山で拾ってきた松葉に墨を付けて、書いた「松」です。
松の盆栽をイメージして、枯れた松葉で「木ヘン」を、緑の松葉で旁(ツクリ)の「公」を書きました。
個展では、筆代わりにした松葉も一緒に展示しました。
絵のような「松」が書きたくて、いろいろな大きさの紙や様々な筆で書きまくりましたが、納得いくものが書けず、諦めかけた時、山で落ちている松葉を見つけて閃きました。
半切4分の1(約34×35cm)に、一画一画墨を付けて、じっくり墨をのせるように書いて、軸装にしました。
「書を絵のように書く」というのが、私が生み出した書のスタイルですが、「書く文字と同じ素材で書く」というのも楽しみの一つです
「松」を中心に撮った個展の展示風景です。