花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

なでしこが金メダル取ったけれど

2018年08月31日 23時59分06秒 | スポーツ・トレッキング
アジア大会の女子サッカー決勝で、中国代表と戦った「なでしこ」
前半から強いプレッシャーをかけられ、防戦一方の試合展開。

ハラハラ、ヒヤヒヤの連続で疲れたわ。

再三のピンチも中国のシュートミスや、GKのスーパーセーブで乗り切り
試合終了間際、中央で岩淵がドリブルして右を走る中島にパスを通すと
相手のDFを引き連れて菅沢がゴールめがけて走る。
その菅沢に、中島がピンポイントのボールを上げた。

菅沢がダイビングヘッドでシュートすると、GKの左をワンバウンドで
ゴール左に吸い込まれた
中国DFは、オフサイドではないかと抗議しているように見えたが、主審は
取り合わなかった。
よく見ると、中島と菅沢の間を走っていた中国のDFが、わずかに菅沢より
前に出ているように見えたから、オフサイドにはならないはずだ。

耐えて耐えて勝つという試合展開は、心臓に悪いよ。
いくら若手中心とは言え、ヘナチョコ横パスはやめてくれよ。
何度もパスを奪われているのに、同じ事をまたやるなんて、疲れたよ


==============================================================

葛城の森のナンバンギセル、ようやく芽だしと開花確認


葛城の森のナンバンギセル


ナンバンギセルの三兄弟


それぞれ別方向を向いて成長中


伸び始めの株


今年の猛暑のせいか、開花前に枯れてしまった株もある



筑西市明野町のひまわり畑は見ごろなって朝日に輝く


しかし朝はカスミがかかって筑波山は見えず






黄昏時(たそがれどき)

2018年08月30日 21時39分49秒 | スポーツ・トレッキング

黄昏時、(つくば市小貝川スポーツ公園脇の土手で撮影)

ちびまる子ちゃんの原作者のさくらももこさんが53歳の若さで亡くなられたという
40代半場で乳がんになり、闘病生活をつづけながら休むことなく描き続けてきたという
それが今年の夏前から、急激に悪化して8月15日、20代半ばの息子さんや家族の見守る
なかで亡くなられたという。

ちびまるこちゃんは、原作者自信がモデルなのだが、サッカー好きの少年ケンタ君も
実は実在の「長谷川健太」監督であることが明かされ、二人は同じ学校の同級生で
J1で活躍していた長谷川氏のもとに、さくらさんより電話がかかってきて、「漫画の
モデルにして良いですか?」と聞かれたという。
「いいですよ」と長谷川氏が了解したので、漫画にケンタ少年が出てきたのだそうだ
長谷川さんの話では、そのほかにも「ハマジ」のモデルになった人もいたらしい。

ガンバ大阪がJ2に降格したとき、長谷川さんは監督に招聘され、その年のJ2優勝を
果たし、1年でJ1に復帰した。
そしてJ1に復帰した年にJ1の優勝も果たしている。
その最終戦の応援席にさくらももこさんも来ていたという

サッカー好きの私としては、こんな話を聞くと涙がでてしまうのである。
さくらももこさんのご冥福をお祈りいたします。

=====================================================================

自治会の夏祭りで撮った動画を編集しようとしたら、絶不調のパソコンから音が出ない
後でアンプがダメだと判ったのだが、10年以上も昔に作った自作パソコンなので
自分で解決するしかない。
何度も分解しては組み立てなおすという作業で、確かめたが原因がわからず
ストックしておいた「富士通」のサーバーマシンに、バイオスを変更するなどの悪戦苦闘
の末、Win10のインストールに成功した。
ところがである。
馬鹿な話だが、サーバーマシンには音源出力端子が無いのに今更気づいた。
にっちもさっちも行かないとは、このことである

こうなっては仕方がない、サウンドボードとアンプ付きスピーカーを格安で購入した
合計で7千円ちょいの値段である。
サーバーマシンに取り付けて、出力を確認して、ついでにライン入力端子に、自作パソコン
のライン出力をつないで、音を確かめると、音が出た。

何のことはない、自作パソコンにつないでいたアンプがダメだったという訳である
まあいい、サーバーマシンには64ビットのWin10をインストールできたので、32ビットでは
動作不能なソニーのソフトが使えるようになったから、時間をかけてソフトの引っ越しを
していこうと思う。
ああでも山に行く予算が無くなったわ。
自作パソコンも黄昏時だが、私も黄昏時である。


オオヒナノウスツボ人、人の顔のように見えるので命名(笑)


オケラの上で縄張り争い、左クモがやや不利か



ウリ坊も交通事故死

2018年08月26日 20時44分15秒 | スポーツ・トレッキング
筑波温泉に向かう車道で、猪の子供、ウリ坊が交通事故死してました。
農作物を荒らしたり、登山道を掘り起こしたりして、みんなの嫌われ者
ですが、残酷な交通事故死の姿は見たくないものです。

お願いです、筑波山に来たら、あまりスピードは出さないでくださいね
写真が残酷なので、最後に載せますので、見たくない人はパスしてください


ツルリンドウの花、筑波山の自然図鑑で筑波山では白ぽいものが
多いと書かれているように、白花のような花だった。


夕方、今日も積乱雲が発達し、落雷が起きた


刈り取り前の稲田の向こうに筑波山


秋の気配を感じる空



ウリ坊の交通事故死、筑波温泉手前で死んでいた



パソコン絶不調につき写真のみ

2018年08月25日 21時19分31秒 | スポーツ・トレッキング

筑西市のひまわりフェスティバルのひまわり畑にて
フェスティバルは本日から始まった


私は筑波山を入れた写真を撮りたいが、ひまわりは東向きに
咲くので、筑波山方向は後ろ姿ばかり
やむなく空を入れて撮影 つまらん。


やっぱり筑波山でしょう!!
見下ろして撮れるような櫓も作ってあるが、場所が悪いので
今度は小さい脚立を持参したい。見頃はもう少し。


櫓から撮影したひまわり畑の西方向だとひまわりはこちら向き


筑波山の林道でナンバンギセルを探して、ヤブミョウガを
かき分けたら、ヤブミョウガの花が咲いていた


ヤブミョウガの花


ヤブミョウガの花アップ


ミヤマウズラ


ミズタマソウ


積乱雲と筑波山


========================================================

訪問してくださった方へ感謝を込めて「オマケ」画像(笑) 


オケラの花1


オケラの花2 虫つきだった


オケラの花(横から)


オケラの蕾




時計草は夜眠る

2018年08月23日 22時01分51秒 | スポーツ・トレッキング
空き地に植えた時計草(とけいそう)が、2日前ほどから咲き始めた。
花が目覚まし時計の文字盤にそっくりな形をしているので納得の名前である

以前、茨城県植物園に行った時、この花を見て気にいった
もう10年以上も前の話だが、その時は自分で植えようとは思わなかった。

たまたまサカタのタネの通販ショップを見ていたら、苗の予約販売が
有るのを見つけた。
これは面白い、実験のつもりで植えてみるかとばかり春に注文して苗が
届いたのは7月である。

どれくらい伸びるかもわからず、植えてある花の間にとりあえず植えた
それが第一の失敗で、つる性の時計草はどんどん伸びて、他の野草に
絡みつく。
慌てて篠竹を支柱にして棚を作って這わせた。
それでも間に合わず、高さは私の身長を越してしまった。

そんなドタバタをよそ眼に、時計草の花が開きだした。
全く目覚まし時計の文字盤そっくりで、思わず笑ってしまう。
こいつが一斉に鳴りだしたら、さぞかしうるさいことだろう(笑)

ところがである、翌朝時計草を見たら、花が全部閉じているのである
今朝も10時少し前に撮りに行ったら、まだ全部閉じているのだ
時計草のくせに、とんでもない寝坊助である。

おーい誰か、目覚まし時計で、こいつらを起こしてくれー (笑)


トケイソウの花、上の3本が時分秒の針だとすれば、5時2分43秒あたりかな(笑)


トケイソウの花 、花の写真は午後の1時過ぎに撮影したのて゜正確な
開花時刻はわからない。


朝の時計草の様子 (10時少し前)


前日咲いた花も、朝にはこんな風に閉じている

私は寝苦しくて熟睡出来ないのに、よく寝てるわ


======================================================

掲載忘れの、ガイドKBさん撮影のエンビセンノウの花




花友Kさん撮影の高座山と高尾山の花と実

2018年08月21日 12時22分49秒 | スポーツ・トレッキング
週刊高尾山の花と呼ばれるほど、たびたび高尾山に通っている花友のkさんから
今月に入って、夏休みに撮影したという山梨の高座山(たかざすやま)と高尾山の花と
実の写真をメールで送ってくれましたので掲載します。



高座山のツルフジバカマ


高座山のシデシャジン


同じく高座山のシデシャジン


高座山のイヌゴマ


以下は高尾山で撮影した花と実の写真だそうです
一部、植物名が記されていない写真もありますが、そのまま掲載します


高尾山のキジョラン


高尾山のキジョラン


高尾山のオオヤマハコベ


高尾山のダイコンソウ


同じく高尾山のダイコンソウ


高尾山のヤマトウバナ


同じく高尾山のヤマトウバナ


高尾山のハグロソウ


同じく高尾山のハグロソウ


高尾山のキノコ1


高尾山のキノコ2


高尾山のキノコ3


高尾山のマツカゼソウ


高尾山のチゴユリ


高尾山の実 名前? (推定エゴノキだと思う)


高尾山の実 名前は? (ボコボコした実が下がるのにはコブシが有るんだが
時期的に合うのか筆者にはわからない)


高尾山のノイバラ


高尾山のヘクソカズラ、別名ヤイトバナとかサオトメバナと呼ばれる


高尾山のヤマシャクヤク
(ヤマシャクヤクの実で、赤い小さい実は蒔いても芽を出さない不稔の実で、
瑠璃色の実だけが芽を出します。実生の場合、花が咲くまで5年かかります
蒔いた翌年に芽を出すとは限らず、2年ほどかかるときもあります。
庭に植えたヤマシャクヤク、今年初めて実をつけましたが、全部赤色の
不稔の実ばかりでした。観察用に植えたのですが、難しくてもうイヤ(笑))


高尾山のベニバナヤマシャクヤク


高尾山のツリバナ


高尾山のツユクサ、kさんは一瞬シロバナと思ったと書いてありました


同じく高尾山のツユクサ、はてシロバナツユクサなんでしょうか
シロバナツユクサなら変種ですね


高尾山のナガバノコウヤボウキ
これは後から送られてきた追加写真、掃きまくりのナガバノコウヤボウキ
とのコメントがついてました。


暑いさなかに出かけて写真を送ってくれたKさんに感謝!!
アリガトウね

写真の数が多いので、転載の際に誤記が有るかもしれません
その節はご容赦くださいね。




8月初めに県北で見た花

2018年08月08日 10時03分54秒 | スポーツ・トレッキング
台風で大荒れなので、8月初めに県北の山で見た花を紹介します


茨城県でも自生のサギソウが見られる貴重な湿原に、今年も
沢山のサギソウが咲いていた


同じ湿原に咲くヒメシロネ


これは、葉を確認してないので同定はできないが、たぶん
モウセンゴケの蕾? ここにモウセンゴケが有るのは確認済み


コオニユリ 


問題はこれ、一応オモダカの花としておく
一応と言ったのは、もしかすると茨城県の希少植物アギナシの可能性も
有るからだ。


同上 数株が有ったが、花が咲いていたのは一株のみ
花は節ごとに白い花を3個ずつ輪生する。
花序の上部には雄花、下部には雌花が付く
花は、直径1.5~2センチで緑色の萼片3個、白色の花弁3個が有る
花床き球形にふくらみ、雌花では多数の雌しべが付き、雄花では
多数の雄しべが付くという。
なのでこの花は雌花だろう。


オモダカは通常、葉よりも下に花が咲くというが、この株は
葉よりも上に花が咲いていた。上に咲くのはアギナシの特徴の一つ


オモダカの葉は、下が矢じり型に分かれているが、アギナシも同属
なので同じような形に分かれている
違いは、アギナシの方が葉身が細く、頂裂片より基部の裂片が
やや短いという。
オモダカは、その逆で基部の裂片より頂裂片の方が長いという



上の葉の写真から、矢じり型の末端部分をトリミングした写真
矢印で示したぶ分が末端
オモダカは、この部分が鋭くとがる
アギナシは、葉の両側の縁がやや内側に巻いて、先端部分で合わさり
丸みを帯びてボールペンの先の様な方になるという

アギナシとオモダカの決定的な違いは、オモダカが地中に蔔枝をのばし
先端に小さな球茎を作るのに対して、アギナシは蔔枝を出さず、葉柄の
基部の内側に小さな球茎を作る(このムカゴ状の球茎は、熟すと水に
浮いて流れるという)
しかし、保護地のこの場所では、抜いたり掘ったりできないので、この
方法で確かめることができない。

もう一度再訪して葉の長さや、基部の裂片の先端をルーペで確認したい
と思っていたら、台風が来てしまい、今年は無理かもしれない

===================================================================

筆者の独り言

このブログ記事の下の方に、このブログの人気記事というのがある
それを見ていたら「模擬原爆が日立に落とされた理由」という記事が
5位に入っていた。

ああやっぱり原爆記念日と終戦記念日の重なる8月は、平和を願う
人々には、忘れてはならない月なんだなーと思うのである。

9月生まれの私には、3歳になる直前であった。
私の戦争時の記憶は、B29の爆撃機が来るたびに、防空頭巾をかぶって
裏山の杉林に身を隠した事だけである。

近くの集落に、片腕をなくした復員軍人がいた。
何でも憲兵隊に所属していたという噂を聞いた

その人が前線の食糧難で、「腹が減ってカエルや蛇を食ったよ」と笑い
「腹でカエルが鳴いていた」などと自慢そうにいっていたのを思い出す

憲兵隊でもそうなのだから、一般兵士はもっと悲惨で、死んだ人の人肉を
食べたという話も、あながちウソとは思えない。





台風前に四季の道へ・キツネノカミソリの花

2018年08月07日 23時12分21秒 | スポーツ・トレッキング
猛暑の中、山梨の茅場の山へ行ったのがたたって、昨日は体がふらついて
まともに歩けなかった。

主(あるじ)のそんな状態が伝染したのか、パソコンまでが絶不調で、昔なら
ブルースクリーン画面なのだが、Win10の仕様なのかオレンジ画面になって
キータッチを受け付けなくなる。

キータッチを受け付けないので、再起動もままならない。
強制終了ボタンで終わらせるのは、HDDのアクセス中に重なるとHDDのダメージ
になるかもしれないと言われているので、気長に反応を待つしかない。

身体も心もイライラが募るばかりだ。
こんな時は、山の自然に浸るのが一番だ

朝からぱらついていた雨が、昼頃には上がった
台風13号が近付いているので、また雨が降り出すかもしれないが、そろそろ
四季の道のキツネノカミソリが咲いているかもしれない。

雨に降られたら、その時はその時でいい、短時間だけ四季の道に行ってみよう
と決意して、筑波山の四季の道へ飛んで行った。

が計画性も無く飛んで行ったから、長靴も雨傘も忘れていた。
蛇の大嫌いな私は、藪漕ぎの時、長靴が無いと歩けないのだ。

四季の道の入口につくと、アブと蚊が待ってましたとばかりに襲ってきた。
虫よけスプレーをしても、あまり効き目がないから腹が立つ。

殺虫剤は、花粉を媒介する昆虫を殺すので、山では使いたくない。
帽子でアブをたたきながら出発した。


四季の道に咲くキツネノカミソリ


谷側の柵のそばにも数本が花開いていた


その先の谷側の笹原にもキツネノカミソリが咲いていた

四季の道のキツネノカミソリについては、2017年8月12日のブログ
「筑波山の四季の道はキツネノカミソリの乱れ咲き」でも取り上げている
ので、そちらもご覧ください


クサギの花も咲いている


草花で吸蜜中のまことに小さい蝶がいた


ケヤキにセミがとまっていたが、鳴かないからメスかな?

撮影していたら雨がパラパラ落ちてきたので、逃げ帰ったが途中で止んだ。







茅場の山でオオナンバンギセルとヒナノキンチャク

2018年08月06日 19時26分57秒 | スポーツ・トレッキング
昨年は時期外れだったので、今年はピークの花を見たいと、猛暑の山梨へ
花友と一緒に出掛けて行った。

日曜日にも拘わらず、鳥居地峠の駐車場には、先客の車が一台だけだった
私たちが準備していると、もう一台がやってきた。

それは、後で話しを聞くと高尾山の植物に詳しい人をリーダーとするグループで
この茅場の山にも詳しい人たちであった。

登山口までの林道を一緒に歩きながら、私たちの気が付かなかった花を教えて
頂いた。

私たちの目的は、ヒナノキンチャクとオオナンバンギセルを見る事だったので
茅場の作業道に直進し、その人たちは登山口から登山道に登って行った。

作業道には、キキョウ、オミナエシ、キセワタ、コオニユリ、フクシマシャジン
ソバナ、ツリガネニンジン、終わりかけのオオバギボウシ、オケラの蕾、夜に
咲くというユウスゲが沢山あり、花友のIさんが狂喜の声を上げるのだった
特にカワラナデシコと桔梗とオミナエシは、どのコースにも咲き乱れていた。
フクシマシャジンとツリガネニンジンの見分け方をKさんが解説する

しかし猛暑の予想にランクされていた山梨はさすがに暑い
暑さに弱い私は、すでに全身が汗でびっしょりだった。
心配した花友が、水分を補給するようにたびたび言ってくれる

タチフウロやヒキヨモギを見てクサフジを眺めカセンソウの黄色い花に
見とれる
ヤマハギの花が揺れる作業道を進むと、土手の上にふみ跡があり
覗くとオオナンバンギセルが2本咲いていたが、あまりいい花ではなかった
とりあえず抑えに撮影する

滑りやすい坂道をあえぎあえぎ登り、木陰で早めの昼食にした
先ほどまで見えていた富士山が、上が雲に隠れて見えなかった

その時来られた二人ずれは、昨年もお会いした方たちで、今年も
ヒナノキンチャクを撮影に来たという
花好きは考えることが一緒なのが面白い。
花友には三つ峠以来の知り合いで、また花情報の話で盛り上がった

ヒナノキンチャクの咲く場所に行くと、先ほどの二人が撮影中だった
「この花が大きくていいよ」と教えてくれた株には、下に巾着型の
実が付き、上には花が咲いていた。
まさにヒナノキンチャクと呼ばれる花の見本である

登山口で別れたグループとすれ違い、いろいろ花の情報を交換した
そこで教わったオオナンバンギセルの株も良かったが、先頭を歩く
Kさんが突然大声を上げた。
見るとオオナンバンギセルの大株があり、蕾からは花冠の落ちたもの
までおオオナンバンギセルのまるで生涯を見るような花であった

下山途中で、またお会いした方たちも、それを見逃していたらしく
盛んに悔しがる一幕もあったのだった。

本当に素晴らしい花の一日であったが、家路についた私はダウン
寸前であった。
お終い


ヒナノキンチャク 写真では大きく見えるが、高さ数センチから10センチ程度
の非常に小さい植物


ヒナノキンチャクの群落


ヒナノキンチャクは、花が下から咲きあがり、下の方には巾着型の
実がついている。
花の名前は、それがもとになって「御姫様の巾着」という意味である


ヒナノキンチャク


ヒナノキンチャク
環境省の絶滅危惧ⅠA類、山梨県の絶滅危惧ⅠB類に指定されている
ヒメハギ科の植物で1年草 
特定非営利法人「富士山自然保護センター」の「富士山の自然」の「Part2.
北側の自然のこれから」という冊子にも取り上げられている希少植物


オオナンバンギセル
ハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草の寄生植物、別名ヤマナンバンギセル
ノガリヤスなどのイネ科の単子葉植物の根に食い込んで栄養分を吸収する
寄生植物


オオナンバンギセル


オオナンバンギセルの花冠を正面から見ると、先端は5裂し唇形となり
花冠の裂片の縁には細かい歯牙が有る
これがナンバンギセルとの違いで、ナンバンギセルには歯牙が無く全縁
花冠の中に黄色い毛でおおわれた柱頭が見える。


オオナンバンギセルの花の生涯を示すような株


数字の1と2は、花冠の落ちた萼片
数字の3は蕾

やがて結実すると、愕に包まれた粉状の多数の実ができる