香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

6mm角 落款印いろいろ

2022年06月24日 19時00分23秒 | 篆刻

書道講座の講師をしている書友から、今回も生徒さん達の仮名用の小さい落款印をご依頼いただきました。

2分(6mm角)白文印13顆、朱文印4顆、合計17顆です。
数は多いですが、一つ一つ心を込めて作らせていただきました。



ハガキや小作品などにも、幅広くお役立ていただけますように。
ご活躍をお祈りしております。

ありがとうございました。

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むらさきのスカートの女~最近読んだ小説から

2022年06月23日 13時56分23秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     

2019年芥川賞受賞作、今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」が、文庫本になったので読みました。

     

読み始めると、「むらさきのスカートの女」というフレーズが何回も出てきて、あまりの多さに、不思議な面白みを感じました、
一体何回出てくるのか数えたい気分にもなりました。
多い理由は、語り手の「私」が「むらさきのスカートの女」が気になって、その呼び名を連呼しているからです。
「むらさきのスカートの女」は、いつもむらさき色のスカートを穿いているので、そう呼ばれる商店街の有名人。
対して、誰も気にも留めない自称「黄色いカーデガンの女」である「わたし」は、「むらさきのスカートの女」を観察するうちに友達になりたいと思うようになり、密かに「むらさきのスカートの女」を助けます。
終盤で「むらさきのスカートの女」が消え、最後に「黄色いカーディガンの女」に変化が訪れます。
その後どうなるのか、いろいろ想像してしまいました。

本文は、160ページくらいで、文庫本には芥川賞受賞記念のエッセイ8本と芥川賞贈呈式パンフレットの「受賞の言葉」も収録されています。

エッセイによると、はじめは「むらさきのスカートの女」を語り手にするつもりだったそうですが、主人公を陰から見守る女を登場させることを思いつき、語り手の「わたし」に設定したそうです。

それによって、「むらさきのスカートの女」が連呼され、不思議な存在が二人になり、より奥深さが感じられるお話になったのかもと思いました。

読み手の受け取り方も様々なんだろうなあ。

 
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山頂名折帖6冊目

2022年06月21日 14時06分16秒 | 山歩き


山歩きのたびに、山頂で山名を揮毫している折帖の6冊目が、昨日の棒ノ折山で書き終わりました。
見出し画像の上段2列が表面、下段2列が裏面です。
富士山が見えた時は山名の上に富士山の絵を書いたり、遭遇した動物や植物、帰りに食べたものなども描き入れたりしています。下手くそですが😅 

表面は、2021年2月24日から9月8日までで24座、
裏面は、2021年9月13日から2022年6月20日までで24座(この期間は、一昨年の鎖骨骨折時に入れた金具の抜釘手術をしたので、3カ月休みました)。
低山中心ですが、1年4カ月の間に2度登った山があるのがわかります。ラストの棒ノ折山は、上段に棒ノ嶺で書いています。

折帖を立たせるとこんな感じ↓ 
表面


裏面


6冊の折帖は、はがきサイズを使っていました。

7冊目は、紙匠雅が閉店する前にストックしておいた一回り大きめの折帖を使います。いつもはみ出さないように気をつけていたので、ちょっと楽になるかな。

次回の山歩きも山頂で一筆入魂!してきます😊 

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棒ノ嶺(棒ノ折山)〜さわらびの湯

2022年06月20日 19時28分00秒 | 山歩き
     

本日の山歩きは、東京と埼玉の県境の棒ノ嶺(またの名を棒ノ折山)へ。
地元の人に「棒ノ折登るの?」と聞かれたので、通称は棒ノ折で、ボウノオレが変化してボウノレイになったのかもと思いました。

棒ノ折山の由来は、鎌倉時代の武将「畠山重忠」がこの山を越えるようとしたとき、杖が折れてしまったので、その名をつけたという説があります。

ルートは前回(2021.4.6)と同じく、清東橋バス停(青梅線「川井」駅から乗車)から上り、さわらびの湯(埼玉県飯能市)に下りました。

上り始めのワサビ田では、昨年の4月にワサビの花が咲いていましたが、今回は新たな苗が育っていました。
上流の方は、収穫前のワサビがまだ残っていて、新たな苗との境目がありました。


道標は「棒ノ折山」になっているものが多いです。

山頂標は「棒ノ嶺」ですが、折帖の山頂名は、今回は「棒ノ折山」にしました。(下りの道標には「棒ノ峰」と書かれているものもありました。)

鉄砲上りの直登でへばってしまい、小休止したので、前回より5分遅れで山頂到着。

梅雨の晴れ間ですが、山は雲が多く霞んでいました。
山頂は眺望が良いのですが、この時期は草木が生い茂って、霞んだ山も見えにくかったです。

下りは、木の根が張り巡らされた道が多く、歩きにくいです。
根っこに足を取られる人が多いようで、「転倒多発エリア!木の根、段差に注意!」の看板があちこちに見られました。

下から見ると、こんな感じの所も!
前回も「根っこ地獄」と書きましたが、鳥肌が立つほどの気持ち悪さです😅 

転倒しないように根っこをまたぎまくって、無事、さわらびの湯に到着!

東京では今年初の30度超えだったそうで、物凄く蒸し暑く、汗だらだらになったので、温泉最高!さっぱりしました!

帰りは、さわらびの湯から路線バスで「飯能」駅に出ました。

本日の歩行時間は、上り1時間35分、下りは前回より早めの1時間50分弱で、合計約3時間25分弱でした。

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第50回「日本の書展」東京展公募臨書

2022年06月16日 19時28分42秒 | 展覧会ご案内・訪問


昨年、日本の書展の公募臨書に出品した作品が、今日から国立新美術館ではじまった東京展の前期6月16日〜20日に展示されることになり、行ってきました。

作品は、見出しの「懐素の草書千字文」の節臨です。
8行320文字、最後に集中が切れて、落款がガタガタになってまいました😓  

文字が小さいので、展示の様子を引きで撮ったら、ただの白い紙のよう😅 
近寄れば読めるので、下の段で良かったです😊 

公募臨書は、出品料2,000円で、入選すると表装代も作品返却送料もかからないので、お得です。

その後、娘が出品している絵画展を観に銀座に移動。

ランチは、そのギャラリー近くの「梅丘 すしの美登利」へ。


奮発して、「季節の板さんおまかせにぎり」にしました。

これに、かにみそサラダ、茶碗蒸し、赤だし味噌汁、季節のデザート(いちごアイス)付きで、3,300円。
美味しかった〜!45分待ちでしたが、待った甲斐がありました。
食べ終わって、お店を出たら、まだたくさんお店の前で待っていました。

せっかく銀座に来たので、セントラルミュージアム銀座で開催中の日本の書展第50回特別展「日本の書展を築いた先達の書」に行って来ました。
勉強になりました!

日本の書展の案内はがきはコチラ↓
公募臨書は、「日本の書展」東京展会場内で、前期と後期に分けて展示されます。


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シャイロックの子供たち~最近読んだ小説から

2022年06月15日 18時52分19秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     

池井戸潤の「シャイロックの子供たち」読みました。

     

シャイロックは、「シェークスピアの『ヴェニスの商人』に登場する強欲な金貸し」だそうです。
ある町の銀行の支店が舞台がなので、シャイロックの子供たちは銀行員たちのことだとわかりました。。
10話の話は、語り手が変わり、連作短編集のようですが、最終的には長編のミステリーになっています。

2006年に単行本が発売された作品で、表紙の帯の裏面に、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊。」という池井戸潤の言葉が書いてありました。

おススメです!

 
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馬頭刈山〜瀬音の湯

2022年06月13日 17時38分58秒 | 山歩き
     

本日の山歩きは、馬頭刈山(まずかりやま)。
前回(2021.8.30)と同じく、軍道バス停から出発して、馬頭刈山から瀬音の湯に下りました。

歩き始めて1時間ほど登ると馬頭刈山が見える地点。

そこから少し登ると富士山が見えるポイントがありました。

昨年来た時は見えなかったので、木を伐採してビューポイントが作られたようです!有難い!😄 

さらに10分ほど登ると高明神社。

そのすぐ上が高明山山頂。

山頂標は手作りです。

さらに登ると、コアジサイが群生していました。


乗ってきた路線バスでもアナウンスしていましたが、馬頭刈山周辺は、「関東の富士見百景」だそうで、山頂手前に案内板がありました。

この案内板があるところから富士山が見えたのだと思いますが、現在は木が生い茂って見えないです。

山頂も同じく木に囲われて眺望はないです。

でも、大岳山に向かう道を少し下りてみたら、見えました!富士山!!

わーい!少し青空にもなっています!

下りは、瀬音の湯に向かう分岐まではピストン。

瀬音の湯に向かう途中、長岳と書かれた山頂標を経由。


瀬音の湯に着くとすっかり晴天!
温泉施設の入口が見えると疲れも吹っ飛びます!😄 
入浴後、食堂で地元食材を使用した川霧御膳いただきました。

ご馳走様でした!😋 

本日の歩行時間は、上り約1時間45分、下り約1時間35分、合計約3時間20分でした。

先週の山歩きで、回転ロック式の伸縮トレッキングポールをきつく締めすぎて短くならなくなってしまっため😅 ワンタッチで長さ調節ができるレバーロック式に買い替えて、今日から使い始めました。

トレッキングポールがあると疲れが半減します。
今日も活躍してくれました!お疲れ様!😊 

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紫陽花~骨折から2年

2022年06月08日 17時23分55秒 | 鎖骨骨折

ジョギング中に左鎖骨遠位端骨折してから、丁度2年経ちました。
あの日は、紫陽花の写真を撮る目的もありました。
走りながら、国立の大学通りの両脇の花壇に咲く紫陽花を見つけては、足を止めて撮っていました。
その時に撮った写真、ありました!その中の1枚がコチラ↓
まさかこの後骨折するとは思いもよらなかったなあ~😅 

今日は2年ぶりに、同じルートをジョギングではなく歩きながら撮ってきました。
同じ花は見つけられなかったけど、いろんな種類が咲いていました。
見出しの書は、これらの楕円の紫陽花の形を参考に、絵のように書きました。
可愛らしいのもありました。
柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)も!
我が家の柏葉紫陽花は、刈り過ぎて今年も咲かないようです😭 

骨折から2年経ち、いつかは消えると思っていた違和感は、骨折部位に入れた金具の抜釘抜糸してから半年過ぎても相変わらずです。
治療終了時に、消炎鎮痛剤を塗ってマッサージすれば良くなると言われましたが、生活に支障はないので、ほとんどしなかったせいかもしれません。
この機に、今日から始めようかな、マッサージ😉 

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傑作はまだ~最近読んだ小説から

2022年06月07日 17時05分01秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     

瀬尾まいこさんの小説「傑作はまだ」は、「そして、バトンは渡された」と同様に、思いがけない設定の家族の物語。

     

「そして、バトンは渡された」は血の繋がらない父娘が暮らすお話でしたが、「傑作はまだ」は血は繋がっているけど会ったことがなかった父と息子のお話。

語り手の父は、そこそこ売れている50歳の引きこもり作家。
好青年になって突然やって来た25歳の息子といきなり始まった同居生活。
戸惑いながらも、実はのんきでマイペースな父親の人間味あふれる言動に何度も笑ってしまいました。

「そして、バトンは渡された」と同じく、温かい気持ちになれる家族小説です。

200ページちょっとなので、すぐ読めます😊 

 
 
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おいしくて泣く時~最近読んだ小説から

2022年06月04日 15時08分43秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     
 
森沢明夫さんの「おいしくて泣くとき」は、とっても優しい小説。
 
     
 
無料で「こども飯」を提供する食堂と「子ども食堂」サービスをしているカフェレストランのお話が、交互に登場人物によって語られます。
この2つのお話が、どんな風に関わっていくのか気になりながら読み進めるうちに、あちこちに仕掛けが散りばめられていることに気づき、謎が解き明かされるのをワクワクしながら待ちました。
 
森沢明夫さんの小説を読んだのは、「恋する失恋バスツアー」「キッチン風見鶏」「雨上がりの川」「ぷくぷく」に続いて4冊目。どの本も隅々まで細かい描写が素晴らしく、いつも心が洗われるような優しさに包まれます。
 
 
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奥多摩 大岳山~御嶽山駅

2022年06月01日 23時13分06秒 | 山歩き
     

本日の山歩きは、大岳山。
青梅線「御嶽」駅からバスとケーブルを乗り継いで、「御岳山駅」からピストンしました。

見出しの山名の折帖にも描きましたが、大岳山に向かって歩いていたら、前方に、遊歩道を悠然と歩くニホンカモシカを発見!
こちらに気づいて、すぐ高所に登り、警戒しながらも葉っぱを食べていました。
まだ子供のようで、角も短く、体も小さめでした。
少し進んではコチラをじっと見ていました。

御岳山周辺は歩きやすいですが、大岳山は岩場が多いです。
整備されていますが、この「滑落注意」の案内板から大岳山までの往復は、怖がりの私は緊張します😅 

最後の岩場を這いつくばって登って、無事山頂到着~!
山頂の石碑の右の方に見えるのは富士山。雲が多めですが、気温の高いこの時期、これくらい見られれば良しとしましょう😊 

帰りは、無事岩場を下りて、御岳山に戻り、ヨウムのギンちゃんのいる駒鳥売店に寄りました。
先ずはボリューム満点のカツ丼いただきました!
そして、ギンちゃんにご挨拶!
餌を食べている所でした。
最後に、止まり木から右足を持ち上げて振るバイバイのしぐさをしてくれました😄 

ケーブル乗り場の「御嶽山駅」に向かう途中、以前から気になっていたお店に寄ってみました。
「神主さんのお家のお茶処」と書かれた『宿坊茶処 東馬場』です。
お汁粉いただきました。
ごちそうさまでした😋 

本日の歩行時間は、御嶽山駅から大岳山まで上り2時間、下り1時間45分、合計3時間45分でした。

前回、大岳山に行った時は、富士山がバッチリ見えました→2021年03月10日
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