対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

奇数の奇跡

2015-10-08 | ノート
奇数の奇跡とは、奇数の逆数のプラスマイナスを交互にたしていくと円周率πと関係するライプニッツの級数を指す。「奇数の奇跡」という表現を初めて知った。(『ニュートンとライプニッツの微分積分』吉田信夫著)
  π/4=1-1/3+1/5-1/7+1/9-1/11+1/13-1/15+………

結びつけているのは次の無限等比級数である。
  1-x2+x4-x6 +x8-x10+ x12-x14+………

右辺は上の級数のそれぞれの項を0から1まで定積分するものである。
  x-x3/3+x5/5-x7/7+x9/9-x11/11+ x13/13-x15/15+………

左辺は上の級数の和を求めて、これを0から1まで定積分する。
  1/(1+x2)

これは三角関数の置換積分で行われるが、このとき円周率πが自然と出てくる。
  0=tan0 , 1=tanπ/4

不思議な関係式である。奇数の奇跡!
  π/4=1-1/3+1/5-1/7+1/9-1/11+1/13-1/15+………

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