~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

刺激的なお話し

2017年06月15日 | 旅行・お出かけ・散歩
英会話のクラスに新人さんが入られました。
これで我がクラスの構成は、新米アメリカ人講師Benと、Benの英語について行くのに必死な私達3人、それに助け舟として入ってくださったYoko先生ということになります。

レッスン後、生徒の3人でお茶しました。
そして私たちは新人のR子さんに物凄く刺激的なお話しを聞くことになります。
英語力としては私達とどっこいどっこいにお見受けするR子さんが英語を習いたいと思われた動機は、海外旅行をして「英語が喋れたらなぁ」と思ったから。ここまでは普通です。

彼女にそう思わせたのは2か月に及ぶスペイン巡礼の一人旅だったそうです。(夫を日本に残してですよ^^)
日本語しか喋れないのによく行ったわね~!
普段から体を鍛えているわけでもなく、聞いていて「勇気ある~!」を通り越して無謀とさえ思えるお話しでした。
写真を見せてもらいながら、沢山のエピソードを聞きました。途中の景色がそれはそれは素敵でした。
「アルベルゲ」と呼ばれる巡礼者のための宿に泊まりながら1日6時間くらい歩いたのだそうです。巡礼者どうし助け合いながら。アルベルゲは素泊まりで750円位らしいです。ベットで、持参した寝袋で寝るんですって。午後2時にはアルベルゲに入って、シャワーして洗濯して、食料を買いに出ないとお店が早く閉まってしまうこと、食料の調達が一番困ったとか。野グソのこと。貧血で倒れて病院に運ばれたこと。巡礼者の中には病気をおして歩いている方もいる事。「もういやだ、かえりたい、もういやだ」とつぶやきながら歩いたこと。目的地に着いて〇◇✖(香炉?)に抱きついた時、ヴァ~っと涙が溢れたこと。

そして巡礼の旅で知り合いになったイタリア人を訪ねて、イタリア一人歩き旅にも行ったんですって。
イタリアの郊外の街道?の写真を見せてもらいました。細い石畳の道で廻りに町はなく、ただローマ時代のような遺跡が点在していてもっと歩きたかったって。

彼女は65才で定年になってからそんな旅を始めたんですって。今は多分70代前半かな?
すごいなぁ!
何かをするのに今からでも遅くないって勇気を貰いました。