アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

スプリングエフェメラル

2017-02-25 16:35:33 | Weblog
 このところ続いた強い風も弱まり、25日の東京は好天に恵まれました。気温は12度をちょっと上回ったくらいでしたが、風がないぶん日射しが暖かく、冬の寒さから解放され春を感じる一日でした。フクジュソウの黄色い花の鮮やかさが目に染みる季節です。元日草との異名もあるフクジュソウですが、正月に出回るのはハウス栽培されたもので、自然に咲く花は2月に入ってからですね。これから開花を迎えるカタクリなどとともに、春先に花を咲かせ、夏まで葉ををつけると、後は地下で過ごす草花をスプリングエフェメラルと呼んでいます。「春のはかないもの」「春の短い命」という意味で、「春の妖精」とも呼ばれます。

 これら妖精たちは光や温度に非常に敏感で、曇り空や気温の低い日は花が開かず、日中も日が遮られるとあっとう言う間に花がしぼんでしまいます。また日が当たると花が開きますが、カタクリやイチゲなどもそうですね。寒い時期に咲くので、花が開いたり閉じたりすることで花の中の温度を下げないようにしているといいます。他の花より先に開花し、春の花を代表するフクジュソウは、花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘うのだそうですが、へえ~ですね。ただ、きれいな花ですが根は毒性が強いので注意が必要です。花言葉は永久の幸福、祝福など。
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