幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

一抹の寂しさ

2017年08月03日 23時14分08秒 | 日記・エッセイ・コラム
私は本を読むのが好きです。
時間がある時には、気がついたら朝だったということがあるくらい、読むときは集中して読んでしまいます。
そんな私が欠かさずに読んでいるブログが「UPテスト理事長のブログ」です。

私の塾業界における師匠の一人(と勝手に思っている)梅野弘之先生のブログです。いつも示唆に富む文章の数々をみて、「いつかはこんな文章を書いてみたいな~」と思いつつ読んでいます。

そんな梅野先生の数あるブログの中で、昨日の記事はとても心に残るものがありました。

先生と呼ばれる仕事は、最終的には生徒さんの自立が目標です。
一人で学ぶことができるようになる、それが目標です。もっと言えば、自立して生きていくための“お手伝い”が私たちの仕事です。

でも、梅野先生が書かれている通り、私たちの仕事が成功をし、生徒さんが自立をすると、生徒は私たちを必要としなくなってしまいます。実際には「自立したので塾を辞めます」というような途中でいなくなるということはあまりありませんが、最終的には卒業をしてこの塾を去っていくことは、変えがたい事実です。

いつまでも慣れ親しんだ生徒さんに「せんせー!」といわれたいという気持ちもあります。でも反面、この場を必要としなくなるほどに自立をして、一人の人としてしっかりと歩んでいって欲しい、そんな気持ちもあったりします。どちらも偽らざる本心で、その葛藤もあります。

でも、いつまでも「せんせー!」と呼ばれたいは、自己満足なんだろうと思います。
生徒さんのことを思えば、この場を必要としなくなるほどしっかりと自立した人になってもらうこと、それが生徒さんにとっても本当の幸せなんだろうと思います。

今は夏期講習で生徒さんと一緒にいる時間が長くあります。
休み時間にいろんな話をしたりする機会も多く、今までは見えなかった生徒さんの新たな一面を見る機会も増えてきています。そんなふうなときだからこそ、「いつかこの子達と別れなければならないときが来る」という現実に、一抹の寂しさを感じてしまいます。

でも、だからといっていつまでも感傷的になっていても仕方がないですよね。
生徒さんのために、今できるたくさんのことをしっかりとしてあげること、いま伝えることのできる様々なことをしっかりと伝えていくこと、これが大切なんだろうと思います。

何かの縁で出会った生徒さん達とのこの縁を、しっかりと実りあるものにしていくこと、それを私はしっかりとしていかなくてはならないのかなと思います。

時の流れは実に速くて、16期生の皆さんと一緒にいられる期間も、だんだんと限られてきました。生徒の皆さんはまだ自覚していない人も多いようですが、皆さんがここから旅立つ日はそう遠くありません。

心の中でいつか別れゆくとわかっている一抹の寂しさを心にしまって、明日も生徒さんと一緒に頑張っていこうと思います。

頑張ろうね、16期生の皆さん!
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