拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ポンとヨーコ/動物園

2024-04-06 08:50:34 | 日記

どこかの動物園のつがいの象の名前がポンとヨーコなのだそうだ。ジョンとヨーコのよう。ジョンと言えば、「イマジン」はたしかに名曲だと思うが、その歌詞は若干の危うさを秘めている。「Imagine」(想像してごらん!)と言って、平和な世界等々を挙げるのだが、その中に「no religion」がある。宗教のない世界を想像してごらん、ということだ。これは、宗教家にとっては看過できなくないか?さらに「no possessiion」もある。所有のない世界を想像してごらん……これは共産主義思想であり、世が世なら(アメリカで「赤狩り」が横行していた時代なら)ただでは済まなかったはず。原爆を開発したオッペンハイマーも、(アメリカの)共産党とのかかわりが疑われて公職を追放された。

動物園と言えば、今でこそ、私が子どもの頃過ごした地域(横浜のうーーーーんと郊外)には近くにズーラシアがあるけれど、私の子ども時代はなく、一番近い動物園は野毛山動物園だった。今朝、あさイチで紹介されていて、なんと無料!と言っていた。そう!もう半世紀前から無料です。そう言えば、子どもの頃、夏休みにイトコんちに泊まったことがあって、随分お世話になったので、帰りはイトコも連れて野毛山動物園に行こう、入園料はお返しにウチが出す、とミエを張った母だったのに、行ってみたらタダで、お返しにならなかったことがあった。ミエを貼り損ねた母は決まりが悪そうだった。

実は、動物園は、そこら中にある。結構、歩いているといきなり出くわすことがある。鎌倉と逗子の間の山越えをしていたらいきなり猿園が現れたし、小田原城に行ったときは城を見に行ったつもりが象に会うことになった。あのときの象はどうしてるだろう?と思ってググったら、その象はウメ子と言って、日本最高齢の象だったけれど、15年前に亡くなったそうだ。そんな遠くの話をしなくても、現住所の足立区にだって動物園がある。奥地の家はどうだろう?動物園はなさそうだけれど、野生のクマが出るそうだ。そのせいで、その辺りの遊歩道のいくつかが閉鎖されたそうだ。たしかにクマは怖いがツキノワグマならなんとかなるかもしれない。出くわしたのがヒグマだったら助かる可能性はない。死んだふりをしなくても確実に死ぬ。前足ではたかれたら一撃で顔半分が消し飛んで即死。いや、即死ならいいけど、クマは獲物を生きたまま食べると聞く。それはイヤだ。いかにも痛そう。どうせ猛獣のご飯になるのならライオンの方がいい。ライオンは獲物の息の根を止めてから食べ始めるから痛いのは一瞬で済む……と思っていたのだが、ここにきて、クマでもいいかな?と思う理由が湧いてきた。その1。自分がクマに生きながら食べられる様子を携帯電話で身内に実況中継した人がいるのだけど、その人は「私は食べられている。痛くない」と言ったそうだ。こういう状況になると人間は痛みの神経を麻痺させるのだろうか。その2。例えば、お尻をかじられてる間に猟師が到着したら命が助かる。OSOなんとかが北海道で牧場を荒らした際も、襲われながらも生き残った牛がいたし。

因みに、ブラタモリで、タモリさんが「クマが出るなら止めとこうよ」と言うのを何度か見た。と、突然遠い記憶が蘇った。「笑っていいとも」で、出演者の誰かが、タモリさんが舞台裏で「トラとクマのどっちが強いと思う?圧倒的にクマだよ」って話してたことを報告したことがあった。そのことと、ブラタモリでクマを恐れるタモリさんが私の脳内で高次元でガッテンした。今日は良き日である。