良い香りが漂ってきたので、見回したら、
フェンスに定家葛(テイカカズラ)が絡みついて、白い花が咲いていました。
↑ ガガンボが蜜を吸っている。
藤原定家の伝説にちなむ風雅な名がついたこの植物は、
木でも岩にでもくっついてどんどん伸びていく丈夫な常緑の蔓性の木です。
今はビルの壁面などにも利用されていますが、キョウチクトウ科で「毒」があります。
(ガガンボは大丈夫なのかな)
同じ時期によく似た白い花を咲かせるジャスミンはモクセイ科。
ジャスミンには毒は無くて、古くからお茶や香料に利用されています。
園芸店やホームセンターに「スター・ジャスミン」の名で売られているのは、
モクセイ科ではなく、キョウチクトウカの科のテイカカズラの仲間なので、毒がある。
テイカカズラよりスタージャスミンと名付けた方が売れるだろうと付けられた?のかもしれません。
詐欺っぽい名前・・・
蔓性の植物の種類もとても多くて繁殖力がすごい。
この家、そんなに古くない家のようにみえるけれど、
すっかり蔓草に覆われています。室内も蔓草でいっぱいかもしれません。
放置されてからどれくらい経ったのでしょう?