花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

人混み避けて山歩き

2020年02月29日 21時05分22秒 | 自然観察
コロナの影響で、外出を控えるように言われているのだが、歩かないと腰痛になったり
するので、それならばと人のあまり来ない山道を歩くことにした。
昨日は真壁の林道端上線を1.5Kmを往復したが、誰にも会うことは無かった。

今日は北筑波稜線の無名の山の植林地の山道をたどって歩いた。
途中で北筑波稜線に出て歩いたら、数台の車と数人のハイカーを見かけた。
崖崩れとかで進入禁止の案内が出ていたが、現場でも確かめに行ったのだろうか
まあいずれにしても、人に会いたくないので、帰りは植林地の山道を歩いて帰ってきた


別な林道の入り口に一株だけ咲いていたユリワサビ


季節外れのツルリンドウの蕾

庭の野草


山芍薬の芽出しを数えると10本に増えていた


ジンチョウゲが開花した、萼筒の外側は赤色で、内側は白色


ジンチョウゲの蕾
沈丁花を図鑑などで見ると、中国が原産で室町時代にすでに日本で栽培されていたという
雌雄異株だが、日本には雄株しか来なかったので、実ができず挿し木で増やす
などと書かれていたりするが
先日掲載した鬼縛りと同じように、はっきりしない雌雄異株といったほうが
良いというのが、最近の意見のようである。
ネットでも、雄花と言われているものが、両生花であると書いている人もいる
なので時には赤い実をつけるらしい。
自分の庭なので、機会が有ったら花を切断して確かめても大丈夫だろう
花を縦に二等分する自信はないが(;。;)
空き地では
日光キスゲも増えたが、外来のヘメロカリスが、早くもたくさんの芽出しを
始めた。
ヒメシャクナゲも小さい蕾をたくさんつけ始めた。



梅林に雪がちらついた

2020年02月27日 23時34分13秒 | 自然観察
沼田新田酒寄線の林道に行くために、梅林の駐車場に行ったら、ゲートの有る
最奥の駐車場に行くように指示されて、3段に分かれた駐車場の、2段目に止めた
その頃に筑波山上空にかかった黒雲から、小雨交じりの雪が ちらほらと降り始め
私が下山するまで降り続いた。


最近撮影しているコセリバオウレンの葉、3回3出複葉が判るように
手持ちの写真を裏返しにして、葉の下に敷いて撮影したものである


コセリバオウレンの両性花1


コセリバオウレンの両性花2


コセリバオウレンの両性花3


コセリバオウレンの雄花1


コセリバオウレンの雄花2


コセリバオウレンの雄花3


梅林と展望四阿


先日載せた苔石に生えていたヘンナ植物をオリンバスのコンデジで
深度合成のマクロ写真で撮ったら、こんな風だった

ふれあいの里の河津桜と筑波山、桜が大分開いていた

昨日は、病院の定期診察日だったが、予約時間とほとんど変わらない時間で
診察してもらえたので、早めに終わり、庭と空き地の花の手入れと種まきをした。
ふと気がついたら、雪割草が小さい花を開き始めていた。
コロナウイルスのせいで、家内達がやっている「リハビリ体操」も3月は中止
だという。
花友から、高尾山の梅まつりも中止だというメールが来ていた。
こうも人間と人間の付き合いが制限されて、孤立化すると、高齢者は生き甲斐を
見失ってしまう恐れがあると誰かが言っていたが、大丈夫か日本。





昨日の筑波山梅林

2020年02月25日 08時49分46秒 | 自然観察







シャトルバスを入れて、マスク姿が多いのは今年の特徴

ふれあいの里の河津桜


ふれあいの里の河津桜と筑波山、まだ満開では無い

オニシバリ(ナツボウズ)の観察

何日か前、オニシバリの花を雌雄異株として紹介したが、ネットで調べると
従来、雄株としていたものが、雌しべを持つ「両生花」であるという。
花を切断して、花の構造を掲載している記事を見ると。雄花とされていた
花にも「雌しべ」があり、その周りに高さの違う雄しべが2段になって取り囲んでいる
その記事によると、両生花は同花受粉はしないそうで。自分の花粉では受精しないが
他の両生花の花粉がつくと受精がおこるらしい。
つまり従来雄花と呼ばれていた両生花にも、まれに実がなるという事である
しかし、萼筒内の雄しべの花粉が落ちて、雌しべの柱頭を覆っても、受精しない
のだが、それが他の両生花の花粉がきても、それに邪魔されて受粉できないという
なので、両生花の結実率はかなり低いという
なのて邪魔な同花の花粉を払って、他花の花粉をつけてやると受精して結実するという

雌株にも「雄しべは」は有るが退化して花粉は出さないという
なので、雌花は花粉を出す「両生花」の雄しべの花粉で受粉する
花を正面から見ると、似たような構造に見えるが、私にはやっかいな花である

正確に調べるには、同じように花を切断するしかないのだろうが、筑波山は
国定公園なので、無資格者の私には、そんな実験はできない。
何度か観察して、両生花と雌花の違いを外観から判断することにした。
その結果、他の方も書いているように、花の大きさに明らかな差異があった
両生花
萼筒の長さ 約8mm
萼筒の直径 約3.5mm

雌花
萼筒の長さ 約4mm
萼筒の直径 約2mm
上の数字は、あくまでも目安で正確ではないが、萼筒の長さの違いは
見た目でも判る。
それに雌花の萼筒は暗紫色のような色を帯びているものが多い

雌株の様子


両生花の株 (従来の雄株)


両生花の萼筒の長さに注目


雌株の雌花の萼筒の長さと色に注目

まだまだ観察途上で、うまく写真が撮れない。
今後も観察を続けたい









花友と柿平と星野の節分草を巡る

2020年02月24日 20時11分36秒 | 自然観察
23日、花友と花友のお父さんを含めて、総勢4名で佐野市の柿平と栃木市の星野の
節分草自生地を巡ってきた。
1回目の観察は早すぎて花が少なかったが、「花と低山を目指して」のブログに
節分草の花がアップされたので、それをメールで伝えたら、行きましょうという事になり
総勢4名の花旅となった。
柿平に着くと、何桜かは判らないが、桜が満開で出迎えてくれた。
思いがけない出会いにIさんのテンションが上がり、すごいすごいと見入っている。


佐野市柿平の節分草自生地の前に満開の桜があった
こんなに早く桜に出会うとは予想もしなかった。
寒桜の一種なのであろうか。


柿平の節分草、ちょっと萼片が幅広いタイプだが美形である

節分草は日本特産の多年草で、石灰岩地を好む性質がある
自生地は関東以西と言われている
和名は節分の頃に咲くのでその名があるという。
根生葉は3全裂し、茎の先につく葉は柄が無く2個対生し
葉は3深裂し長さ巾とも3~4cm>
花柄の先に直径2cmほどの白花をつける。

花は花弁状の5個は萼片で、花弁はその内側にあり、2~4裂して
先端は黄色い蜜腺に変化している。
その内側に紫色の雄しべが多数あり、その中心に雌しべが2~5個ある
受粉すると花弁状の萼片は落ちて、雄しべと雌しべが残る
やがて花が終わり、果実が育ち始め、長さ1cmほどの袋果となる
袋果が熟すと割れて、中からいびつな球形の種子が出てくる

以上が基本的な節分草の特徴だが、自生地の群落の中には、突然変異
の様な変わった花もあるので、それらを見つけるのも観察の楽しみである

萼片に切れ込みの多いタイプ


萼片の一部が緑色の葉に変化したタイプ
花は元々葉っぱが変化したものと言われているので、花友は
これを「先祖返り」と呼んでいる

節分草の横顔


節分草の群落


帰りに柿平の桜をもう一回撮影 こんなに早く桜見物できるとは 良いね!!


星野に向かう道路は、石灰を運ぶトラックが多いので、道路が白っぽい
四季の森の駐車場に着いたら、天気が良いのだが風が吹き荒れて寒い
木々が風にしなって、砂埃も立っていた。花の撮影には最悪だが出直しが
きかないから仕方が無い。
右の杉林の自生地に入ると、豪雨で流れ出た砂利の間から、けなげな節分草が
花を開いていた。
自生地の半ばの右上に、黄色い外来種の黄花節分草が見えていた。
個人種有の土地では、なにを植えようと自由であろうが、日本特産の節分草との
交雑が気になるのである。

黄花節分草が遠くに見えている (望遠で撮影)


萼片が多数の節分草、


ロウバイと紅梅が競演していた


早春に咲く節分草と福寿草をいれて


八重咲き首長タイプ


萼片巾広タイプ


八重咲きタイプ


萼片が重なる八重咲きタイプ

昼に近い時間だったが、星野のおそば屋さんは混んでいるいるようなので、昼食は後にして
かたくり山の座禅草とコセリバオウレンを見に行く事になった。
かたくり山の入り口にある募金箱に、100円の募金をして座禅草のある沢に登った
多分、最奥の家の方が刺したと思える棒が座禅草の株脇に刺してある


座禅草の花、苞の中の肉穂花序に、ポツポツと出ているのが花で、1本の雌しべと
4本の雄しべがあり、淡紫色の4枚の花被片からできている

近くに緑色のような座禅草もあったが、私の写真はピンボケだったのでNG


コセリバオウレンの雄花
花友のIさんが、葉っぱの付き方を1回2回3回と数えて、確認している
筑波山系のコセリバの自生地には、2回3出のセリバも混在しているので
Iさんに確認をお願いした経緯があったからだ。

コセリバオウレン、上は両生花で下は雄花


かたくり山の直前にある紅梅が見事である


かたくり山からの帰りに見た星野の早春の風景はのどかで美しい

結局 昼食は、大柿の蛍の里の小さなおそば屋さんになった。
混んでいたが、先客が席を譲ってくれたので、なんとかおそばを食べることが
できたのだった。
席を譲ってくれた子連れの女性に感謝!!

追記、引用した「花と低山を目指して」のブログを書かれているkotsunagi567さんとは
何度か一緒に花巡りをした事もある方です
星野で写真を撮っていたら、若い女性がデジ一眼を2台下げて写真を撮っていた
跡で話しを聞いたら、新聞赤旗の記者だという。写真も記事も一人で書くらしい。





フラワーパークに春を探して

2020年02月21日 20時44分23秒 | 自然観察

ふれあいの森山頂、河津桜と筑波山


河津桜


西洋タンポポと訪問者


椿


剪定された椿


梅林の日差しを感じて


梅林の紅白


展望台から梅林の輝き


椿と白梅

以下はクリスマスローズ園にて撮影
 春の息吹


ユリノキの気根かな、名付けてユリノキ地蔵























この後、頭痛になり、逃げて帰りましたので、本日は説明文なしですが
写真だけでも判るかと思います。ごめんなさい。






筑波山梅林の奇妙な植物

2020年02月19日 08時23分22秒 | 自然観察

梅林の石についている苔
石についている苔が緑色で綺麗なので撮っていたら、その中に
奇妙な植物の芽出しのようなものがありました


その部分をトリミングで拡大した写真です。
何かの芽出しとは思うのですが、正体は分かりません。
でもなんとなく気持ち悪い(^0^)


気分直しに筑波山の全景、125号バイパス側道にて
18日撮影


梅林の展望四阿と紅梅


車道下の梅林のしだれの有る風景


下の梅林の谷から上の梅林


見返り演台の下から紅白の梅林、紅梅が散り始めて上の梅林は
少し寂しい


上の駐車場の満作

昨日の午前中は素晴らしい青空でした。
ただ梅祭り期間なので、駐車料金が500円です
四季の道に行く目的なのに、車では入れないし料金は取られるし
私には踏んだり蹴ったり(;。;)




コセリバオウレンの下見に行ったら咲き始めていた

2020年02月15日 16時40分48秒 | 自然観察
梅林の梅まつりが始まったので、梅林周辺は敬遠してコセリバオウレンの
下見に行った。

先日、私のブログにコメントを寄せてくれたyugoroさんが「ヤマレコ」の記事に
水戸市の植物園でコセリバオウレンを見たと書いていたからである。

数日前に寄ったときは、花が全然無かったので、今回もまだ早いだろうと
思っていたが、いくらか雨が降ったし、気温も上がったので、植物も
目覚めたのだろう。野草にとっては雨は様々である。

1カ所は数輪の花と蕾だけで、まだ早かったが、念のためと思って別な場所に
行くと、転々と花が咲いていたのである。
馬鹿な事に、重いものを持ちたくなくて、三脚を車に置いていった。
なので 帰って写真を見たら、みんなピントが甘かった。


コセリバオウレン、 キンポウゲ科オウレン属 この写真の花は雄花

老眼の私には、この花はいやな花である。
雄花にも、雌しべの退化した雄花もあると言うし、両性花の様に雄しべと
雌しべのある花もある。
私はまだ見たことが無いが、雌花も有るという。
それにも雄しべの退化した跡があったりすると言うから、地獄の沙汰である。
老眼でそんなの見えるかってんだ。(^0^)


コセリバオウレンの両性花
真ん中の鍵型に曲がった淡黄緑色の雌しべを雄しべが取り囲んでいる。
この花の雌しべは、淡黄緑色だが、赤ぽい赤褐色のような雌しべもある
この雌しべの色が、花茎の色にも関係しているかも知れない。
花茎に緑色と赤褐色系のものがあるので、次回の観察の課題である
もう一つ、花茎の根元に線形の苞葉がつくというから要注意だ


コセリバオウレンの雄花、花粉が出る前は、雄しべは真ん中に集まり
花粉が出始めると外に倒れるように離れていき、花火状に開く


コセリバオウレンの開花前の蕾、5ミリほどの蕾に紫色の筋が入った
雄しべと思われるものがぎっしり詰まっていた。
あまりにも小さいので、トリミングで拡大した写真です
おそらく雄花だろうと思う

明日は観察会でみんなと会える、楽しみだなー




筑波山のオニシバリ(夏坊主)

2020年02月13日 21時15分25秒 | 自然観察

オニシバリ(鬼縛り)、別名ナツボウズ(夏坊主) ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
雌雄別種でこの花は多分雄株





花は萼筒で先は四裂する


萼筒の様子


花は葉の脇につく


この株は蕾が多かった
秋に芽吹いて、初夏になると葉が全部落ちるので、別名ナツボウズと
呼ばれる
雌株には5月~7月に実がなり、赤く熟するが有毒なので食べられない

この花をすっかり失念していたが、筑波山ファンクラブの会員の方から
咲いたよとメールが届いたので、筑波山に飛んでいった。
朝の雨がやむと、照りつける日差しに一気に気温が上がり、あまりの
暑さにダウンしそうだった。
筑波山梅林では、梅まつりの準備が始まっていた。
梅まつりが始まると林道の交通が規制されて、観察には不便なんだよね


林道で赤い実をつけているマンリョウらしいものを見つけて
邪魔な蔓や枯れ葉をどけていたら、ご夫婦らしい二人連れが
後ろで、「そうやって写真を撮るんだ」とニコニコ笑っていた
マンリョウには、波形の鋸歯があると言うので、そのように
判断したが自信は無いのてあしからず。

昨日、病院に診察に行って、帰りにマスクを買おうとしたら
大手の薬局にもコンビニにも在庫が無い。
ネットオークションで高額取引があるとは聞いていたが
なんてこったい。
日本も薄っぺらな国民性になっちゃったのね
どこかでは、子供達が手作りしているとか、それは偉いね




花友と回った栃木の星野と柿平と須花坂湿原

2020年02月13日 00時01分51秒 | 自然観察
10日の夕方、花友からメールで星野と柿平に明日セツブンソウを見に行きますので
参加しませんかと誘いがあった。
9日に下見に行き、咲き始めで花が少ない事を連絡していたので、まさか11日に
行くとは想像していなかったので、ちょっとどうするか迷った。
追っかけメールで、今週後半の天気が悪い予想なので、天気の良い明日11日に
行きたいとの事で、それならばと私も参加することにしたのだった。

星野はともかくとして、佐野市の柿平はセツブンソウの開花情報が無かった
11日の朝、一抹の不安を抱えながら、待ち合わせ場所でKさんの運転する車に
乗り込んで、久しぶりに3人一緒の花旅にでた。
高尾山のシモバシラを撮影したkさんに「ぽれぽれ高尾山観察記」の本を
渡した。
この本の「シモバシラ」の写真が素晴らしいので、参考に見てもらいたかった
のである。
道の駅「思い川」でトイレ休憩して、星野に着いたのは10時少しまえだった。
新しくコンパクトデジカメを買ったIさんは、使い方を練習してきたと言って
いたが、撮影が始まると、接写はピントが合うが、少し離れるとピントが
合わないとか言って、首をかしげながら撮影場所から動かない。


オリンパスのコンデジで撮影したセツブンソウの写真


花粉付きのように見える花


雄しべが白に近いセツブンソウ


花友のKさんが見つけてくれたセツブンソウの奇形


この奇形の花をよく見ると、萼片と茎葉の間に、何枚かの萼片と思われる
花被片があり、そのうちの1枚が緑色の筋が入って、葉のようになっている
八重咲きのなり損ないなのであろうか。

下見の時に土石流の写真を載せたが、右側の自生地にこんな看板が出ていた

次の佐野市柿平の自生地に向かって走ると、秋山川の氾濫で土手が崩れて予定していた
道が走れず、迂回路を走る羽目になったりして、Kさんも苦労している。
なんとか柿平の自生地にたどり着いて、脇の駐車スペースに車を止めた。
自生地は、前回来たときとは様変わりして、金網のフェンスで囲まれていた。

フェンスの金網の戸の留め金を外して中に入り、出たら留め金をかけて閉める


植物を採取しないでくださいと張り紙されていた。
中に入ると咲いている花は少なく、落ち葉に埋もれている
入り口の付近に、咲いた少しの群落があるのみで、モデルが選べない

柿平のセツブンソウ

柿平のセツブンソウ2

柿平のセツブンソウ
秋山の座禅草を見に行く話も出たのだが、少し走ると氾濫した川と道路の
補修工事が各所にあり、無事に目的地に行けるかどうか判らない。
やばいからやめようという事になり、君子危うきに近寄らずと方向転換
仙波に有るという「佐野市農林漁家高齢者センター」におそばを食べに行った
ガンの手術の後なので、食事制限で本当はおそばはダメなのだが、よくかんで
食べれば大丈夫だろうと、私はざるそばを頼んだ
健康な花友は、そば以外に天ぷらや名物だという「耳うどん」とか言うものを
注文しておいしそうに食べている。

食事の後、センターの入り口に観光案内の看板を見たら、以前私が一人で
行った「須花坂湿原」の場所が載っていた。
そんな話をしたら、俄然そこに行くという。
私の車のナビには登録してあるが、Kさんのナビには入ってない。
それでも地理的なカンが鋭いKさんが、観光案内の看板の地図からおおよその
場所が判るらしい
そしてその通り須花坂湿原のあるトンネルの前についたのだった。

湿原に入る大正トンネル前に巨大な落石が転がっていた。
落石の奥に見える階段を上ると湿原がある


大正トンネルは金網で完全に閉鎖されていた


名草山の麓にある須花坂湿原の全景
山間の小さな湿原であるが、座禅草が咲いている


座禅草、結構咲いていたが遠くてうまく撮れなかった


明治トンネル、手掘りのトンネル
このトンネルに行く遊歩道の入り口の車止めの前に駐車した

ここには、明治、大正、昭和と3つのトンネルがあり、現在使われているのは
昭和トンネル。
ただ、その昭和トンネルも何かの工事中で片側交互通行で交通警備員が整理している


花友Kさん撮影の高尾山のシモバシラのセレクション

2020年02月10日 21時05分52秒 | 自然観察
昨日の2月9日、花友kさんが高尾山にシモバシラの撮影に行き
見事に狙い的中で、シモバシラの形態の数々を撮影して
シモバシラセレクションとして写真が送られてきました。
まずはKさんのメール第1便にあったメールと写真を紹介します

私の執念(笑)シモバシラセレクションを添付します。
新ルート開拓も兼ねて小仏峠から登ろうとしたのですが、
台風被害で通行止め!?
強行突破していそうなムジナがいなかったので、
景信山から登りました。

景信山は小一時間くらいで登れてしまい小仏城山へ、
小腹を満たしているとシモバシラの目撃情報\(*⌒0⌒)b♪
かくしてもみじ台巻き道まで…。(笑)

常連さんによると今年は小さい。
大きい時は拳くらいのが見られたそうです。
今回は幅3~5センチくらいでした。
それでも初シモバシラの私には十分堪能出来ました!

では、記念すべきシモバシラ1号から!
ちなみに普通のシモバシラも凄かったです。(笑)



富士山・景信山で撮影


(これは普通のシモバシラ minoの注)

(同上)

(シモバシラというのは、シソ科の植物で、9月頃に白い花をつけるが
厳しい寒さの冬、地中から吸い上げた水が茎の中で凍り茎を破って外に出ると
流れ出た水は帯状の氷の結晶になり、それをシモバシラと言う
シモバシラという植物にできるシモバシラということになる
同じようにシモバシラのできる植物は、セキヤノアキチョウジとか
カメバヒキオコシなどもできると言うから、花の時期に場所を覚えておけば
厳しい寒さの時に「シモバシラ」を観察できるかも知れません mino爺の注)

第2便 では、私の堪能ぶりをご覧あれ。









第三便








第四便
非常に繊細な造りで変幻自在、ハマりますね!(笑)









青字はkさんのメール文です。
この厳しい寒さの中、薄暗い早朝に飛び出していったKさんの意気込みが
伝わってくるシモバシラでしたね。
自然の芸術は素晴らしいですね。Kさんに感謝!!

補足説明
シソ科のシモバシラについて、

野草・雑草観察図鑑には、枯れた茎の中に(毛細管現象で)地中から吸い上げられた水分が
凍って、茎の隙間から出てくる姿が霜柱の様に見えるところからシモバシラの名前が
ついたと説明されています、




星野の節分草とみかも山の座禅草

2020年02月09日 22時43分06秒 | 自然観察

栃木市星野 四季の森


四季の森の節分草







寒さでやられたのか萼片の端が変色していた花

栃木市観光協会の4日づけHPを見たら、節分草が咲き始めたと写真が出ていたので
下見に行った。
行ってみると、本当に咲き始めで、花はちらほらとしか咲いていなかった。
それに、このところの寒波で開花が進まなかったと見える。

それよりも、もっとびっくりしたのは、節分草の自生地の一部が、先日の
豪雨で発生したと思える土石流で覆われていたことである。
不幸中の幸いは、自生地の中心を外れていたことであろう。
自然保護地域と言っても、自然の猛威には勝てない事を目の当たりにした。
願わくは、これ以上の災害に襲われないことを祈りたい。
可憐な節分草が寒風の中で震えていた。


一番奥側の自生地を覆った土石流 半端ない小石に覆われていた



流れた土砂が下の空き地にまで達している


こちらは四季の森の入口側の土石流の様子

同じく入口側の様子
四季の森の土砂崩れは、入り口付近の林と、最奥の林の2カ所で発生していた。

こんな状態なので、昨年の春に見た突然変異と思われる節分草の奇形の花は
確認することができなかった。

そんなわけで、少し遠いが「みかも山」に寄り道して座禅草の花を撮りに行った


三毳山の座禅草






できれば仏炎苞に包まれた肉穂花序も入れて撮りたいと思うと
これがなかなか難しい。
大概そっぽを向いて咲いているのが多いからだ
肉穂花序についているブツブツが花で、たくさんの小花からできている
一つの小花は、一本のめしべと四本の雄しべかがあり、淡紫色の四枚の
花被片を備えていると言う。
とはいっても、肉眼でそれを確認できる距離では無いので無理だが。

みかも山の節分草 ロープに囲まれた小さい一角に咲いていたが数は少ない




ついでに野草の咲く場所に行って見たが、フクジュソウと水仙がわずかに
咲いているのみだった。

時折吹き付ける風が身震いするような一日だった。



梅林の朝

2020年02月05日 10時38分15秒 | 自然観察

梅林の朝、紅梅林に光が当たり始めた頃に撮りに行った


梅林の朝2


梅林の朝3 中央遊歩道の梅林のトンネル 私の好きな花のトンネル


梅林の風景 見返り縁台から望遠で撮影 梅林の斜面の緑と対比させる
つもりだったが、草の緑がまだ薄い

先月末、退院後初めて診察に行ったら、大丈夫だねと言われた。
食事制限されていて、あまり力が出ないので、普通食にしてるのですが
と言ったら、「よくかんで食べれば、何を食べても良いよ」と言われてホッ。
しかし時々下痢状なので聞いてみると、胆汁が手術した付近で働きが悪くなって
いるから、しばらくはそのような症状が続くらしい。
(難聴で胆汁と言われたかはっきりしないのだが、聞き返すのも失礼なので)

筑波実験植物園でカンアオイの展示をしているというので見に行った
何しろ高齢者は無料で入れるので助かる。
写真は後ほど掲載する ゴメン

カンアオイの展示場所のポスター

ポスターの説明文をトリミングで拡大

ポスターの花の構造の写真部分をトリミングして拡大

もう1枚のポスターには、奄美大島のカンアオイの種類には11種あり
そのうち10種は一つの先祖から進化したものであると書かれていた。
すなわちオオバカンアオイをのぞく10種は、ただ一つの先祖から種分化して
進化を遂げたものであり、植物の進化を探る研究材料として貴重なものであると。

以下「花の名前のプレート写真」と「花の写真」を順に掲載する。



フジノカンアオイ(大花型)

フジノカンアオイの花の拡大写真


フジノカンアオイの大花型じゃない方のプレート

フジノカンアオイの大花型じゃない方の花の写真


カケロマカンアオイのプレート

カケロマカンアオイの花の写真

同じくカケロマカンアオイの花の写真


アサトカンアオイのプレート

アサトカンアオイの花の写真


オオバカンアオイのプレート、

オオバカンアオイの花の写真
問題のオオバカンアオイ、これ以外の10種類が同一の祖先から種分化したと
上のポスターに出ていた。


ハツシマカンアオイのプレート

ハツシマカンアオイの花の写真1

ハツシマカンアオイの花の写真2

まだまだ写真はあるのだが、頭がこんがらかってきたのでこの辺で終了
興味のわいた人は筑波実験植物園に見に行ってね。
あんな地際の葉の陰に咲いている花が、キノコバエのような虫媒花だったとは
驚きましたね。
悪臭と言うから、匂いで誘っているのでしょうね。
オスは匂いに弱いから アハ。(^0^)
おっと 産卵するんだからメスも行くんだね 
















水中栽培のカザグルマのタネの現在

2020年02月02日 19時51分18秒 | 自然観察
カザグルマのタネを水中栽培を始めてから、2ヶ月近くになりましたので
3個ほど水中から取り出して観察してみました。


水中から取り出したカザグルマのタネ マクロ撮影して拡大したもの
何やらとがったものが出ているが、根なのか毛なのか不明です。


カザグルマのタネ、2個目
2個目と3個目は、毛のように見えるものが見えるが とがったものは無い


カザグルマのタネ 3個目

はっきり判らないので、再び水中に入れて保存した。

野草の種を何種類か 鉢植えにしていたが、今朝の冷え込みで霜がおりたので
やばいかも知れない。
私は、野草類は地植えにするのが基本だが、タネだけは鉢植えでまいてみた。
直まきだと、雑草と芽出しの区別が難しいので懲りた(苦笑)

ヤマユリの球根を分球して植えたのが、芽を出し始めたが。霜でどうなるか
一本でも香りがすごいのに、何本も咲いたら、香りでクラクラするかな 楽しみだ(笑)