花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

本当はみんなに見てもらいたいけれど

2014年07月31日 22時34分48秒 | アウトドアー

トチバニンジンの実


同上


ウバユリの花

このところ、ブログを書く気になれず、ずっと休んでいたのは
体調が悪いことも有ったが、掲載した筑波山の花が、盗掘される
と言う事が有ったりして、すっかり嫌気がさしてしまった。

調べてみると、同じ花について、大勢の方がブログを書いているのだから
自分のブログだけが盗掘の引き金になっているとは、言えないのだけれど
釈然としない不快感が募るのだ。

最近も、ずっと継続して観察していたツチアケビの株が無くなった。
花は確認したが、実がつかなかった小さい株だった。
そこまで確認していたのに、それから2日後に穴だけが残っていた。

本来なら、自然の花はみんなで楽しむものだ。
特定の人だけの独占物ではない。
だから私は写真を公開したいと思っている。

だが、この現実を見ると、本当に嫌気がさしてしまうのだ。




7月上旬の隠居倉の花

2014年07月24日 21時21分19秒 | アウトドアー
先日は那須の景色を載せたので、今日は熊見曽根から隠居倉にかけて
見られる花を紹介します。


女峰千鳥、名前の由来は日光の女峰山で発見されたことによる。
しかし肝心の女峰山では見つけるのが難しい花になった。


今年は少し早目に行ったので、女峰千鳥は咲きはじめで蕾が
多かった。


紅花一薬草、ここでのこの花の見ごろは6月下旬なので
少しピークが過ぎているものが多かった。


手形千鳥、この花は7月中旬以後が見ごろなので、逆に
蕾が多くて残念。


コケモモ、これは丁度見ごろだった。恥じらいのピンクの色が憎いね


尾上蘭(オノエラン)名前の由来は、尾根の上に咲く蘭という意味である。
唇弁の内側に、黄色いW型の模様があるので、私は早稲田大学卒業の
オノエランチャンと呼んでいる。(笑)

人生下り坂

2014年07月22日 21時33分56秒 | 日記
BSプレミアムで、チャリンコで全国を旅している俳優の火野さん
人生下り坂最高!」とのたまわっている。
まあ自転車旅行だから下り坂は最高であろうが、人生と言うところが
憎いね。

ところで人生の下り坂と言う年齢は、何歳からなのだろうか。
明確な定義は無いだろうから、人によってそう感じた時がそうなのだろうか

そういう意味で言うなら、私はすでに下り坂である。
数々の持病の上に、耳は遠くなり、視力は衰えて見る影もない。
それでも山に行くのは、山の花が好きだからである。

花の百名山を書かれた田中澄江さんは、花こそ我が命と言われたが、あの人なら
そう言っても許されるであろう。
たかが度素人の私が、そう言うのはおこがましいし、許されないであろう。

だが、何日も山に行けない日々が続くと、生き甲斐を失ったようで、何もする気が
起きなくなるのである。

先日、自爆事故で車を大破した。少なからず車の運転には自信があったし、自負も
有った。
積み重なった疲労も有ったが、年齢から来る老化が、集中力の持続を短くしていた
に違いない。
幸い他人に怪我などさせない自損事故ですんだが、精神的ショックは大きかった。
もう遠くの山には行けないかもしれない。

人生下り坂、行くべきか、行かざるべきか、悩みはつきない

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ガスが立ち登る那須の朝日岳・7月上旬


朝日岳のクサリ場直前の登り・同上


朝日岳のクサリ場を見上げる・同上


熊見曽根から見るクサリ場を登る登山者・同上


熊見曽根分岐直前のピークから見る朝日岳・同上


朝日の肩から熊見曽根分岐に向かう尾根から見る茶臼岳・同上


剣が峰の遊歩道から見上げる恵比寿岩・大黒岩・同上


朝日の肩から見る隠居倉方面・同上


峰の茶屋付近から見る隠居倉の尾根・同上


熊見曽根分岐手前から見る1900メートルの無名峰・同上
那須連山の中で、1900メートルの高峰なのに、名前のない不遇な山
熊見曽根分岐からここを超えていくと清水平に着く。



故郷の湿原を歩く

2014年07月04日 23時02分18秒 | アウトドアー

栗駒山の須川湖と秣岳(まぐさだけ)

岩手の実家に6時間かけて東北道を走り、次の日は盛岡の岩手医科大学に
献体した弟の遺骨を引き取りに行った。
献体して2年半、ようやく遺骨が戻ってきた。
大学では、献体した人や、病理解剖をした人を併せて64名の方々の
遺族と大学関係者や実際に解剖に参加した学生全員が参加して、厳かな
慰霊祭が行われた。
歯学の学生が、初めて解剖に参加して、緊張しながらも人体の構造が
教科書通りではなく、一人一人違っている事に気づかされ、貴重な
体験で生涯忘れることが出来ないとのべ、献体した人たちに感謝を
捧げると言った。
その言葉を弟が聞いたなら、献体した事に意味が有ったと喜んだ事だろう。

その後、葬儀まで2日間あるので、疲れ切った家内を連れて温泉のある
簡保の宿に泊まり、さらに栗駒山に連れて行き、家内は須川温泉に入り
その間、私は近くの大仁郷湿原を歩くことにした。
この湿原は、通称イワカガミ湿原とも言われているとか聞いた。


私の歩いた大仁郷湿原の付近図写真、湿原内は木道が施設されている
また北側の野鳥の森にも湿原があり、野鳥の森の湿原と呼ばれている
通称「秋田湿原」と言われているのがそれである。
いずれも付近一帯の湿原を含めているので、全部に入れる訳ではない。


大仁郷湿原の入り口に有る駐車場(無料) 奥に見える建物は栗駒山荘


駐車場の奥にある湿原入り口の標柱


池塘と木道


アカモノ群落


イワカガミ群落


タテヤマリンドウ


ツマトリソウ


モウセンゴケ


遊歩道に咲いていたスズラン





岩手から帰ってきました

2014年07月03日 10時16分37秒 | 旅行

岩手県花巻市石鳥谷町八幡地区の田んぼアート・松の木に寄り添うフクロウ親子
青森県の田舎館村から始まった田んぼアートは、今や全国に広がり、岩手県でも
数カ所で行われている。
石鳥谷町の八幡地区の田んぼアートも、2010年から毎年開かれている

場所は花巻市のホームページに出ている石鳥谷生涯学習会館前の土手から
東北本線の線路越しに眺める場所になっている。
そのため、普通に撮ると線路の上の架線が田んぼアートを横切る形になる
のが唯一の欠点である。

土手の上から普通に撮ると、ごらんのように架線が写ってじゃまになる
最初の写真は、土手を半分下って、架線が入らないように撮影したもの
その代わり横長のいびつな感じに多少なるが。


広角で全体の様子を撮ると、手前に東北本線の線路も入る位置である

上の写真は、遺骨を引き取りに岩手医科大学に行く途中の「道の駅」近くで
撮影したものである。


こちらは平泉で撮影したライスアートの弁慶、大雨の後で水がたまって
少々見にくいのが残念だった。


平泉のライスアートの場所は、この高舘橋の脇にある。