です。職場での能力を公平公正に判断しろ。正しいです、そこには男女格差などあってはなりません。政治経済外交教育やあらゆる学問に於いて男女の能力差など存在しません。長い時間維持されてきた男社会、男優先社会を覆すには時間か必要でしょうが、ここだけは男も女もないというサヨク（日教組）教育のおかげで若い世代にはそういう見えぬ枠はないようです。が、今現在国や地方の政治を経済を教育を抑えているのは爺さんばかりです、爺さん達には女子供という蔑みしかありません。端から女と協議しようとしません。前例踏襲主義、官僚主義（肩書主義）から頑として離れません。この連中こそを排除しないと真の「男女共同参画」は為されません。そういう意味で男女平等ランクと表記するのは肯ぜますが、今の世の中、男女は100%平等です。法の下では完全に平等です、不平等などありません。朝日勢力のすり替えに乗ってはなりませぬ。ちなみにこのランキングの上位はアイスランド、フィンランド、ノルウェイ、スウェーデン、アイルランドの順です、ドイツが22位、イギリス18位、アメリカ22位です。もう一つはそれに関連した集計です、内閣府の集計です、男女共同参画社会に関する世論調査だそうです。「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」に賛成する人が51.6%で、平成21年の前回調査より10%も上昇したんだそうです。平成4年に60%出して以来ずっと減り続けていたのが今回急に上昇したんだそうです。いつまで経っても男が優遇される社会構造に諦めたのかも知れませんし、こっちの方が楽だと考えたのかもしれませんし、落ち着くべきところへ落ち付くのだとしたり顔の解説がつくのかもしれません。が、これは朝日勢力には面白くない結果でしょう、朝日には載ってません。この記事は産経一面の囲み記事です。表記表現の仕方でこれだけ違うという好例と思いました。

体制

衆院全480議席（多いなぁこう改めて見ると）、半数241獲れば政権を担う与党になります。252で安定多数、269で絶対安定多数と呼ばれます。議長や各委員会の委員長を独占できる利を指しての呼称です。そして320で再可決が可能となります。小泉さんで大勝ちして、その後の衆参大捻じれの末に（自民党末期）参院否決、衆院再可決で予算通ったのは記憶に新しいです、あの衆院2/3以上という奴です。その300に近づいてるというわけです。3年前は民主党が300超えたのでした。何度もしつこいですが、こんな大波小波でいいんでしょうかね。できれば自民党だけで300を越えてくれて、石原さんや舛添さん（こっちもしつこいですが）を組みこんで戦後レジームからの脱却を図る。戦後のレジーム、明治以来の日本隆盛の経過歴史を全て抹殺し、それはつまり日本古来固有の文化を潰すことでしたが、アメリカ（連合国）の日本弱体化政策に甘んじてきた体制です、それを今こそ日本人の手で変える秋なのです。そのためには憲法からです。この道筋は正しいことです。きちんと軍隊として位置づけろ、核武装しろ、パクス・アメリカーナの罠に気付く時です。だから安倍さんです。できれば公明党と組まずに済む数を獲得してほしいと思います。代わりが維新の会でもいいじゃないですか。そう願いつつ。

胆力

自公で300議席だそうです。あるいは自民だけで過半数かという予想です。小泉選挙の真逆のそのまた真逆ですか。やはりマスコミの力は大きいなとつくづく思いますね。だから情報戦だ、マスコミをうまく取り込んだ方が勝ちだという論になって、勢いTVや新聞、週刊誌に媚びる（つまり挑発する）風潮になります、橋下が典型です。でも、今回は風を信じちゃいけないと有権者は懲りてましょう。民主党がこの為体でしたから、さすがにもう新手に任すのは危険と感じてましょう。石原さんは段々に正体現してます、バリバリの保守タカ派なんですから、安倍さんに近しいに違いないのです。立ち枯れの爺さん達はみんなそのシンパシーですから憲法改正、国防軍、教育改革については同根です。ただ、今の状況では思ったほどに維新の会が伸びてない、橋下も所詮はローカルスターだというわけです、この辺りの読みが外れてます石原さん。全国に顔が利くのは石原さんだというわけですが、もとより橋下を利用する気だったことでしょう、まさか本気で節を曲げたりしないでしょうから。選挙の結果次第なのですが、維新の会が負けてしまえばきっと石原さんは安倍さんのブレーンになっていくんじゃないでしょうか。しつこいですが、安倍さんも石原さんとか舛添さんとかの切れ者を一本釣りして権力与えて大改革するくらいの胆力持ってもらいたいものです。菅さんがどうなりましょうか。比例で拾われるにしても選挙区で負ければこれも話題ですが。
　NHKの痴漢アナ、、3か月の停職だそうです。ああ、クビにならないのね。そうなんだ・・となんだか拍子抜け。朝の顔だった人ですよ、大不祥事でしょうに。この辺りが労組の本丸NHKの面目躍如ですか。

覇権

撤去し始めた、今回も失敗なんだろうと思わせといてドカン！でした北朝鮮。目的は何だ？世界がこんなに反対して抗議しているのにどうして無茶をする？安保理の決議違反だとか何とか言ってますけど、答えは簡単です、対等の交渉力（核による抑止力）を持とうという大目的です。誰の言うこと聞かねばならぬのだ？世界って誰だ？誰の都合だ？ひとえにアメリカの都合ですからね。アメリカの覇権を揺るがすことは許さない。パクス・アメリカーナを維持したいだけです。核不拡散条約なんてこれほど勝手な不平等な取り決めはないのですが、持ってる国は持とうとする国を非難妨害するわけです、単純に優位を保てなくなるからです。それに抗うのがイランでありインドやバングラディッシュであり北朝鮮なのですね、axis of evil と息子ブッシュが呼んだ通り。だから日本も核武装しろ、発言権を持てという話になるわけですが、これは措いて。ミサイルの射程がアメリカ本土に届いた。これだけで大騒ぎなわけです。如何にアメリカ中心に世界が動いてるか。アメリカはどこにでもミサイル打ち込んでもいいけど、どこからも打ち込まれてはならぬという身勝手です。北朝鮮への非難はここに大元があります。周辺諸国の安全？そんなことアメリカが考えてますか？
　清水寺の住職さん、今年は「金」と書きました。色々解説してます各紙のコラム。増税、金メダル、デフレ。なるほど。卑近に過ぎる、直截に過ぎる嫌いはあるにせよ、最後にキムでまとまるところ、いいオチがつきました。つまらぬこと思い出しました、キムイルソン、キムジョンイル等々、キム姓には耳慣れてしまいましたが、プロレスオールドファンとしましてはこの人です、キムイル、大木金太郎！
　ラビシャンカールの死亡記事です。ビートルズファンには忘れられぬ名です。ジョージをインド音楽にのめり込ませた人です。シタールの名手です。ジョージのお陰でインド音楽にライトが当たり、シタールやタブラやの民族楽器を知ることになりました。ノルウェイの森のあのシタール。あそこから始まったのでした。ジョージの追悼コンサートのDVDにもこの人が出ていて、延々シタール弾いてました。ビートルズの功績の一つなのでした。合掌。
　
　

時代

NHKの政見放送、これも様変わりしましたね。味もそっけもない演台とネームプレートがあるだけ、原稿棒読みするが定番でしたが、今はビデオです、きちんと編集製作した奴です。共産党も同じようにやってます、志位さんが愛想振ってます、気持ち悪いこと。今朝は民主党もやってましたが、短編映画ですよ。一区から四区まで、それぞれの背景を変えて大編集。例えば二区は、錦帯橋であったり基地であったり上関であったりの大ロケーション。金と時間を掛けて大変なこと。未来の党は地元の飯田さんが出てましたが、金がないのか暇がなかったのか、昔ながらのぼそぼそ語り、素語り。キラキラのプロモーションビデオの後でしたから、まぁ何ともショボイこと。こういう時は派手が勝ちですか、内容はこっち置いて。
　山中教授のノーベル賞授賞式、TVが報道しつこいことですが、この人はセリフが決まります。式の後に、もう受賞は過去のことだ、次の目標に向かう、なんてね。外連味がないからいいんですね。妙に力んだり、大向こう狙った喋りじゃない分、聞いてる方も偉い人じゃのうと素直に思います。多くの患者（病人）を助けたい、そこまで行かねばならない。その意気や、まことによし。もう一つ、日の丸に支えられた、日の丸を背負っている気持ちになるという言葉。こっちが泣かせますね。アメリカや外国で研究して成果を出した学者が多いでしょう、そんな連中からはこんな言葉は出てきません。戦術や策略を使う人じゃないでしょう、正味の言葉なんでしょう、だから私のようなトンガリには響きます。どうか悪い奴らに引っかからずにその才能を人類の為に使って下さいと、素直に思いますね。