柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

民意

2012-01-30 08:24:03 | Weblog
岩国市長選、42000-30000スコアで現職の勝ちでした。大阪の橋下さんは75万ー50万でしたね、同じくらいの比率ですか。この反対票をどう評価するか、なんてのが評論家の飯のタネなのでしょうが、勝った方が「この批判票を重く受け止めて対立をなくして一緒に進んでいきたい」と言えばそれで終わりです。現職はそのまま言ってましたから。艦載機移転問題が焦点にならなかったそうです(もう一人の候補は訴えていたそうでですが)、もうそういう段階なんですね。あれこれ争点になったこと事一つ一つが既成事実に変わっていく、地域振興という名の大金に姿を変えていく、人は黙っていく。元職はこっちも言いたかったんでしょうが、どうにもならぬことでしょうから。沖縄見ていたらそうですわね。下手したらもっと大部隊がこっちに来るかもしれないのです、反対ばかり言ってると・・という虞れはありましょう。だから争点を変えた、減税とか愛宕山問題を訴えた。前回との違いにもちろん有権者は気付いたでしょうし、新聞によれば前回支援に回った労組が外れたとかでそういう具体的な不利が重なったのでしょうが、前回選挙後にこれでもかと思い知らされた国策の威力、言うこと聞けば金が落ちる、聞かなければ切られる、極めて単純でわかり易いバーター闘争を住民が嫌ったということではないですか。もちろん多くの反対者がおられる。そこを呑みこんで進めていく。結局リーダー首長の肚なんですね。民意に振り回されたのでは決断はできません(きっと)。負けた元職さんの敗戦の弁をTVで聞きましたが、やはり物悲しいことです。一歩前に。岩国は踏み出したのでしょうか。
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