カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

佐賀でどこに行こう!

2014-09-25 | 掲示板

 先日佐賀での研修会の後、少し時間もあるので、ミニ観光でもして帰ろうという事になった。なったのだが少し困ったのは、どこに行くのか明確に決められないのだった。会場は佐賀市内だからほぼ県の中央という感じ。どこに行ってもいいんだけれど、北に行くとなんとなく帰るには遠ざかる。しかしながら帰り道となると、極端に選択肢が狭まる感じもする。その上にというかその前にというか、そもそも何処だという明確さが思い浮かばない。例えていえば、長崎だとグラバー園だとか眼鏡橋だとかそういう感じ。
 吉野ヶ里があるじゃないか、とか唐津の虹ノ松原があるじゃないかとか、まあ、いろいろあるんである。でも行きたい! という感じがなかなかしない。ずいぶん前だけど行った事があるというのはある。何しろお隣の県人だから知らない場所ではない。恐らくそういう感じはある。でも行こうか、というと皆がなんとなく沈黙してしまう。「何処でもいいですよ」という声は聞こえるが、「そこでいいです」が聞こえない。
 昼時だからおみやげ買って飯食って考えよう、という事になる。問題の先送りである。で、ようかん買って、何食うか、でまた「……」が続く感じ。
 考えてみると佐賀だと何食うか。近年シシリアン・ライスがあるとは聞く。それでいいかというと、いまひとつのインパクトらしい。佐賀のちゃんぽんやラーメンがあんがい旨いのは知っている。テレビの影響もあるのか、キクラゲがのってるらしいこともあんがいメジャーなようだ。それに確かにこれは面白く旨い。さらにうどん屋なんかもけっこういけるところはあるようだ。でもまあ、それらのスペシャル感というより、日常感の方が強い感じだ。ここに来た、だからここで食う、が弱いのかもしれない。
 こういう感じは、なんとなく佐賀が損しているような印象がある。いろいろあって皆美味しいことは分かっているのに、佐賀の名物って感じがまったくしない。いや、特色があるんだから名物なんだろうけど、本当に佐賀独自っていう感じが乏しいのかもしれない。
 でも佐賀では有名なとんかつ屋があるというので、「きのや」というところでとんかつを食った。庶民的で旨かったので、これはこれで良かった。でもなんとなく僕は知らないといえば知らない感じがあって、たとえば鹿児島のとんかつのようなインパクトがやはり薄い感じがするのかもしれない。旨いのにそんな文句をいわれる筋合いは無いのかもしれないが、そんなことを思って、しかし美味しくいただきました。
 で、やっぱりどこに行く? ってことになるんだが、まあ、ドライブがてら、結局少し北に上ることになったのだった。(つづく)
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