みんなに…感謝しています。

『おめでとう…。よく頑張ったわね。ありがとう…』

スタンドから、私は彼らに、そう叫んでいました。

今日の、早稲田大学との、学生日本一をかけた甲子園ボウルは、
３１対１４で、関学ファイターズが勝利しました。

私にとっては…、たぶん、多くの人にとって、感動の勝利でした。
何といっても、選手たちが頑張りました。
スタッフも、コーチも、監督も、みんなで頑張りました。
長い一年でした。

ここ数年は、社会人日本一と戦うライスボウルに勝って、
日本一になりたいと頑張っていた関学ファイターズでしたが、
昨年、学生日本一になれず…というよりも、
関西学生での優勝も果たせないままで、シーズンを終えることになりました。

それだけに、それからの一年を、どんな思いで、どんな覚悟で望んできたか…。
そんなことを考えるだけで、今日の勝利の重さを感じずにはいられません。
ホームページなどで、何でもを公開しながらチーム作りをしている関学ですから、
私達、一般のファンでも、彼らの取り組みや思いを知ることができます。
その中から感じられる一体感は、選手やスタッフ、コーチ、監督のみならず、
数多いファイターズファンまでもが、心は一つ…ということ。
つまり、一つのファミリーのようになって、支え、見守り、頑張ってきました。

今日の試合は、１３時５分がキックオフでしたが、
甲子園に私たちが到着した８時１０分には、
関学側のゲートには、既に長い行列ができていました。
５時間も前に…です。

ファミリーの思いがどれほどのものなのかを、改めて感じたのです。

試合開始前、選手たちが円陣を組んで歌う部歌『Fight On, Kwansei』には、
胸に迫るものを感じて、涙が流れてきました。
主人も、同じように感じているようでした。



「Fight hard(今年のチームの、スローガン)のところからの歌い方が早くなっていたね。」と、
先ほど、主人が言いました。
みんなの気持ちが入っていたからでしょうね。

本当に、頑張ってきましたね。
おめでとう…。
そして、ありがとう…。

関東代表の早稲田のみなさん、本当にありがとうございました。
強いみなさんのおかげで、ファイターズも負けじと、強くなることができました。
感謝しています。