花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

下平塚の森のツリガネニンジン群落

2014年08月30日 21時50分57秒 | ボランティア

草刈りに行った下平塚の森で見たツリガネニンジンの群落


ツリガネニンジンの萼裂片は線形で縁に小さい鋸歯がある


名前が判らないが、昆虫が吸蜜に来た。


路傍で見かけたキアゲハ?

奥日光にヒカリゴケを見に行く予定だったが、天気予報を見て断念
家族を職場まで送った後、森ボラで何時も行っている下平塚の森へ
草刈りに行った。

草刈りの途中でツリガネニンジンの群落を見つけた。
周りの雑草に負けずに成長したのか、大きいものは私の身長よりも
高かった。

周りの草を刈ったら、ツリガネニンジンが花の重みで倒れてしまう
ので、篠竹を切ってきて支柱を作り、ガムテープで固定した。
こんな事が出来るのは、ノルマのない個人ボランティアの気楽さ
である。
と言うわけで、一番上の写真には、ガムテープも写っている(笑)

昼近くに雨が降ってきたので、車内に待避して暖かいコーヒーを入れた
午後は蔓を切って回り、9月の森ボラで栗拾いをするというので
栗の木の周りを草刈りしたが、蔓退治で疲れ果ててしまった。

そういえば、この前の8月のボランティアで、みんなで昼休みして
いたら、隣の林の中をハクビシンがノコノコ歩いていた。
私は初めて見たが、こんな平地の森の中に居るとは驚きである。
代表に聞いたら外来種だそうである。




ブログ読者と遭遇

2014年08月25日 22時27分51秒 | アウトドアー

筑波山梅林の見返り縁台から刈り取り間近の水田


マツカゼソウ

先日、広根場林道から東筑波ハイキングコースを目指したら
入り口からすぐの所で、花の写真を撮っている女性がいた。

軽く挨拶したら「ナンバンハコベをご存じですか?」という。
「いや知らないですね」と答えると、「ホームページをやって
いますよね」と言われた。

「いやホームページではなくブログならやっています」と答えると
「載っていた写真とそっくりなので」という。
確かに2~3度自分の写真を載せたかもしれないが、若干モザイクを
かけていたので、はっきりとは判らないだろうと思っていた。
びっくりである。

後で自宅に帰って検索すると、筑波山のナンバンハコベについてブログを
書いている人がいた。もしかするとこの記事を見て探しに来たのかな
それとも、この人と間違われた。でも写真に似ていると言っていたし
なまじ知ったかぶりの記事を書くものだから、知っていると思われて
しまったのだろうか。

それにしても筑波山ファンクラブ以外の読者に会ったのは初めてである。
「最近草刈りで忙しく、ブログを書いていないのです」というと
「草刈りでしたか」という。

途中でトレイルランと思われる人に出会った。
このコースでは、トレイルランの人によく出会う。
途中から国民宿舎に向かう林の道に入り、一休みしていたら3人の方に
追い抜かれた。

再び林道に抜けて、日陰で一休みして凍ったカスピスを飲んでいると
犬ずれの若いカップルが通りかかり、女性が「よい写真が撮れました?」
という。
「私は花の写真を撮っているのです」というと「この白い花は何という
花ですか?」と聞かれた。
それは私も知っている「マツカゼソウ」の花だった。
「マツカゼソウという花ですね」と答えると、男性を振り返って
「マツカゼソウという花だって」と教えている。

内心冷や汗ものである。知っている花を聞かれて良かった(苦笑)

さて本日も午後から通学路の草刈りをして汗だくになったが、昨日よりは
気温が低いので、熱中症の心配は無かった。
明日もこのくらいなら助かるのだが。


(茨城県が発行した筑波山の登山地図には、東筑波ハイキングコースには
マツカゼソウの群落が多いと写真と説明が出ています)








二つの番組に見る山岳ガイド

2014年08月19日 19時58分18秒 | アウトドアー

北条大池の蓮の花、残念ながらすでにピーク過ぎ、燧ヶ池も終わりだった


最近、二つのテレビ局が相前後して、知床の全山縦走の番組を
放送した。
一つはBSフジの「絶景百名山
もう一つはBS-TBSの「日本の名峰 絶景探訪」である。

この二つの番組を見て、山岳ガイドのあり方を考えさせられた。
ガイドをしておられる方が、登山者に何を知ってもらいたいのかと
何に重点を置いているのかによって、その山の印象が全く違ってくる
という事である。

一つ例をあげると、水場での対応の仕方である。
一人のガイドの人は、北海道の山では、エキノコックスというキタキツネが
媒介するという病気があり、それに水が汚染されている危険があるので
飲むか飲まないかは、個人責任で判断してくれと言います。

もう一つの番組では、そのような説明は一切されませんでした。
ところが、皮肉なことに、この番組ではその山頂をうろついている
キタキツネの姿をとらえているのです。
山頂に居ると言うことは、そこから下は、、、、ですね。

エキノコックスについてはこちらのページをご覧ください
北海道地域保健課

ガイドしながら、残雪の端を割って道を作っていく理由は、これから
芽生える高山植物を守るため、高山植物の生えてくる場所に登山者が
入り込まないようにするためだったり、自然を知り尽くした地元ガイド
ならではの配慮と解説がされます。

これから再放送の予定もありそうですから、まだ見ていない人は
是非ごらんになってください。
特にこれからガイドを志す方は、大いに参考になることでしょう。

下のリンクを張ってあるサイトは、知床関連の団体ですが
絶景百名山のガイドをされた方は、知床山考舎の方のようで
裏話も載っております。


羅臼ビジターセンター

知床山考舎

知床財団

また知床財団が運営している知床自然センターはこちらです



この幼虫は何者?

2014年08月14日 11時39分33秒 | アウトドアー

我が家の玄関前に現れた幼虫、おしりに突起(尾角)があるのでスズメガの
仲間であろうか。
歩くときはこの突起を前後にフリフリ歩くからおもしろい。
毛虫の仲間は、頭が丸いと思っていたら、これはヒルのようにのばして
歩く。ちょっと不気味だ。
この幼虫の名前の判る方は教えてください。
写真を撮った後、近くの林の草むらに放して来ました。





本日も草刈り

2014年08月11日 19時59分49秒 | ボランティア
昨日、雷で逃げ帰った下平塚の作業小屋周辺の草刈りに
本日も出かけて来ました。
風が吹いていても、暑さ急上昇、午前も午後も短時間で
切り上げました。

背の高い草を刈っていたら、いきなりでかいカブトムシが
転がり出ました。

カブトムシが草むらに?!
危なく刈り払い機で傷つける所でした。
無事で良かった。

とりあえず刈る予定の無い場所に放してあげました。



==========================================================

先日、おすすめ番組として紹介した「日本の名峰・絶景探訪」
9日は女優の西尾まりさんが飯豊連峰を縦走する内容でしたが
その前の8月2日の番組を録画していたので、見てみると

あの萩本欽一さんが作った野球チーム「茨城コールデンゴールズ」の
監督兼選手の片岡安祐美(あゆみ)さんが鳥海山に登るという
内容でした。
山に登る理由が、監督としてのプレッシャーに耐えられるような
強い人になりたいと言うのです。
鳥海山の固有種チョウカイフスマや花々に感動し、火山特有の岩場に
悪戦苦闘しながら何とか登った彼女。
翌日の日の出に思わす涙が、、、、、、

9月から始まるという大会に、彼女の強い姿がみられるでしょうか

撮りためてあった5月3日放送の「雲取山」は、なんとあの相撲の
舞の海さんが登ると言う内容らしいので、楽しみです。




草刈り中に雷で逃げ帰る

2014年08月10日 18時22分01秒 | ボランティア
本当は今日、筑波山の観察会の日だったが、昨日 早々と中止の
連絡が来た。
朝から一日雨を覚悟していたが、8時過ぎに一旦やんだので下平塚の
作業小屋周辺の草刈りに一人で出かけた。

フォーラムからは、13日にみんなで草刈りすると言うメールが来て
いたが、その日、私は病院の診察予約が入っていて、参加できないから
一人で出かけたのだった。

車を止める場所をNさんから聞いていたので、つくばハムの先の交差点を
左に曲がり、建築中の住宅の前を走ると、建築業者のトラックが何台も
止まっていて、不安になったが、行き止まりでさらに左に曲がると、草
ボウボウの細い道の先に、Nさんが言っていた様に、木製チップを敷き
詰めた駐車スペースが有った。
広いスペースと言っていたが、せいぜい2~3台の広さしか無い。

空を見上げると、黒雲が流れている。
多少の雨ならかまわないが、金属製の刈り払い機を持っているので雷が
怖い。
すぐに作業を始めたが、1メートルぐらいに伸びた草が、雨と風で
倒れているので、刈りにくいことおびただしい。

1時間ぐらいしたら、いきなりドカーンと雷が鳴った。
あわてて車の中に刈り払い機を入れて、作業中止。

全身汗だらけで、シャツもグショグショだった。
自宅帰ろうと思ったら、道は大渋滞、こんなに天気が悪くても皆さん
ショッピングが好きなんだね。


===============================================================


筑波実験植物園で咲いているサギソウ


同上


筑波山の登山道に咲いていたコバギボウシ白花


御幸ヶ原から女体山に向かう登山道に咲いていたイワタバコ

女体山直下のイワタバコは、何故かしおれて垂れ下がっていた。
猛暑続きで、今年はダメなのかな。

御幸ヶ原コースの最上部の階段脇には、昔から筑波トリカブトとジャコウソウの群落が
有った。
様子を見に行ったら、なんと草刈りされて、きれいさっぱり何もない。
一番奥に、かろうじて残ったジャコウソウの株が、いじけたようないびつな花をひっそり
つけているだけだった。
毎年撮影していた場所だったが、今年はあきらめるしかなさそうだ。
あの林道に行くしかない、などと思うのは私だけかな。



今週おすすめの山番組

2014年08月06日 22時33分11秒 | アウトドアー

鳩待峠から至仏山に登る途中で眺める尾瀬の笠ヶ岳
至仏山と同じ蛇紋岩の山で、中腹から山頂までお花畑が
続くすばらしい山だ。尾瀬ではこの山にしか咲かない
ミヤマムラサキが可憐だ。7月上旬が見頃。


上の笠ヶ岳が見える木道の脇には、アカフタチツボスミレの
大群落がある。葉脈に沿って赤紫色の斑が入る。
残念なことに、見頃は6月ごろなので至仏山に入山できる
7月には、残り花しかない。


2014年7月中旬、かろうじてアカフタチツボスミレの残り花を見た


さて今週のおすすめ山番組は、BS-TBSの「日本の名峰・絶景探訪」
である。
詳しくは下記のホームページをご覧ください。

日本の名峰・絶景探訪のホームページ

女優の西尾まりさんが、飯豊連峰を大縦走して飯豊の名花
イイデリンドウを探します。

さて録画はしているのだが、見ている時間が無くて、確かめていなかった
BSプレミアムの「グレートトラバース」
こちらのホームページで調べたら、あららもう筑波山は登ってしまったのね

グレートトラバース 日本百名山 ひと筆書き

明日は至仏山に登る予定なのね。




ツチアケビの不思議

2014年08月05日 22時58分00秒 | アウトドアー

ツチアケビの咲き始め


ツチアケビの実のなり始め

ツチアケビは、一般に腐生植物と呼ばれている、ラン科ツチアケビ属の
ランの花である。
腐生植物と呼ばれるゆえんは、葉を持たないため、光合成が出来ず
養分を根に入り込んだ菌類と菌根体を作って、そこから養分を得ている
と言われている。
(ツチアケビの場合は、木を腐食させる腐朽菌のナラタケに依存している
と言われている。)

研究者によると、ツチアケビの受粉は、ハナバチによって受粉していると
思われていたが、調べてみると自家受粉しているのがほとんどだという。

光合成をしないため、暗い林の中でも成長できるツチアケビは、他の植物
との競争が少ない、暗い林に進出したものと思われる。

そのような環境を好まないハナバチなどに、受粉を手伝ってもらう機会は
少ないわけで、そのような環境で確実に受粉するには、自家受粉しかなく
繁殖のために適応した結果なのであろう。

しかし、花の数に比べて、結実する数は少ないという。
それは人工的に他家受粉しても少ないという。

そのせいか、上の花の咲き始めのモデルは、実が2個しかついていなかった。
私がツチアケビを見た最初の場所は、那須高原だったが、それもやはり
実の数が少なく、わざわざ那須まで確認に行って、がっかりして帰って
きたのだった。
最初からそれを知っていれば、がっかりする必要も無かったのである。


==================================================================

NHKの連続テレビ小説「花子とアン

家内が毎日見ているので、私も時々見ているのだが、仲間由紀恵さんが
演じている「白蓮」、最初はあの有名な白蓮さんだとは思わなかった。

だが、物語が進むにつれて、あまりにも柳原白蓮さんに似ているので
調べてみたら、やっぱり柳原白蓮さんがモデルだと判った。

大正三美人と言われたという柳原白蓮さん、父の妹が明治天皇の側室
と言う名門の出ながら、15歳で子爵家に嫁ぎ、20歳で離婚、6年後に
25歳年上の炭坑王と再婚した。
この辺はドラマにも描かれているので、ご存じだろう。

私が調べて驚いたのは、駆け落ち後に結婚した人が、辛亥革命を支援した
宮崎稻天の長男と知ったからである。

それにしてもまあ、NHKの影響力の大きさには驚く
94年に林真理子さんが書いた「白蓮れんれん」が、16万部から
放送開始後に、51万部の大ベストセラーになったという。










県北の山で見た花

2014年08月04日 22時02分22秒 | アウトドアー

サギソウの咲く湿原で見たコオニユリ


誠に小さな花が点々と湿原に咲いていた。草をかき分けてみると
下にはモウセンゴケの葉が有った。モウセンゴケの花


草をかき分けてみたモウセンゴケの葉


林道で見かけたヤマハハコ


林道から見上げる植林地にヤマユリの花が揺れていた

コンビニでカルピスを凍らせたペットボトルを売っていたので
暑さ対策に買っていった。
それが正解だった。
半分溶けたボトルを首筋に当て、脳に行く血液を冷やした。

湿原からの帰り道、枝道の林道を歩いて探索した。
コバギボウシが無数に咲き、タマアジサイもつぼみから散り際まで
まるで生態観察の見本だった。
珍しくオオバギボウシが一本、すっくと立ち上がって七夕のように
花をつり下げていた。
遠くに白い花が見えたので、確かめに近寄ると、ヤマユリの花だった。
さらに遠く植林地の間にもヤマユリの花があった。
残念ながら、あの魅惑的な百合の香りが届かない距離だった。


昨年咲いたウバユリの花柄がそのまま立っていた。
本来なら、その根に新しい鱗茎が出来て、そこから今年の茎が出てくる
はずなのだが、今年の茎はどこにも無かった。
昨年は当たり年で、花をたくさんつけたから、養分が足らなくなったのかな







自生のサギソウを尋ねて

2014年08月03日 17時26分35秒 | アウトドアー

林道の木漏れ日


清流の音も涼しげに

昨年も尋ねた県北の湿原に咲くサギソウ、Windows 8にするとき
誤って写真を消去してしまったので、再び撮影に行った。
今年の変な天候のせいか、サギソウはまあまあだったが、他の花は
ビークを過ぎていたり、まだ咲いていなかったり、特に昨年は4日に
行って満開だったフシグロセンノウは、一株も咲いていなかった。

期待していたオオウバユリは、一本も咲いておらず、わずかに
ウバユリが数本、ピーク過ぎで咲いていた。

昨年10数本の花をつけて、オオウバユリとおぼしき株は、昨年の
花柄がそのまま残って、根本から出るはずの今年の株は無かった。

ピークを過ぎているウバユリの香りをかいでみると、薬くさい
ような変なにおいだった。
ウバユリは、一般に香りが良いと言われているのだが、ピークを
過ぎているせいだろうか、私の好みではなかった。


湿原の草むらに咲くサギソウ


サギソウは距が長く垂れ下がる





林道に咲くクモキリソウなどのランは、すでに花が終わっていた。

カンカン照りの湿原は、強烈な蒸し暑さで、林道を歩いて帰ると
シャツも汗でビショビショになっていた。

林道脇の渓流に降りて、冷たい水につけたタオルで体を拭くと
まさに生き返ったような心地よさだった。

行くときは高速を使ったが、帰りは一般道を走って、吾国山と
筑波山を越えてきた。
早くもヒグラシが一斉に鳴き、そこはかとない寂しさを感じる
山越えだった。





至仏山の怪しい水場

2014年08月01日 22時22分30秒 | アウトドアー

小至仏山のお花畑から燧ヶ岳と尾瀬ヶ原を見る


小至仏山の残雪と燧ヶ岳、2014年7月中旬

鳩待峠から至仏山に登るルートには、水場と呼ばれている所が
一カ所ある。


オヤマ沢の道標が立っている場所にあるのがそれだが、実はこれ
かなり怪しい水場だ


オヤマ沢の水場、バイブが設置されていて水が流れている
がこれはわき水ではない。沢水が流れているのだ。
この沢の上流をたどると、登山道からの水の流れも入り込んでいるという
以前、ベテランの方に聞いたが、この生水は飲まない方が良いよと
言っていた。
飲むなら浄化機を通してから飲んだ方が良いと言われたのだ。

そんならそうと、この場所に注意書きが有っても良さそうなものだが
未だに表示がない。
猛暑の夏、水場は登山者のオアシスだが、安全の保証がない。