花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

那須の紅葉劇場再び・その2

2015年09月28日 20時47分53秒 | スポーツ・トレッキング

今回歩いたコース図、全体が入るように2万5千図を2分の1倍に縮小
GPSの電池が切れて、三本槍と無名峰へのコースは手書きで追加した。

5時前に家を飛び出したら、マウントジーンズに早めについて
8時のゴンドラ運行まで、待つ羽目になった。
駐車場には、数台の車が止まっているのみだった。

待ち時間を利用して、朝食と登山の準備をした。
駐車場の男子用のトイレに入ろうとしたら、鍵がかかっていて
入れない。(営業時間前は使えないのか不明)

8時少し前にエスカレーターで山麓駅まで登り、カウンターで
1600円の往復券を買ったら「登山されますか?」と聞くので
登山だと答えると「登山届を出してください」と用紙を渡された。
それは、茶臼岳などの登山届用紙とは全く別物で、マウントジーンズ
独自の用紙のようで、車種やナンバーも書く欄があった。

御嶽山の例もあるので、登山届を出すのが当たり前になればいいと
思っていたから、これは会社のいい対応だと思う


この写真は、スダレ山の大岩で動画で撮影した中の一コマ
スダレ山の裏斜面、この大岩は「山と高原地図」で、自然の
展望台と書かれている。


霧が晴れて全様が浮かび上がった三本槍岳の紅葉
1900メートル無名峰の尾根から撮影


朝日岳の東側に伸びた尾根の紅葉は圧倒的だった。
この写真には山頂は写っていない。山頂はこの右側にある


この写真は、たぶんスダレ山から清水平に続く斜面だと思う。
1900メートル峰のケルンような石積みのそばで、やたらと
撮影したので、自分でもどこを撮ったのか、、、オイ(笑)


中の大倉尾根の上部から見下ろして撮影した中の大倉尾根の紅葉
真ん中の筋が登山道


那須の紅葉劇場再び

2015年09月27日 22時56分02秒 | スポーツ・トレッキング

那須の三本槍岳の斜面の紅葉・清水平から撮影
風で流れる霧が斜面を駆け上がり、緑の笹原を
染める紅葉が幕を開けた。

清水平の木道の登山者から、思わず「おおう」と
歓声が上がった。


赤面山の紅葉


赤面山の斜面の紅葉と流れる雲の影が移動して
魅せられてしまった。
緑の笹原に点在する赤や黄色の自然美。


中の大倉尾根の赤面山分岐下の斜面


一緒に行くはずだった花友から、「天気予報に雨が出たので
今回は中止にして、延期します。」とメールが来たのは昨夕
だった。
しかし私は家庭の都合があるので、毎回行けるとは限らない
せっかく「行っても良いよ」許可をもらっていたので、私
一人で行くことにしたのだった。

花友とは姥ヶ平に行く予定だったが、単独で行くことになった
ので、駐車場の空いていそうなマウント・ジーンズを利用して
中の大倉尾根、三本槍岳、清水平、1900メートルの無名峰
を歩くことにしたのだった。

天気予報では、朝は曇り、10時頃は雨、昼頃は曇り、午後の
3時頃から晴れであった。







筑波山のアケボノソウとサラシナショウマ

2015年09月26日 18時48分05秒 | スポーツ・トレッキング

アケボノソウの花










アケボノソウの全身


サルナシも大分大きくなってきた。


ようやく咲き始めたサラシナショウマ



サラシナショウマのつぼみ、花柄があるのがわかる



開き始めた花には、萼と花弁があるが、早落性で落ちてしまう



上の花は萼片が落ちて、下側の花には残っている


開いている萼片がわかる花



アップにしてみたけれど、雨でにじんでイマイチ

今回写した花は、いずれも倒れかかって横になっていた。




オオヒナノウスツボ(たぶん)を発見

2015年09月23日 21時48分55秒 | スポーツ・トレッキング

オオヒナノウスツボと思われる野草の全身、高さは90センチほど


残り花と実、花柄には腺毛がある


花のアップ、上唇は2裂、下唇は下に反転する、花の中の二つは雄しべ
雄しべの下から下唇に沿って反転しているのが雌しべ
上唇の下に花弁状の仮雄しべがうっすらと見える

名前のヒナは雛飾りのヒナの事で、二つの雄しべを雛人形に
見立てたもの

籾殻を精米する田臼は、木や竹で作られ壺形であったので
臼壺という言葉が生まれた。

それで壺形の花を咲かすこの草に臼壺と名前がつけられた
オオは姿形が大きいのでつけられたもの
と「野草の名前」の高橋勝雄さんは述べている。


横顔


葉は対生し、長さ6~10センチ、幅3~5センチの
長卵形~卵形でややかたい。
先端はとがり、フチにはとがった鋸歯がある。

たぶんとつけたのは、同属のヒナノウスツボとの違いが判然と
しないからで、高さ的にオオヒナノウスツボと思うからである。
オオヒナノウスツボは、以前男体山の周りの自然研究路に有ったが
今年は踏み荒らしで、花を見ていない。
峰寺コースの帰りに寄り道して発見した。


これもたぶん(笑)ミゾソバ


ミゾソバの花


ミゾソバの群落


ミゾソバの大群落


ミゾソバとツリフネソウの花畑

明日から2日間、またもや緑地の草刈りがある。
先週の予定が雨で出来なかったからだが、ちょっときつい。

家族がいま、常総市に仕事で派遣されている。
もちろん水害の救助支援ではないが、水没地域での仕事は
かなりきついらしい。









筑波山麓・燧ヶ池の彼岸花

2015年09月22日 18時40分11秒 | スポーツ・トレッキング

夕日を浴びる筑波山麓・燧ヶ池(ひうちがいけ)の彼岸花


下の田んぼのあぜ道から撮影


大榎の枝の下に筑波山を入れて撮影


土手の中央付近の彼岸花と筑波山

昨日から腰痛に悩まされるようになったので、これは歩かねばと
思い立って、筑波山に行った。

湯袋に車を止めて、湯袋コースに入ると、キツリフネがたくさん
咲いている。

先日の雨で沢の水音がうるさいほど響いている。
途中には倒木が横たわり、ハードルのようにまたいで超す。
2時間ほど歩いて湯袋に戻ったら、昼すぎだった。

広根場林道に寄り道して、ジャコウソウを見に行ったら満開で
散り始めたものもあった。

白滝林道に下り、ツクバトリカブトを撮影して一休み
あちらこちら寄り道して神郡に下った。

農道を走っていたら、燧ヶ池の土手が赤く見える。
早速飛んでいくと、カメラマンが3、4人撮影中だった。
夕方で暗いのが残念だが、これは巡り会わせだから仕方がない。

ちなみに、昨年は同じタイトルで9月28日のブログに燧ヶ池の彼岸花
載せている。
最も私は2枚目の写真の方が気に入っている(笑)



キツリフネの群落


キツリフネの花


ジャコウソウ群落


ジャコウソウの花


ツクバトリカブト1


ツクバトリカブト2


土俵場林道が豪雨で崩


土俵場林道の崩落現場

ここは一般車は立ち入り禁止なので、林業の方以外は車で
入らないと思いますが、歩く人もいるのでお知らせします。
写真のように、右の轍の跡まで崩れています。
今後も雨で崩れが広がるかも

歩かれる方は、充分注意しましょう。
歩く人が少ないので、救助されないおそれが有ります。
山は自己責任が原則、自力救助の備えをしましょう。
















昨日の草刈り地で見たナンバンギセル

2015年09月18日 22時40分28秒 | スポーツ・トレッキング

葛城の緑地の草刈りで見つけたナンバンギセル


上に同じ、


どうやらススキに寄生しているようなので、ススキを根元から
刈らず少し残した。
南蛮煙管は、1年草なので、実が出来ると全草が枯れる
そして翌年夏、タネから発芽して花を咲かせるので
実が出来てしまえば、ススキは刈っても問題が無いのだが
ススキが無いと生育出来ないというジレンマがある。


ナンバンギセルに虫がついていた


アップで見ると萼の部分を食べている。


虫に食われた萼、こんな花を食べる昆虫もいるんだね


草刈りで切られたナンバンギセルをのぞいてみた。


本日の草刈り予定は、雷雨のため来週の連休明けに延期された。

いつの間にやらシルバーウィークなんて呼ばれて、年配者を
大切にする週間かと思ったら、それは金持ちだけの話なのね
名前だけで幸せになれるなら、この世は天国さ
車輪の下だったかな「土方だって人間だぞ」って言わせた小説家が
いたよね。
郷土の歌人は「じっと手を見る」が、私は野の花をじっと見る。


注、石川啄木は「一握の砂」で
  「働けど働けど なお我が暮らし楽にならざり じっと手を見る」と詠った

ちょこっとだけ季節情報

奥日光の小田代ヶ原 くさもみじが見られる、先日の豪雨で少しだけ池が出来たとか

日光自然博物館のHPで、ハイキングコースのダウンロードが出来ますよ。
秋日和に歩いてみては、おすすめは中禅寺湖南岸コース、湖越しの男体山が絶景です







ガイドKBさんから送られた写真

2015年09月17日 23時48分09秒 | スポーツ・トレッキング

ムラサキセンブリ、リンドウ科センブリ属、菅平高原で撮影
長野県の絶滅危惧Ⅱ類、環境省の準絶滅危惧

日当たりのよい高原の草地に生える。1年草または越年草
草丈10~30センチ。茎は太く暗紫色を帯びる。

葉は線状披針形で長さ2~4センチ、やや密に対生。
花は淡紫色、花冠裂片は幅広く、長さ1~1.5センチ
濃紫色の脈があり、蜜腺溝の毛に波状隆起 花期9~10月
分布 本州、四国、九州、朝鮮~アムール。


センブリ、リンドウ科センブリ属、菅平高原で撮影


キキョウ、キキョウ科キキョウ属 菅平高原で撮影
長野県の準絶滅危惧、環境省の絶滅危惧Ⅱ類


ムラサキタカネリンドウ、別名ムラサキシロウマリンドウ
分布 本州(白馬岳、白山) 日本固有 基準標本 白馬槍ガ岳

同定のポイント、花冠の裂片全体が濃紫色
低山帯から高山帯の砂礫地に生える。蛇紋岩地に多い

この花に似たもので、花冠の裂片が白色で基部が青紫色の
タカネリンドウは、別名シロウマリンドウという花である






本日から草刈り作業に参加

2015年09月15日 20時48分01秒 | 日記

いま筑波山で最も見かける花、ギンリョウソウモドキ、別名アキノギンリョウソウ
とも呼ばれる腐生植物で、イチヤクソウ科の花、


山地の樹林下の湿った暗い場所に咲く事が多い、今年は無数に生えた。


キバナアキギリ


カシワバハグマ



先週の雨続きで延期されていたつくば市の大規模緑地の草刈りに、本日から
参加しました。

その中で、参加者の間で常総市の洪水被害の話が話題になり、いくつか
参考になる話を聞いてきました。

その一つは、洪水の水がなかなか引かない低地は、昔新田開発で埋め立てられた
沼や湿地だった場所で、排水が元々悪い場所なので水はなかなか引かない事。

歴史の古い神社や仏閣は、そのような低地には建設されず、高台に多いこと。
歴史の長い民家は、周囲の高台に多く、埋め立てられた低地には少ない。

しかし古い時代の埋め立て地なんて、知っている人はいないから、今更言われても
困るかも。

友人宅の跡片付けに行った人の話では、水が出ないので泥が流せず、難儀している
人が多いそうです。

知り合いの家に避難している人は、跡かたづけに行ったら、床上浸水した場所が
猛烈なにおいで、生活が出来ず、立て替えを検討しているそうです。

困った話もあります。
避難者の留守をねらった空き巣が有るとか、跡片付けを手伝う訳でもない野次馬
カメラマンが押しかけたりと、被災者を怒らせる事態もおきているそうです。

それにしても行方不明者15人が、実は0だったという話には驚きましたね
そのうちの1人は、ニセ電話だったらしいとか。


気になるニュースなど、もろもろ

2015年09月13日 23時20分46秒 | 日記

本日の里山観察会で見たサワフタギの青い実

里山観察会の事をすっかり忘れて、車を走らせていたら、Nさんから携帯に
電話がかかってきて、あわてて学園にUターン。

最近どうも体調がすぐれないので、予定表なども書く気力がない。
というわけで観察会の事などもすっかり忘れていたのだ。


学園都市のど真ん中にある里山なのに、ガマズミの実が赤く
なり始めているし、秋グミもなっている。


メドハギが密生した葉のなかに花をつけていた。


観察会の後、トリカブトの花を撮りに行こうと走り始めたら、雨が
降り始めたので、あっさり断念。

というわけで、最近みて気になるニュースをいくつか。

夕方老眼

明るい朝は何でもないのに、夕方になると視界がぼやけたり、かすんだりする
事は有りませんか。
これは加齢で起こる老眼とは関係なく、若い人でも起こるので夕方老眼と呼ばれる
症状だそうです。

原因は、パソコンやスマホの画面を長時間見ている人に多い症状だそうです。
人間の眼は、近くを見るときにレンズの役割をする水晶体を支える筋肉を緊張
させてピント調節をします。

そのためバソコンやスマホを長時間見ていると、筋肉が疲労してピントが
合いにくくなるので、眼がかすんだり見えにくくなったりするそうです。

もう一つは、パソコンやスマホを見ていると、集中しているため、まばたきの
回数が減り、涙の量が減ってドライアイになるため、同じように夕方になると
見えにくくなる夕方老眼症状になります。

そういったことを改善するには、15分ぐらいに一度目を閉じる。
4~5メートル先を見たりするのがいいそうです。

あるいは温めたタオルで目元を温めるのも効果的だそうですよ。

補足、まずは眼科医で診察を受けて、眼病の有無を確かめてね

常総市の鬼怒川の決壊の原因は、越水による越水破堤の可能性と
調査委員会が発表


明日9時からコミュニティFMが、常総市の被災者向け放送開始
水戸コミュニティ放送「FMぱるるん」が常総市役所に臨時の「常総災害FM放送局」を開設
周波数は 89.2Mhz ライフラインや道路、避難所での支援物資などの情報を提供する









ガイドKBさんからカムチャッカ半島の花写真

2015年09月12日 11時13分58秒 | スポーツ・トレッキング
長野で山岳ガイドをしているKBさんから、メールで送られてきた
カムチャッカ半島の花の写真を公開します。
これらについては、日本の図鑑に載ってないので、名前と簡単な説明
だけです。



エリトリキウムセリケウム、ミヤマムラサキの仲間だそうです。
葉には絹毛が密生する、花は水色や赤紫かがる事がある


グンジソウ、
ヒマラヤから北米の山地に分布。
乾燥地に生える、花弁は白花と薄紫色。


シュムシュクワガタ、
北千島からアリューシャン列島にかけて分布する


シラタマソウ、ナデシコ科、北海道にも一部帰化しているらしい
千島マンテマには全体に毛があるが、この花は無毛だそうです。


カステリソウ、ハマウツボ科、別名インディアンペイントブラシ
シベリアから極東に分布する


北極ヤナギ、葉っぱの裏に長毛が有る。
アジア、北米の周北極地方から高山に分布する。


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国土地理院が発表している常総市の洪水による浸水範囲はこちら
PDFファイルです。

つくば市の災害ボランティアは、登録受付は始まっていますが
実際の活動は、被災地からの要請があった場合のみ行われます。
勝手に避難所などに押しかけないでくださいとのことです。
つくばボランティアセンターはこちら

茨城県の災害ボランティアについては、茨城県庁の災害版トップページをご覧ください
こちらです
常総市へのボランティアに参加したい方は、茨城県ボランティアセンターに申し込み
してください。
とりあえず明日のボランティアを募集していますが、募集人員は400名です。
時間は13日(日曜日) 午前9時から午後5時まで
持参するもの等は上記のページで必ず確認してください









歴史的連続豪雨があけて

2015年09月11日 18時47分23秒 | 日記

霧と雲の向こう右奥に富士山が浮かぶ。11日未明

常総市はつくば市の西に接する街で、昔は水海道市と呼ばれた
地域である。
私の所は、その常総市に近い、つくば市の南西部にあるので
一日中報道される被災状況を見ていると、心が痛む。
特に避難所となった豊里交流センターは、家からも近い。

決壊した常総市若宮戸と三坂町は、常総線の石下駅を挟んで
北と南に位置する。
私の所から行くには、小貝川を越え、294号線を超えて
石下駅を過ぎれば鬼怒川だ。

空にはヘリコプターが飛び交い、自衛隊や国土交通省のトラックが
列をなして走っていく。

常総市の中枢である市役所と支所も被害に有って、つくば市役所に
対策本部を設置しているという。
だから、近くの豊里交流センターは700人もの被災者であふれ
一部は、廊下に段ボールを敷いて寝たという。
豊里中学校の体育館なども800人からの被災者が来ているらしい。

そのため、近所のコンビニなどのパンやおむすびは、軒並み売れ切れで
棚が空っぽであった。
着の身着のままで避難した被災者の事を考えれば、これはしょうがない。
これほどの多数の被災者の食料の確保だけでも大変な事である。

生きて行くには衣食住が必要だ
そのすべてを失った人もいる。

今は東北が大雨の最中だという。
岩手の実家もひどい雨降りだと言っていた。
東日本大震災から4年、再びおそわれた東日本。
それでも立ち上がるしかないのだ 勇気を持って。


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今回の線状降水帯と呼ばれる集中豪雨で、たくさんの方に
電話とメールを頂きました。その心に感謝申し上げます。
ありがとうこざいました。

常総市付近の交通規制については、茨城県庁の災害版トップページに
PDFにて掲載されています。





つくば市からエリアメールで避難準備情報

2015年09月10日 10時17分15秒 | 日記
特別大雨警報が出ていますが、ついにつくば市からも土砂災害の危険が
高まっている地域に、避難準備情報が出ました。

対象地域は、小和田、山口、筑波、沼田、国松、臼井、立野、六所、茎崎の一部
など土砂災害警戒地域

つくば市のお知らせはこちら


私の自宅周辺は対象地域外で、高台の平地なので安全ですが
側溝から水があふれています。
屋根に当たる雨音がものすごいです。
9月10日 10時現在


15時25分
桜川の水位上昇でつくば市から避難勧告が出た地域

大上野、上松、中根、栄、松塚、松栄

避難所は桜中学校です。




大雨に弱いBS放送などの衛星放送の弱点を露呈

今回の大雨は、図らずも衛星放送の大雨に弱いという弱点を露呈した。
微弱な衛星放送の電波は、雨が降ると雨によって遮断され受信出来なくなる。
これでは災害時の緊急放送の役には立たない。
もうそろそろ対策を考える時期ではないか。









ガイドKB山さんから北岳などの秋の花

2015年09月07日 14時52分20秒 | スポーツ・トレッキング
山岳ガイドの長野のKBさんから、南アルプス北岳の秋の花や、荒船山の
オオイワインチンの花の写真がメールで届きましたので紹介します。
簡単な解説は、山と渓谷のハンディ図鑑「高山に咲く花」から引用した



キタダケトリカブト(北岳鳥兜、別名キタダケウズ)キンポウゲ科トリカブト属
分布 本州(北岳) 日本固有 基準標本 北岳
同定のポイント ①花柄と萼の外面に曲がった毛が有る
②根生葉は花時にも有り、葉身はほとんど基部まで分裂し
終裂片は幅1~3ミリ。



サンプクリンドウ(三伏竜胆) リンドウ科サンプクリンドウ属
分布 本州(八ヶ岳、南アルプス) 日本固有 基準標本 三伏峠
同定のポイント 花は5数性、ほかは属の特徴と同じ
属の特徴①花は4~5数性。②花冠は浅裂、裂片は花筒より短い
裂片の基部には2裂する内片が有って喉部をふさぐ
(ふさがれてシベが見えない-minoの注)
高山帯の草地に生える1~越年層。高さは2~9センチ
花期は8~9月


白花タカネビランジ、タカネビランジのシロバナを
シロバナタカネビランジという。
タカネビランジは南アルプスの北部に多く、シロバナは南アルプス
南部に多い。
タカネビランジの分布は本州(南アルプス) 日本固有
基準標本は鳳凰山


ヒメセンブリ(姫千振) リンドウ科ヒメセンブリ属
分布 本州(八ヶ岳、南アルプス) ユーラシア北部
基準標本 オーストリア
①花は4~5数性。②花冠は深裂する。花冠の裂片の基部に
2個の腺溝があり、細裂する鱗片におおわれる。
高山帯の草地に生える1~越年草。高さ2~15センチ
花期は8月~9月



アオキラン、(青木蘭) ラン科トラキチラン属
分布 北海道、本州(北部・中部)
ブナ林の下などにまれに生える腐生植物。
高さ8~15センチ。茎は黄褐色を帯び、紫褐色の斑点があり
2~5個の鱗片葉をつける。
8月~9月 4~7個の花を総状につける。
和名は、発見者の一人、青木信光氏を記念してつけられた。
広卵形の唇弁には紫色の斑点があり、その後ろに距が垂れ下がる。


アカイシリンドウ(赤石竜胆) リンドウ科タカネリンドウ属
分布 本州(日光女峰山、南アルプス釜無山~白岩山・荒川岳
千枚岳・赤石岳) 日本固有 基準標本 地蔵岳
ポイント①茎は紫色を帯びることが多い。
②花冠裂片は淡青色で、先はまるい。
亜高山帯~高山帯の砂礫地に生える1~越年層。
高さは5~30センチ。花期は8月


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シナノアキギリ(信濃秋桐)・松原湖付近で撮影
シソ科アキギリ属 分布は 本州(群馬県と長野県)
山地の木陰に生える多年草。高さ50~80センチ、全体に
腺毛が多い。葉は対生し、長い柄があり円心形で長さ8~20センチ
鈍鋸歯があり、両面に軟毛が多い。
茎頂に総状に唇形花をつける。
花冠は2~3センチ。 花期は8~10月



イヤリトリカブト、キンポウゲ科、多年草
このトリカブトは、手持ちの図鑑には載っておらず、森づくりの
参考に買った「信州の希少植物と森林(もり)づくり」の解説を引用
いたします。

分布 本州 日本固有
生育環境 山地帯多雪地域の湿地や小川に沿った所
生育状況 湿地の開発や植生の遷移等で減少している
類似種  ツクバトリカブトの変種なので、ツクバトリカブトが    
     類似している。ツクバは直立するものが多い。
茎はよく分枝してつる状にのび、高さ100~300センチ。
葉身は掌状に3つに深く裂け、長さ9~20センチ、幅11~
20センチで、裂片の縁は鋸歯状になる。
花はかぶと状で青紫色、花柄には曲がった毛が生える
県内に多く見られるツクバトリカブトの変種
開花期は9月~10月
長野県と環境省の絶滅危惧ⅠA類に指定されています

(文献には書いてないが、名前はもしかすると大町市の居谷里湿原に関係するかも)


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オオイワインチン・荒船山で撮影
キク科キク属、大岩茵陳 別名トガクシイワインチン、トガクシインチン
分布 本州(群馬県荒船山・妙義山、長野県、富山県・黒部渓谷)
基準標本はシベリア
同定のポイント①葉は長さ5~6センチ、裂片の幅は1.5~3ミリ
②頭花は直径5~6ミリ。
亜高山帯の乾いた草地や岩場に生える多年草。高さは20~60センチ
花期は8~10月

日本の固有種であるイワインチンよりも一回り大きい


同じく


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観察中のナンバンギセルのおもしろ写真


ナンバンギセルの横顔、なんだこの顔は


正面から見ると、こんな顔
昨日の観察会でSKさんに写真を見せたら犬の顔に見えるという

先日は人の顔にそっくりな「人面ナンバンギセル」を載せたが
今回は、その第二弾 「犬面ナンバンギセル」と命名


こちらは新しく咲きそろった美形のナンバンギセル


最初に咲いた花は、種をつけ始めている。

昨日、筑波山観察会に参加したのは良かったが、帰ってきたら
完全にダウン。
その上、自宅周辺はしばらく停電して水もトイレも使えず
未だに体がふらふらするし、明日からの草刈りが心配だ








東筑波ハイキングコースをちょこっと歩く

2015年09月05日 12時05分21秒 | スポーツ・トレッキング

海を越えて渡りをするアサギマダラが吸蜜中


同じく


ダブルアサギマダラ


ゲンノショウコ


ゲンノショウコで吸蜜する昆虫


ツリフネソウ


しっぽが鮮やかなブルーなので、たぶんニホントカゲの幼体


薄暗い木陰に咲くミヤマウズラ


アップしてみたら、ムンクの叫びを彷彿させる花だった。


林道終点に咲いていたツルリンドウ


シロバナと言ってもいいようなツルリンドウが多い筑波山

天気がいいというので、草刈で疲れ切っていたが、家内を送った後
筑波山の広根場林道に出かけた。
ところが、風返し峠を越えて林道入口に行ったら、バスが数台止まっていて
駐車スペースがない。
たぶん、林業関係者の見学会があるのかも。
ここは林道の両側に、大規模な試験植林地があるので、時々団体の視察や
見学会が行われているようだ。
駐車スペースもないが、団体に会うのも嫌なので、別な場所に行くことにした。

国民宿舎の前から、仙郷林道に入り東筑波ハイキングコースに行くことにした。
しかしこの仙郷林道は悪路の連続で、愛車のタントが悲鳴を上げる。
すれ違いも厳しいので、対向車よ来るなと祈りながら進む。
大雨で流されてギャップができているところでは、車体の下をこすりそうになる
四駆でもない車で、こんなところを走るのは、私ぐらいかな(苦笑)

ようやくスペースに車を止めて、東筑波ハイキングコースに入ったら
体のあちこちの筋肉が痛い。
名前のわからないセミがジージーと野太い声で鳴いている。
終盤に近いゲンノショウコにハナアブと思われる昆虫が群れていた。

オトコエシの花にアサギマダラが乱舞している。
デジカメの動画でその様子を撮影した。
まだ初秋だというのに、落ち葉が風に舞っている。

右の山側の土手にミヤマウズラが数本咲いたり、谷側にはツリフネソウが
ピークを過ぎて咲いていた。

山アジサイの萼が真っ赤に色づいて、散った花株を飾る
雲の多い空でも、光がジリジリと差し込んで、いつの間にかシャツは汗だらけ

林道の終点でツルリンドウが何株か咲いて、藪の隙間からこちらを見ている
白い清楚なドレスをまとったツルリンドウを撮っていたら、目の端に
何か動くものがある。

そちらを見ると尻尾が青いトカゲがチョロチョロと動き回っていた。

来週も草刈があるので、今回はここで引き返した。