柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

独立

2014-09-16 08:22:02 | Weblog
スコットランドの独立騒動が話題です。丁度そういう本を読んでいる時でしたので、イギリスの事情を知ることです。アイルランドという島が西側にあって、その南側がアイルランド共和国で別の国、北側は北アイルランドと呼ばれてイギリスの一部です。イギリスは英語表記では UK(united Kingdom)、Great Britain ですね。英連邦です、前者です、七つの海を支配した大英帝国です。アメリカの合衆とは違う、昔の植民地支配をそのまま引きずってる形です(こう書くと違うと言われそうですが、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ等々です、国旗にユニオンジャックが入ってます)。イギリス本国もイングランド、スコットランド、ウエールズ、そして北アイルランドの合体です。日本の県民性の違い程のことなのか、無理やりに中央集権化している、民族も宗教も違う中東やロシアのような関係なのか、そこまで知りませんが、今の独立騒ぎは対立の根深さを示すものではありましょう。スコッチウイスキーの産地、北海油田はスコットランドにある等々、独立の際の財源に自信のあることなのでしょうが、10年前の日本の自治体合併の逆向きです、合併すると大きい方に吸い込まれた方は一見豊かになったような錯覚しますがその実は辺境扱い支局扱いになってさびれるばかりです、その扱いが気に入らぬから独立をとなるのでしょうが、自分達が主役になって自分たちで物事を決められるようにはなりますが、社会の維持ってのはきっと大変です。もちろん今迄の体制を踏襲しながら、でしょうが必ず躓きます。先には経済危機、貧困化しか待っていません。そんな危険よりも独立、自分たちで回すことが価値高いことなのでしょう。それほどにロンドンに搾取されているという印象が強いのでしょうね当地は。あれこれ外野は忖度しますが、TVでは首相が離れるなと演説し、Her Majesty もその旨お話しになったそうです。ウクライナと質が違うのでしょうか、影響受けたことは確かでしょうけれど。
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