花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

花友Kさん撮影の週刊・(習慣)湯ノ丸池の平の花

2019年07月29日 20時10分34秒 | 自然観察
弱り目に祟り目という言葉がありますが、このところの体調不良に加え、夏風邪を
ひいて、自治会の夏祭りの動画撮影で、カメラに付けたマイクのスイッチを入れ忘れ
動画の絵は綺麗なのに、無声動画になってしまってショックを隠せない私です。

そんなおり、花友Kさんから長野の湯ノ丸高原池の平で撮影した花の写真が送られて
きました。
という事で、とりあえず解説なしの花の写真を掲載します。
撮影日は、主に7月21日のようです。


リンネソウ1


リンネソウ2


リンネソウ3


リンネソウ4


リンネソウ5


ヒメイズイ


オオヤマオダマキ1


オオヤマオダマキ2


シナノオトギリ


カラマツのボックリ


ミヤマハンショウヅル1 (花後に花柱から長い毛が伸びるが、これは半熟の果実
完熟するとフワフワの羽毛状の形になる)


ミヤマハンショウヅルの半熟果実


ミネヤナギ


カワラナデシコ、(苞が3対以上あるものと書いてあった)


タカネサギソウ1


タカネサギソウ2


タカネサギソウ3


タカネサギソウ4


タカネサギソウ5


キソチドリ1


キソチドリ2


キソチドリ3


ホソバキソチドリ1


ホソバキソチドリ2


タカネニガナ


タカネニガナ2


ハナニガナ


シロバナハナニガナ1


シロバナハナニガナ2


ニガナ


シロニガナ


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花友Kさん撮影の高尾山の花

池の平の写真と一緒に送られてきた高尾山の花の写真です。
どうしても撮りたいと言っていたベニシュスランを撮りに行ったようです。
撮影は7月20日のようです。


ベニシュスランの正面


ベニシュスラン1


ヘニシュスラン2


ベニシュスラン3


オカトラノオに蝶


マムシグサの果実


ナンテンハギ









筑波山のタシロラン生態観察最終回

2019年07月25日 21時52分29秒 | 自然観察
筑波山のタシロランの自生地で続けてきた生態観察も、本日で終了です。
今年は、雨降りの期間が長かったせいか、観察を続けている途中でも、新しい
芽生えが有ったりと、楽しい観察ができました。

しかし、タシロランは、花が終わりに近づくと、花をつけたまま茎ごとバッタリと
倒れてしまうのですね。
実をつけるらしいのですが、結実した形がどうなのか、確認することができませんでした
実の重さが1000分の1gという極小の実だそうですが、この雨の中では遠くに
飛ばすことは出来なかったのではないでしょうか

そもそもタシロランそのものを見る機会がほとんどないので、これほどまでに
観察できたのは、幸運としか言いようがありません。
ピークを過ぎると白から茶褐色に変色して、少しみすぼらしい姿になり、茎ごと
倒れてしまうタシロラン。
ただし、これは私が観察した範囲の事であり、全部がそうなるとは言い切れません。


タシロラン


















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キツネノカミソリの咲く群生地に行ったら、先走りのキツネノカミソリが数本蕾をつけ
その中の2本が花開いていた。
本格的な花の時期は8月なので、芽が出てくるのはこれからだ。
春に行ったときには、葉っぱ沢山広がっていたから、花芽も沢山出てくると期待している。


キツネノカミソリ


キツネノカミソリの芽出し

ヤマユリの匂いがすると思ったら、遥か斜面の上でヤマユリが揺れていた
気温が上り、ようやく夏らしくなってきた。
数日前に、自宅近くの空き地で、ヒグラシの鳴き声を聞いた。
数年前に、ヒグラシの川柳を作って花友にイイネをもらったのを思いだす。

ヒグラシは、漢字嫌いで カナカナと mino爺謹製(笑)







空き地に植えた花シリーズ・クサレダマ

2019年07月23日 21時59分29秒 | 自然観察
このクサレダマと呼ばれる花は、日光の戦場ヶ原にアケボノソウの撮影に行って
よく見かけた花だったが、名前の発音が「腐れ玉」と聞こえるので、ずいぶんと
印象を悪くしている花だ。
クサとレダマを区切って読めばいいのだが、続けて読まれて損している花である。
落葉低木のマメ科のレダマという花木に似ているからと、草のレダマという意味で
名付けられたが、実際には花の形が似ていないから疑問の残る花の名前である。
(レダマはマメ科なので蝶形花である)

その草レダマが空き地で咲き始めた
サカタのタネで購入して、空き地に植えたものだ。


咲き始めた草レダマ


クサレダマの蕾と花アブ


クサレダマの花で吸蜜する花アブ


クサレダマの花姿と花アブ




林道歩けばハクウンランに当たる

2019年07月20日 04時06分49秒 | 自然観察
林道に入ったら、赤いテープをつけた野草が刈られていた。
刈ったばかりのようだなと思いながら歩いていたら、林道のずっと先の方で
ヘルメット姿の作業員が草刈りの最中だった。
一人の方が私の姿を認めて、他の作業否の方に声をかけて、作業を中断して
私を通してくれた。
夏の草刈りの大変さは、自分も経験で知っているから、ご苦労様ですと声を
かけて通り過ぎた。
そしてずっと奥の方にも車が止まっていて、別のグループが草刈り中だった。
どうやら何組かに分かれて草刈りしていたようだ。

明るくなった林道に、アブラチャンの青い実が、葉陰にひかり、誰が付けたか
名札を付けた若い木もある。
虫こぶだらけのマタタビが刈られて転がっていた。
このボコボコの虫こぶだらけの実が猫の好物だというし、果実酒や塩漬けに
するらしいが、虫こぶと聞いただけで私は引いてしまう。

草刈りの音が聞こえなくなったずっと奥で、花芽をつけた野草を確認して
歩いていたら、急に光が差して気温が上った。
お目当ての野草の花芽を確認できたので、帰ろうかなとヒニールを敷いて
ザックを下ろし、喉をうるおした。
何気なく回りを見まわしていたら、藪陰にちらりと白い花が見えた。
なんと数本並んでハクウンランが咲いていた。
犬も歩けば棒に当たるというが、mino爺はハクウンランに当たった。


仲良く咲き始めていたハクウンラン


ハクウンラン(白雲蘭)、ラン科チドリソウ亜科ハクウンラン属
和名は中井猛之進氏が朝鮮半島の白雲山で初めて採集したことによるという
根が退化して菌への栄養依存が強いと思われるとハンドブックには出ている
それでも、茎の下部に葉が数枚互生しているので、多少は光合成をしている
のであろう。
背の低い藪の中や、青木の木陰で咲いているのは、登山道で見ていた。
しかし、お立ち台よろしく、こんなに並んで咲いているのは初めてだ
(写真の中の花に虫がついているのに気付いたかな、mino爺の遊び心(笑))






旅をする蝶・アサギマダラを撮影

2019年07月17日 23時37分43秒 | 自然観察
海を越えて2千キロ以上も渡りをする不思議な蝶「アサギマダラ」長雨が続いて
なかなか姿が見られずにいたが、日が差した今日、ヒヨドリバナで吸蜜している
アサギマダラを酒寄の林道で見かけた。

二頭のアサギマダラが、羽を閉じたり開いたりしながら吸蜜しているので
邪魔しないように少し離れて撮影した。

前翅の翔脈の間の色が水色で、その色から青緑色の古称である「浅黄(あさぎ)」の
名前が付けられたという。
いうなれば浅黄色のマダラ蝶という意味である。

ウイキイによれば、和歌山県でマーキングして放蝶したアサギマダラが2500キロ
離れた香港で捕獲されたのが記録だそうである。
(2011年10月10日に和歌山から放たれ、83日後の12月31日に香港で捕獲された)
アサギマダラは、日本で唯一渡りをする蝶である。


アサギマダラ1


アサギマダラ2


アサギマダラ3


キャンプ場のファイヤー広場に、ネジバナの大群落が有った


そこに蝶が来て吸蜜を始めた。虫媒花だったのか。


キャンプ場のホウノキの果実が目立ってきた。
花の中心に雌しべが円錐状につくので、実はその一つ一つが集まって
集合果となる。秋には熟して赤くなる


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男はつらいよの寅さんの、少年時代を描いたドラマ「少年寅次郎」が、NHKで
10月19日土曜日午後9時からスタートするらしい。
と言っても主演は、寅次郎の育ての母の光子役を井上真央さんが演じるという。

男はつらいよシリーズでは、実母役をミヤコ蝶々さんが演じてたような。

原作は山田洋次監督で脚本を岡田恵和氏が担当するらしい。
寅さんの出生の秘密を明らかにするというから楽しみだ。





那須・沼ッ原湿原7月13日の花

2019年07月15日 22時59分20秒 | 自然観察
前日の天気予報を見て、午後からの雨降りの確率が高いので、隠居倉のお花畑は
あきらめ、沼ッ原湿原のトキソウとサワランを見に行くことにした。
毎年のように行っているのに、飽きることが無いのは自然の良さなのだろう。
朝5時30分ごろ自宅を出て、矢板まで下道を走り、矢板から黒磯・板室ICまで
東北道を走る。
那須ICの方が近いのはわかっているが、板室ICからの板室温泉経由で走る
沼ッ原湿原への道は、牧場などのある緑豊かな道で、さわやかさを味わうには
絶好の道である。


9時少し前に沼ッ原の駐車場に着いた。
先客の車が20台前後、周りの柵に沿って並んでいた。
霧が流れていたが、青空が所々に見えている。
白笹山が一瞬全容を表した。


雨でぬかるんだ階段道を下りて、湿原の入り口に行くと、ニッコウキスゲが
数株、花開いていた。
しかし見渡してももニッコウキスゲの花は、数えるほどしかなかった。
かつて見た一面のニッコウキスゲは、どうしたのだろうか。
調整池の下の展望デッキに行く木道で、カメラマンか一人、木道の間で咲いている
日光キスゲをローアングルで狙っていた。


草むらの中に咲くノハナショウブも元気がない。


展望デッキから見渡しても、草原が続くだけで、花の姿が無い。
熟年の二人ずれも、「花が無いですね」と嘆いている。


デッキのそばに咲いていたネバリノギラン、これは花に触ると粘るので
すぐにわかる。


今年は、雨続きで、池の水は多い


トキ色のトキソウ


中央の木道に左右には、トキソウが沢山咲いていた


草むらのトキソウ


バッタ付きのトキソウ


赤い色で草むらに有っても目に付くサワラン


サワラン


コバイケイソウ


離れていたので、同定できなかったが、おそらくキソチドリの仲間
と思われる。


サワラン


三斗小屋宿跡分岐の近くにヤマオダマキが一株、ひっそりと咲いていた


コバノフユイチゴ


時より大倉山・流石山の稜線がきれいに見えた


コバイケイソウのきれいな花が有った


アキノタムラソウ


湿原から駐車場に戻ると、白笹山に激しく霧がかかり始めていた。
時計を見ると11時少し前である。
早めだったが、バナナとパンを食べて軽めの食事をした。
もう少し天気が持ちそうなので、JAふれあいの森に行くことにした。


JAふれあいの森


おそらくクスダマツメクサという外来種だと思う


ウツボグサ


湿地の池が雨続きで広がっていた。
残念ながらミズチドリは、まだ咲いてなかった


ヤマノコギリソウ


原生林の端にズダヤキシュ


草むらの中にクモキリソウが咲いていた


クモキリソウのアップ


クモキリソウの唇弁が普通のものより薄く透き通っていた。

霧が濃くなり、風が吹いてきたので、雨が来るなと思い、急いで撤退することにした。
予感が当たり、車に戻ると雨がパラつきだしたのだった。


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筑波山の御幸ヶ原で七夕まつり

調べたい花が有って、御幸ヶ原に登って行ったら、七夕まつりの最中だった


御幸ヶ原の七夕祭りの様子


帰りに寄ったら、濃霧の中で神主さんたちの祝詞が行われていた





出店もあり、筑波山のトレイルマップを売っているというので、買い求めた
大判のトレイルマップで、1部200円であったが、筑波山の山道共有という
ステッカーが付録でついてくる。






那須のJAふれあいの森

2019年07月13日 22時28分37秒 | 自然観察
何かに食あたりしたらしく、体調が絶不調なので、JAふれあいの森の写真のみ
掲載します。
沼ッ原湿原と、7月6日の池の平の続きは、回復次第掲載します。ごめんなさい。


一面にマーガレットが咲き誇る「JAふれあいの森」
背景の山は、大倉山から流石山の稜線


あっという間に霧が背景を隠して、幻想的な花の草原になった。
遠く白笹山でカッコウが鳴いて、霧の中に吸い込まれていった。

笠間市北山公園のママコナ

2019年07月12日 17時57分34秒 | 自然観察
先日、観察会の方から筑波山のママコナの写真を送って頂いたので、自分の知っている
ママコナの群生地、笠間市北山公園の白鳥湖のそばに写真を撮りに行った。
数年ぶりなので記憶が曖昧だったが、藤棚の道を歩いた記憶が有ったので、それを頼りに
水車小屋の近くから入り、水辺の畔の藤棚の下の道を歩いた。
そして藤棚を抜けた先で、最初の小さい群生地を見つけた。
ああ、やっぱり有った と内心うれしかった。
だが本当の群生地は、まだ他にも有ったのだ。


雨の中のママコナ






ママコナの下唇には、米粒に似た白い隆起が二つあるのでママコナの名前が
付けられたという。


ママコナの花冠の横顔




群生地1


群生地2

後で気が付いたのだが、ママコナとミヤマママコナの違いを確認するために
下唇の隆起の奥の両側に、黄色の斑点があるかどうかがわかる写真も撮るべきだった
ミヤマママコナには、喉の両側に黄色斑があることと、苞に鋸歯が無いのがポイント
だった。





筑波山のバイカツツジとタシロラン

2019年07月09日 23時17分57秒 | 自然観察
筑波山にバイカツツジを撮りに行ったら、少し時期が遅れて花が散り始めていた。
この花の筑波山での開花時期が正確にわからず、去年も今頃だったなーと行ってみたのである
どうやら7月初めが良いのかもしれない。


バイカツツジ(梅花躑躅)、ツツジ科ツツジ属の落葉低木 分布 北海道、本州、四国、九州
山地の林縁などに生育する 花期は6~7月
葉が展開した後に、枝先の葉芽の下につく数個の花芽に1個ずつ花をつける。
花柄は長さ5ミリになり、短毛と腺毛が混じって生える。
花冠は白色で、径2センチの広漏斗形で皿形に広く開き、花冠の上内面に赤色の斑点がある。
雄しべは5本で、うち上部の2本は短く、ふつうは不稔で、花糸に白色の軟毛が密生し
下部の3本は長く、花糸に白毛があり、やや膝状に湾曲する。
果実は蒴果で長さ4ミリの卵状球形になり、褐色の腺毛が生える。
(手持ちの樹木図鑑に載っていなかったのでウイキイから引用)
真ん中の薄緑色に見えるものが、おそらく雌しべだろう。


短い雄しべの花糸に、白い軟毛が密生する








梅花躑躅の葉、互生する葉が枝先に集まって輪生状につく。
葉柄は長さ5~10ミリ。葉身は長さ2.5~5センチ。楕円形で先は短くとがり
先端に線状突起があり、基部は鋭形になる。
葉の表面には毛が散生し、裏面の葉脈の上に長い腺毛が生え、縁には鈍鋸歯があり
細い毛が生える。

登山道を歩いていたら、左右にギンリョウソウが生えていた
雨が降ったので、こんな時期に出てきたのだろう
よく似たアキノギンリョウソウは、上向きの蒴果になるが、本種は
メダマオヤジのような液果になる。


ギンリョウソウの実は液果になる。
ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじにそっくりである


猪にやられたのか上向きに倒れていたので、チャンスとばかり撮影した


木陰にギンリョウソウの群生が有った

先日、市内の森の公園でタシロランを見つけたので、以前筑波山で生えていた
場所の近くに探索に行った。
1グラムの千分の一のタネが飛んで生育地が変わっていくのだが、同じ場所に
生育する可能性もあると思って探しに行ったのである。
が世の中、そうは甘くない。
最初の平地にも、2回目の斜面にも生えてなかった。
風に飛ばされたとすれば、その方向はどっちか、などと考えて探すと、奇跡的に
一株、生えているのを見つけてしまった。
今回は重いカメラを持参せず、コンデジだけを持って行ったので、ピントは
カメラ任せなので、ピンボケはお許し願いたい。
それでも筑波山で3度目のタシロランの撮影なのでうれしさも格別である。


筑波山に咲くタシロラン


花の横顔


上から見たタシロラン


正面から見たタシロラン

ついでに、先日裏筑波で撮影した「コクラン」の写真を掲載します
毎年撮影していた場所が荒れ果ててしまったので、以前見かけた記憶を
頼りに探して見つけた撮影地です。


コクラン(黒蘭)、ラン科エピデンドルム亜科クモキリソウ属

筑波山の道路情報

朝日峠から辻に下る道路が開通してました。
路肩が崩落して、長い間通行止めだった朝日峠、修復工事が完了して
車で走れるようになってました。
いつ開通したのかわかりませんが、試しに辻まで走ってみました。
草刈りされておらず、路肩は草ボウボウですが、問題なく車で走れます。
辻の交差点の直前で、朝日トンネルからの道路と合流します。
ここが一番危ないかもしれません。朝日トンネルからの急坂を下ってくる車は
スピードが出てますので、合流は確実に安全確認をしてくださいね。






花友と行った湯ノ丸・池の平の7月6日の花

2019年07月08日 23時08分08秒 | 自然観察
日曜日7日と土曜日6日の天気予報を、金曜日の夕方に調べて6日に行きますと
メールが来たのは金曜日だった。

6日朝5時半、集合場所に行くと雨降りの天気、目的地の湯ノ丸も昨日の予報から
一晩で悪化して、午後は雨の確立が高くなっていた。
花友のお父さんも含めて総勢4人、それでも行くというKさんの一言で決行決定

湯ノ丸は遠い、3時間半かけて湯ノ丸の地蔵峠に着くと、前が見えないほどの霧が
カラマツ林を流れて、曲がりくねった湯ノ丸高峰林道を覆っていた。
雨が局部的に降ったらしく、ぬれた道と乾いた道が有った。
こんな濃霧でもライトもつけない車が突然下って現れたりして、独りよがりの
ドライバーにひやひやする。トンネルでライトをつけない人と同じで、自分の
車が相手から見えているかを気にしない人も増えた。

兎平の駐車場でトイレにより、避難所前から右へ村界の丘と見晴歩道を目指して
歩き出した。

今回、私たちが歩いた「池の平のコース案内パンフレット」
池の平インフオメーションセンター・避難所と書いてある登山口から出発して
村界の丘→雷の丘→雲上の丘→ピグミーの森→見晴岳→見晴コマクサ園→三方ケ峰
→三方コマクサ園→オトギの森→鏡池→放開口→東歩道→登山口と大外の一周コースを
歩いた。

今回の私の目玉は、「シテンクモキリ」でクモキリソウ属の新種である


シテンクモキリ(紫点蜘蛛切)、ラン科クモキリソウ属の自生の多年草
花が緑色のクモキリソウに似ているが、唇弁基部の溝が濃紫色になることが
名前の由来。
私が説明すると長くなるので、検索で「シテンクモキリ、研究」で調べると
ウイキイや博物館の堤千絵博士の論文や花さんぽさんのHPが出てくるので
そちらを参考にしてください。


シテンクモキリの唇弁、右上の花の唇弁の溝が濃紫色なのがわかる


シテンクモキリの花のつき方


シテンクモキリの群落
今までクモキリソウとして扱われてきた池の平のクモキリソウは、ほとんどが
シテンクモキリであるという。
昨年から調べている花友の案内で、登山口近くで撮影することができた。

登山口周辺で、もう一つ忘れてならないのが赤い縁取りのあるツマトリソウで
私は褄ありのツマトリソウと呼んでいる。


薄紅色の縁取りがあるツマトリソウ
ツマトリソウの名前の由来が、この縁取りにあることは何度も書いているので
今回は省略
言わばツマトリソウの本物である。
他の山では縁取りの無い白いツマトリソウばかりだが、池の平の登山口周辺では
毎年、縁取りのあるツマトリソウが咲く。
それでも登山口のインフォメーションセンター前にいた案内の方は、「ピークを
過ぎて、少し色が薄くなった」と言っていた。
ピークを過ぎると色が薄くなるのは、初めて聞いた。


シロバナヘビイチゴ


スズラン


ハクサンチドリ


アヤメ


水玉付きのツマトリソウ


ヤマドリゼンマイ


霧の登山道を登って行く


根性倒木の前を登る


草むらのオオヤマフスマ


岩陰にグンバイヅル


アヤノ咲く斜面


咲き始めたカラマツソウが下側の斜面に点在


またもやグンバイヅル
グンバイヅル(軍配蔓)、オオバコ科クワガタソウ属、別名マルバクワガタ
(分類がゴマノハグサ科からオオバコ科に変わった)

分布が長野県と群馬県のみの地域限定の野草、日本固有種 長野県の準絶滅危惧種
山地帯の林縁や砂礫地に生える多年草

茎は長く地上をはい、節から根を出して広がる。茎には開出毛が多い。
葉は対生し、広楕円形か楕円形、鋸歯があってやや厚い。
葉腋から高さ6~13センチの直立する総状花序をだし、多くの花をつける。
花柄には腺毛がある。花は青紫色。花期は7~8月
(信州の希少植物と森づくり希少植物図鑑から引用)

花冠は漏斗状鐘形で直径8ミリ、深く4裂する
雄しべは2語、雌しべは1個ある
果実は扁平な広楕円形で先端はへこみ、軍配状。(なのでこの名がある)
この部分は「山に咲く花」から引用)


アヤメ咲く斜面


ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、オオヤマフスマ、ミヤマニガイチゴなどの咲く
登山道の脇


わずかに褄ありのツマトリソウ


コケモモが登山道に続く


ゴセンタチバナ


ゴゼンタチバナの大群落、特に村界の丘付近はこの花が多かった


この日、数株見かけたオトギリソウ


シテンクモキリが草に紛れて咲いている


ハクサンシャクナゲ、7月に入ってようやく咲き始めた。
花友の好きな花で、この花を見ると声が高くなる(笑)


ハクサンシャクナゲ、花の内側に薄緑色の斑点がある


雷の丘に着いた。標高2108メートル 曇りで展望が無い


ナナカマドの花が見えた


花友がゴヨウマツの花だという


グンナイフウロ
なかなかこちら向きの花が無かったが、ようやくこちら向きの花が有った


森の中に終盤のイチヨウランが咲いていた


イチヨウランの咲く様子


まだ見ごろのイチヨウランも有った

続きはまた後で


真っ赤なレンゲツツジ


終盤のイワカガミ


林の奥にギンリョウソウ咲き始め


グンナイフウロ


グンナイフウロの白花、曲がり角に咲いていた


シャジクソウの白花


シャジクソウの白花を望遠でアップ


ミネヤナギ


ミネヤナギの綿毛


葉影のスズラン


ハクサンフウロ


ヒメイズイの開花した花の先の縁取りが可愛い


見晴岳の表示


クロマメノキ


シャジクソウ


ハクサンシャクナゲ


ミヤマハンショウヅル(深山半鐘蔓)、キンポウゲ科センニンソウ属
北海道~関東・中部地方の亜高山帯~高山帯に生える高山植物で、木質の
つる植物。
葉は2回3出複葉で、対生する。小葉は卵形または卵状披針形で、葉の質は薄く
縁にはあらい鋸歯がある。
長い花柄を葉の間から出して濃い紫色の鐘形で長さ2.5~3.5センチの
大きな花をつける。萼片は4枚で内側に白い花弁がある。
和名は、深山に生え、花の形が火事の時に鳴らす半鐘に似ていることから。
花期は6~8月


ミヤマハンショウヅルの萼片が落ちて、中が見えている
萼片の内側に白い花弁があると言われているが、どれが花弁か
分からなかった。
花が終わると花柱が伸びて褐色を帯びた羽毛状になると言われているので
オキナグサの果実のようになるのであろう。白髪頭と言った方が良いか(笑)


ミヤマハンショウヅルを正面から撮れる花が有った
雄蕊や雌蕊の数を書いた図鑑が無いので、正確にはわからないが、多数の
しべが見えているのであろう。


ミヤマハンショウヅルの花と葉


サラサドウダンが見ごろだった。


サラサドウダン(更紗灯台)、ツツジ科ドウダンツツジ属 別名フウリンツツジ
高さ2~5メートル、分布 北海道(西南部)、本州(兵庫県以北)、四国(徳島県)
深山の林内や林縁などに生え、北海道にまで分布するドウダンツツジの仲間では
本種だけ。花は鐘型で、花冠は5裂する。果実は楕円形で、熟すと裂開する。
花期は5~7月で、枝先に鐘型のかわいらしい花を5~15個吊り下げて咲かせる
花は帯白色または帯黄色で、紅色の筋が入り、花の先端は淡紅色となる。
和名は、この花の模様を更紗染めにみたてたもの。
花だけでなく秋には葉が美しく紅葉するので、庭木や公園樹としてよく植えら
れている。


花色の濃いサラサドウダン

続きはまた後で


市内の森の公園でタシロラン撮影

2019年07月07日 08時51分28秒 | 自然観察
以前は筑波山の登山道脇に咲いていたこともあるタシロランを市内の森の公園て
一株のみ発見し撮影してきました。
すでにピークが過ぎていましたが、久々のご対面なので、うれしい発見でした。


タシロラン(田代蘭)、ラン科エピデンドルム亜科トラキチラン属
花期 5~7月 分布 本(群馬県以南)、四、九、琉、伊 
環境省レッドリスト 準絶滅危惧種 
1906年に長崎県諫早市で田代善太郎氏が採集したのが最初で
和名はその発見者の名前にちなむ。

開花期の高さは、20~50センチ、花茎は黄褐色を帯びた白色、時には
大群落になる。
花序あたり花を5~30個つける
花は白色、長さ8~10ミリ。萼片と側花弁は狭披針形。唇弁は広卵形で
全縁、赤紫色の斑点がはいる。距は長さ4ミリ
(日本のランハンドブックから引用)
と説明文には書かれているが、この株は高さが12~15センチぐらいの
小さい株で、しかも一株しか生えてなかった。


タシロランの花アップ
赤紫色の斑点が透けて見えているのと、距が可愛く突き出ているのがわかる
この株は、ピークを過ぎているので、一番上の花だけ横向きで、後は全部
下向きに垂れていた。
葉緑素を持たないので、木材腐朽菌のイタチタケなどに栄養をすべて依存
している菌従属栄養植物

本来は熱帯アフリカ、熱帯アジア、さらには太平洋地域が知られ、ラン科の
中でも最も広く分布する種の一つだそうです。
種子が1千万分の1グラムというスバ抜けて軽いので、分布の拡大につながっている
と思われる。
花の寿命は短く、開花後3~4日で種子散布をし、地上部に8日しか存在しなかった
例もあるという。
主に熱帯雨林の林床に生えるが、暖温帯常緑広葉樹林まで進出している。
きわめて珍しい植物だったが、近年急速に分布を拡大し、関東地方では各地で
見つかっている。

(以上日本のランハンドブックからの引用と加筆)







会員から届いたママコナの写真紹介

2019年07月05日 00時13分53秒 | 自然観察
観察会の会員からママコナの写真が送られてきましたので掲載します。


ママコナ


ママコナ

ママコナ(飯子菜)、ゴマノハグサ科ママコナ属、花冠の下唇内面に2個並んで
隆起している白色の部分があり、これを米粒に見立ててこの名前が付いたという
山地のやや乾いた林下に生える半寄生の1年草。
7~9月、枝先に長さ14~18ミリの紅紫色の花をつける。
茎は高さが20~50センチになる。葉は柄があり、葉身は長卵形で長さが2~8センチ
幅1~3センチ、花の下につく苞は葉状で先がとがり縁にとげがある。
(花序に多数の苞葉がつき、その苞葉に1個ずつ花が付く)

よく似たミヤマママコナは、苞の先がとがらす鋸歯もないので区別できる。


庭のベニシュスランと野生のクモキリソウ

2019年07月04日 20時34分28秒 | 自然観察

庭に植えたベニシュスランの花
ダンゴムシに葉をかじられて、一時危なかったが、6月下旬から咲いている
これは山新で買ったものなので、たぶん園芸種だと思う。

筑波山の尾根にコクランの様子を見に行ったら、群落が壊滅状態、わずかに
残っていた一株が蕾だった
まずいコクランのモデルが無くなってしまう。
この花も、深く根を張るタイプではないので、イノシシなどに荒らされたら
それでおしまい。

これは最近撮影したクモキリソウ、雨に濡れて咲いていた。
これも筑波山では激減してモデル探しが難しい。

草むらに咲くクモキリソウ。


花友Kさん撮影・習慣(週刊)池の平の花・6月度ベスト写真集

2019年07月02日 23時46分04秒 | 自然観察
花友kさんが、私たちを案内してくれた回も含めて、3週続けて池の平に
かよった6月の、湯ノ丸・池の平の花の写真を「習慣(週刊)池の平花・
6月度ベスト写真集」として送ってくださいました。

何と言っても最初の目玉は「イチヨウラン」の写真から


イチヨウラン(一葉蘭)、ラン科イチヨウラン属
深山の林内に生える多年草。根茎は細く短い。葉は1個で卵円形で長さ3~6センチ
花茎は高さ10~20センチ、先に1個の花をつける。
萼片、側花弁は淡緑色で紫色の斑点がある。唇弁は3裂し、中裂片は大きく、白色で
紫色の斑点がある
花期5~7月 以上「山と渓谷社」の「山に咲く花」から引用
ただし「浅間・軽井沢自然観察ガイド」では、花期が5月下旬~6月下旬」と書いてある
ので、池の平の場合、6月上旬が最も良い時期と言えるかもしれない。


イチヨウラン
名前は茎の根元に一枚の葉がつくので「一葉蘭」と呼ばれる
それにしても、この時期のイチヨウランの数には圧倒された。


咲き誇るイチヨウラン、次から次へと見つかるので、目移りして忙しい(笑)


花友kさんによれば、イチヨウランの咲き始めのころは、スミレのように
葉が立っているものが多いという。

以下葉の立っている株の写真を掲載






知人のMSさんが見たいというイチヨウランを見てもらうため
小雨模様の天気の中、3時間かけて行った池の平、行ったかいがありました。

続いては、コマクサの咲いている砂礫地に咲いていた「イワハタザオ」


イワハタザオ(岩旗竿)、アブラナ科ヤマハタザオ属
深山に生え、高さ20~40センチ。茎に星状毛がある。根生葉は長柄がある。
茎葉は茎を抱き、長楕円形で長さ2~5センチ。
両面に星状毛があるが、無毛のこともある。
茎頂に白色の4弁花を総状に付ける。長角果は長さ3~6センチの線形で湾曲する
花期5~6月 分布 本(中部地方以北)
なお、根生葉の葉柄が長く、角果が長さ7~9センチと長いものを、シコクハタザオ
(四国旗竿)という。分布は、関東地方南部~近畿地方、四国、九州である。
(「山に咲く花」から引用)


イワハタザオの群落


イワハタザオのアップ


イワハタザオ

次は鏡池の近くに咲いていたヒメシャクナゲ


ヒメシャクナゲ


ヒメシャクナゲの群落

次は「ツガザクラ」


ツガザクラ(栂桜)、ツツジ科ツガザクラ属
高山の岩場の隙間や礫地に生える。小さく可憐な釣鐘形の花を
多数つける。和名は葉が栂に似て、花が桜色であることにちなむという
ツガザクラには、いくつかの種内変異が知られていて、萼と花柄が緑色の
アオジクツガザクラ、花が上向きのものは「ソラムキツガザクラ」と呼ばれる
と書かれているが、ソラムキツガザクラとは笑える(笑)
この写真の花の上に注目、Kさん狙って撮ったのかな。


ツガザクラ



ツガザクラのアップ
花友Kさん曰く「なかなか見れないレアショット、死にそうになりながら撮った」
さぞかし息をつめて撮ったのであろうと想像すると、、、、、、。

次は栂などの樹林の下でよく見かけた「ツバメオモト」


ツバメオモト


ツバメオモト
花友が「ふわふわだった」と書いてよこした

次は「ツルツゲ」三方ケ峰と池の平の間の岩場に咲いていた


ツルツゲ(蔓黄楊) この花については、6月17日付の開花情報には出ていたが
「花かおる湯ノ丸・高峰高原」という花図鑑には記載されていないので、福島の
「吾妻山の植物」から引用する。
常緑の蔓状小低木で、雌雄異株。枝は細長く横にはい、所々で根を出し よく分枝し
上部は少し斜上する。葉は互生する。葉身は細長く楕円形で長さ2~3センチになり
葉質は硬く革質で表面にしわがある。
葉縁には少数の鋸歯がある。花期は6~7月ころで葉腋に白花をつける。
雄花は数個ずつつき、雌花は1個ずつつく。花のあと赤色ので球形の核果をつける
和名は、イヌツゲの仲間で、蔓状に伸びているので。
「ツゲ」とは「次ぐ」から転化したもので、葉が次々とついているから名付けられた


上の説明からすれば、これは花が数個ついているので雄株のツルツゲとなるであろう
(ああ疲れた(笑)) Kさんビジターセンターで次回確認してくださいね。

追加説明、名前にツゲとついているが「ツゲ」とは全く別物で、モチノキ科モチノキ属
に分類される植物。

「ツゲ」はツゲ科ツゲ属で、葉が対生するのに対して、ツルツゲは葉が互生するので
見分けられる。
同じモチノキ科モチノキ属にはイヌツゲがあり、同じように葉が互生する。

次は花友が探していた「ヒメイズイ」


ヒメイズイ(姫萎蕤)、キジカクシ科アマドコロ属
萎蕤とは、アマドコロ類の根茎を乾燥したもので、滋養強壮薬。
なので、ヒメイズイとはアマドコロに似ているが小さいのでヒメが
付けられたもの。
山地や海岸に生える多年草。茎は高さ20~50センチ、稜角がある。
葉は長さ4~7センチ、ふちと裏面脈上に小突起がある。
花は葉腋から1~2個下垂し、花筒は長さ1.5~2センチ
花糸に乳頭状突起がある。液果は球形で直径8~9ミリ、黒紫色に熟す
花期 6~7月 分布 北、本(北部、中部地方)、九


ヒメイズイ 乳頭状突起?が見えているのか(笑)



ヒメイズイ
内花被片3個、外花被片3個 花被片の先は緑色で、突端に白い毛状
突起がある
葯は6個で花糸は花被片に中央の先まで合着している


ヒメイズイ

次は変わり色シリーズと銘打って送られてきた花?


ショウジョウバカマのピーク過ぎ、私はキバナショウジョウバカマと親父ギャクを
言ったが、信じる人がいたらシャレにならないが、探すと結構見つかった。


レンゲツツジの赤みの少ない花、湯ノ丸のレンゲツツジは国の天然記念物に
指定されている。
通常はオレンジ色の花が中心だが、花色は赤から黄色まで色々あるという。
その中でも黄色の花は「キレンゲ」と呼ばれるという珍しいタイプである
これはそのキレンゲに近いタイプと思われる。
キレンゲは珍しいゆえに盗掘が相次ぎ、今ではまれにしか見ることができないという
花探索隊長のKさんが目ざとく見つけて激写したのはさすが👏


コマクサ(駒草)の白花、コマクサの名前の由来は、つぼみを横から見ると馬(駒)の頭に
似ていることによる。
丁度この白花は蕾状態なので、名前の由来がわかる。
コマクサ(駒草)、ケマンソウ科コマクサ属 別名カラフトコマクサ
古い分類ではケシ科になっていたが、現在はケマンソウ科に分類が変わった
花弁は4枚で、外側の2枚がくるりと反転し、その基部は袋状に丸く膨らんでいる
内側の2枚の花弁は、剣のようにまっすぐ突き出している。
他の植物が進出しない風の強い砂礫地に、深く根を下ろし、気品高く咲くさまは
まさに高山植物の女王と呼ばれるにふさわしい。


やりましたねKさん、コマクサの赤白競演
なお、コマクサの白花品は「シロバナコマクサ」というと「高山に咲く花」
には出ている。

次は「イワカガミのある風景」として送られてきた写真


倒木の根元にイワカガミが群生している
この唐松の倒木は、私も毎回撮影している「根性倒木」で、枝がまっすぐ
天を向いて林を作っている。
時々、疲れた登山家が腰を下ろして休んでいる人助けの倒木でもある


木道を歩くと湿原に生えている唐松の根元に、無数のイワカガミの
群落が見える。
今年は「イワカガミの当たり年かね」と話しながら見とれていた。
霧が山を駆け上がっていく。

次はオオヤマフスマのアップとツマトリソウの花と蕾


オオヤマフスマのアップ写真
オオヤマフスマ(大山衾)、ナデシコ科オオヤマフスマ属、別名ヒメタガソデソウ
追記、改訂新版の「日本の野生植物4」では、ナデシコ科ノミノツヅリ属に分類
されているというので、そちらが正しいかもしれないが、私は持っていないので各自確認してください

山地の草原や道端になどに生える多年草。
高さ5~20センチ。茎は有毛で細く、上部で分枝する。葉は対生し、楕円形~長楕円形
で長さが1~2センチ、3脈が目立ち、両面に細毛がある。花は白色の5弁花で直径が
約1センチ。花期6~8月 分布 北、本、四、九



ツマトリソウ


ツマトリソウの蕾
一瞬別物と思ったというツマトリソウの蕾の写真

最後はkさんが「美人妻」と書いた褄ありの「褄取草」





まさしく褄取りにふさわしい色がついているツマトリソウ

恥じらいて つけたか紅の 褄の色 乙女の花の 夏の始めに
褄ありツマトリソウにちなんでmino駄歌進呈(笑)